小沢健二 「Eclectic」 | DJ tamaのCDラック ~6000枚の中からchoice!

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溜まりに溜まった約6000枚ものCDを中心に、1枚1枚紹介していこうと思います。ひとまずは、がんばって1日に1枚のペースで書けたらいいなぁ。

Eclectic/小沢健二
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音源としては、シングル「春にして君を想う」以来4年ぶり、オリジナルアルバムだと「球体を奏でる音楽」以来、実に5年半ぶりとなる4枚目のオリジナルアルバム。

すっかり姿を隠してしまったので、このアルバムがリリースされたときは本当にびっくりした。

このアルバムでは、すでに“おざけん”はいなくなってしまい、小沢健二というアーティストのみが現れるようになった。


サウンド面でも、アコースティックが前面に出ていた前作からいっぺん、プログラミングビートを思わせるようなクールなトラックが多く占めている。

この心境の変化は一体ナンなんだろうか。誰もが悩み、戸惑っていたが、小沢健二自身は多分何も驚くことはないと思っているに違いない。


つまり、予想以上に周りが“オザケン”サウンドを求めていたからだと思う。

ある種、“オザケン”を過去のものにして、ぶち壊した結果がこのアルバムなのかもしれないね。

ちなみにタイトルの意味は「折衷的:いくつかの異なった考え方のよいところをとり合わせて、一つにまとめ上げること」だそうだ。