LINDBERGの14作目となるオリジナルアルバム。まさかのインディーズでのリリース。ということで、話くる言えばメジャーから突き放されてしまったけれども、引き続き自分たちのロックを貫く姿勢はかっこいいね。
さて、今作は10編のストーリーを展開。1曲1曲に主人公がいて、しかも主観ではなく、渡瀬マキの独自観点から書き上げた歌詞に注目。それぞれにモデルとなる人物がいて、副題の数字はその人の誕生日でしょう。
しかし、同時発売となったシングルが、今までのLINDBERGのイメージからかけ離れていて、びっくりするんだよね。重たく暗く、喪失感を漂わせてきます。
新境地なんだろうけれども、この印象が強すぎて、アルバムも全体的に重た目の雰囲気。特にジャケットの渡瀬マキの表情がなんとも言えないくらいに虚しさを見せる。