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黒沢健一のベストアルバムは、これまでのキャリアを総括するかのように、L⇔R時代のナンバーから、近年ソロで発表した楽曲をEric Rosseが選曲、プロデュースした異質な1枚。
ニューヨークのミュージシャンたちによって演奏された楽曲の深みが、これまた新鮮。黒沢健一も歌に徹することができたんじゃないかな。オリジナルの曲からガラッと印象を変えてきたりもするけれども、あの頃の色がより鮮やかになって衣替え。「HELLO IT'S ME」「KNOCKIN' ON YOUR DOOR」など、L⇔R時代の楽曲も、アプローチを変えて、よりアダルトフレバーを含んだロックサウンドに仕上がってかっこいいね。
トータルでプロデュースされているので、音によるバランスは全体的に統一されていて、ベストアルバムでもあり、新しい作品としても聞くことができますね。「ブルーを撃ち抜いて」の選曲は意外。