星野源 「ばかのうた」 | DJ tamaのCDラック ~6000枚の中からchoice!

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溜まりに溜まった約6000枚ものCDを中心に、1枚1枚紹介していこうと思います。ひとまずは、がんばって1日に1枚のペースで書けたらいいなぁ。

 

ばかのうた ばかのうた
2,338円
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SAKEROCKのギタリストでもおなじみ、星野源が放つ初のソロアルバム。その飾らない言葉、そしてメロディに親しみを覚えるような、柔らかさや温かさに溢れた1枚。


普段の生活をしながら、ふと思ったことを口ずさむような、そんな身近な風景を切り取った歌詞を、まったりとしたメロディに乗せて歌います。アコースティックギターはじめ、マリンバやマンドリン、バンジョーなどを巧みに操る星野源。参加ミュージシャンも、伊藤大地や伊賀航、高田連などが名を連ねます。


全15曲中、2曲はインストで1曲が細野晴臣作曲というコラボナンバー。



「21世紀型HOSONO HOUSE」なんて言われてもいるけれども、さらに進化して「HOSHINO HOUSE」のような感じだね。おじいちゃんとおばあちゃんを題材にした老人三部作「グー」「茶碗」「老夫婦」の温かさ、好きだなぁ。



ただ、幾つかの歌詞は明るそうに見えて、実は暗い。時に死を感じさせるような表現は、人生一度きりだけれども、常に死と隣り合わせということを、優しい言葉で語りかけているようだ。やはり、幼少期にうんこを漏らして死にたいと思った星野源だからこその世界なんだろうね。