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スコットランドはグラスゴーから登場した4人組、Franz Ferdinandのデビューアルバム。古臭さを逆に武器にして、ロックンロールで踊らせる巧みな作品で、ニヤッとさせられるね。
かき鳴るギターと高鳴るビート。ブレイクしたシングルナンバー「Take Me Out」はじめ、
「The Dark Of The Matinee」「This Fire」などなど、デビュー曲を初め、5曲もシングルナンバーをぶっこんで、Franz Ferdinandが様々な角度から攻めてくる。
でも、突出すべき新しさっていうのは特に感じさせないんだよね。それが、かえってアルバムのイメージを作り上げたのかもしれない。バンド名がデカデカと表示されたシンプルなジャケットといい、アートロックと称される彼らの思いの詰まった1枚は、実はシンプルだったりも。いかにもイギリスな階級社会を感じさせる面もちらほら曲中に覗かせる。
それでいて、ポップに突き進むところはさすがですな。このノリ、このセンス、好きだなぁ。芸術肌を見せるその歌詞も面白い。あと、プロデューサーがトーレ・ヨハンソンということに驚きなんだな。スウェディッシュポップの名プロデューサーが、ブリティッシュロックも手がけるとはね。なるほど、キャッチーながらにいい意味での粗さもあって、いい仕上がりです。
日本盤は、ボーナストラックに1st、2ndシングルのc/wナンバーを収録。この4曲もフランツ節炸裂で、キャッチーに仕掛けてくるんです。