- 小沢健二
- 犬は吠えるがキャラバンは進む
小沢健二の記念すべきソロデビューアルバム。タイトルがまたいいじゃないですか。本人曰く、アラビアのことわざなんだけれども、意味はわからないんだって。文学的というかね。
やっぱりフリッパーズ時代の音とはちょっと違う路線を行ってますね。軽快なアコースティックサウンドだったフリッパーズに比べて、小沢健二のこの作品では、よりコアというか奥に入ったアコースティックサウンドで、小沢健二の音を表現している。
特に大作「天使たちのシーン」には、何か胸を打たれるような思いになります。さすがは13分。
これが全ての始まりというわけではないんだけれども、次作の「LIFE」にたどり着くという事が、このアルバムからはまったく感じ取れませんね。