Futurama
8,061円
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次世代バンドと称されては、つねに注目されるSUPERCARの、3枚目のオリジナルアルバム。
前作のスペシャルアルバムを経ての今作は、過渡期というか転換期というか、シフトチェンジに入った音を届けてくれる。 シングル「FAIRWAY」で大胆に打ち込みを導入して驚かせたと思ったら、続くシングル「White Surf style 5.」で、デジタルサウンドを目指している彼らの勢いがで伝わってきました。
そして辿り着いた今作は、デジタルサウンドをメインに、これまでのギターロックをいい塩梅で加えて聞かせてくれる全16曲。 まったりとしているものから、勢いよく攻めてくるものまで、ベースとしてはこれまでのSUPERCARらしさは出ているんだけれども、 やっぱり音に新しさが加わって、全く違った印象を放ってくる。
正直、いしわたり淳治の歌詞もいいんだけれども、このサウンドに乗ってくると、あまり意味をなさないものになってしまう気がする。 音にこだわる部分と、言葉にこだわる部分と、このころから歪みが生じてきたのかなと勘ぐってしまう。
でも、やっぱりこのアルバムは好きだな。M-10「Karma」からM-11「FAIRWAY」の流れは最高です。