【幻】モーニン・ブルーズ 2023/09/16 | 澤田修ブログ

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ラジオDJ、ナレーター、音楽ライター、肉好き男、
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TM. Walikin’ Blues「アサー」入り /  Paul Butterfield Blues Band

-R.Johnson-  Rhino 8122 798434 0

 

N   アサーッ、今朝も「幻」です。今では大学校の夏休みは8月、9月の二ヶ月と

 いうのが多いらしいですね。その後10月になって、「後期」を切りよく始め

 るようになっているようです。確かに効率的でしょう。特に今年のように9

 月がこんなに暑ければ、余計にそんな気もします。今週も12、13、14日と、

 暑かったですね。秋はまだまだ来ないようです。もうとっくに涼しくなって

 いいのに。

  それでも今朝の「幻」は、この歌で始めます。

 

M01夏の日の恋(4’13”)ベイス・ソニクス

-M.Steiner-  ユニバーサル MVCL-249023

 

N  ベイス・ソニクスで「夏の日の恋」、これも低音尊重仕様です。夏季バケイションに恋人 

 が出掛けている間、鬼のいない間のなんとやら、とばかりに「夏の日の恋」

 をしていた貴方、シバキ倒されますよ。ドツキ回されますよ。ご注意下さい。

  この歌は70年代に本人名義でディスコ調の再演奏仕様が流行りました。わた

 しは観ておりませんが、元々は確か古典的な映画主題曲だった筈です。今お

 届けした低音尊重仕様は1998年の発表ですから、「夏の日の恋21」とでもし

 ていたら、ヒットしていたかも・・・あ、それはないですね。

  ベイス・ソニクス、「夏の日の恋」低音尊重仕様でした。

 

M02.Ooh La La(4’26”)ザ・シンデラス

-unknown-  BSMF  REDN-0045

 

M03,Our Love(2’47”)レヴリ

-Imprimes-  BIG CROWN AMP-0329

 

N ここのところ新録の新譜不足で苦しんでいました。コメント欄のご投稿にも「い

 つも以上に旬で回想モード」なんて頂いてもいました。決して「夏メロ」に特

 化している訳ではないのですが、どうしても「昔」の「いい感じ」の音楽中

 心になってしまいます。

  配信の世界はいざ知らずですけれど、特に盤というモノを造る意識が一般的

 に低下しているようですね。いわゆる「新譜」が極めて少ない。多分この先

 には「盤なんか、まだ造ってんの」とケーベツされる世界がやって来るのに違い

 ない、と確信しています。もう10年以上前に某エンタテインメント会社の長が自分の

 娘から聞いた話として、音楽に趣味を持ち音源を保有している人間の事を「

 あの人は『CDなんか』を買っている」と馬鹿にしていた実状を嬉しそうに

 語っていたのが思い出されます。

  でもね皆さん、わたし自身は生の演奏以外で音楽が鳴っている時は、何か

 が回っていなければ不安で仕方がないのです。わたしの事を古い人間とお思

 いでしょうが、これはもう体に染み付いてしまっている感覚で、体質と言っ

 てもいいかも知れません。特に「幻」のような音楽紹介作業に於きましては、

 盤があってそれが回っていれば、とりあえず安心出来るのです。以前、CDプ

 レイヤで盤が回っているのを見えるように改造した人の制作報告を見た事があ

 ります。分かるなあ、その気持ち。

  さてお届けしたのは正真正銘の新録新譜、女性3人組のザ・シンデレラーズの

 「ウーララ」でした。なかなかの元気ぶり、宜しい。続いてはレ・アムプリメという多

 重録音音楽家の「アワ・ラヴ」、解説にあったドゥワップ的な感覚はあまり漂いませ

 んでしたが何か恐ろしさを感じさせてくれました。ノルウェイが本拠地みたいです。

  今週始めに新録新譜を求めて都心、渋谷に出ました。レコード店を覗いたら、

 結構な数の新譜に出会いました。その殆どは独立系の制作、発売です。それ

 も、本来のあるべき姿で、音楽は近いうちに出版のような業態になって行く

 んじゃないか、というわたしの予想とも重なります。

  この日は珍しく沢山、わたしにとっての新譜を仕入れました。とは言え、

 やっぱりこういうのにも手が伸びてしまいますね。

 

M04.Is It Still Good To Ya(4’34”)Teddy Pendergrass

-N.Ashford, V.Simpson-  mcps Expansion CD EXP 28  

 

NR  20世紀後半のR&Bを導いた作詞作曲家男女コムビ、ニック・アシュフォードとヴァレ

 リー・シムプスンの作品集はこれまでもいくつか出ていましたが、これは比較的中

 期以降の1975年過ぎの作品を集めた物です。圧倒的にヒットを増産していたデ

 トロイトのモータウン以外で仕事が多くなって行ったこの時期、わたしの知らない歌が

 多かったので手に入れて来ました。

  今のは「黒いエルヴィス」、フィラデルフィアのテディ・ペンダグラスの「イズ・イト・スティル・

 グド・トゥ・ヤ」です。これはテディペンじゃない人の唄で聞いていた記憶があり

 ますが、誰だったかな、まだ思い出せません。ドロドロした色気に溢れたアシュフォ

 ード・アンド・シムプスン らしい作品ですね。この作詞作曲家コムビの女性の方が、

 カマキリ夫人こと五月みどりにクリソツだ、とある場所で言っところ「いや、彼女の

 妹の小松みどりだよ」と反論された事も思い出されました。

  テディ・ペンダグラスで「イズ・イト・スティル・グド・トゥ・ヤ」でした。

 

M05.The Boss(7’23”)Diana Ross

-N.Ashford, V.Simpson-  mcps Expansion CD EXP 28   

 

N  この盤には「すべて発表時の長尺仕様を収録」とありまして、今のダイアナ・

 ロスの「ザ・ボス」は、「イクステンド・クラブ・ミクス」です。この歌もわたしは大好き

 で、その作者がアシュフォード・アンド・シムプスンと知った時には喝采を叫びました。

 生放送のDJの脇でこの「『ザ・ボス』を聞かせてくれ」とせがんだ事もありま

 す。そのDJは、自分がお手洗いに行く時に、この歌を回してくれました。

 長い仕様なので、時間をかけて用を足せたんでしょう。それ以来「ザ・ボス」

 が流れると、「あ、誰かがションベンしてるな」という連想が働きます。だいぶ昔

 に鶴光がオールナイトニッポンのレギュラーを張っていた頃、生放送中にアシスタントたちと一杯

 呑みに行ったという武勇伝があります。その時ターン・テイブルに載せたのは、片

 面20分が一曲の「河内音頭」だったとか。

 

M06.Jump In The Line(5’32”)ジョセフ・スペンス

-pd.-  Sambinha FLSI-3116   

 

N 資本主義の大量生産、大量消費を全て肯定するようなダイアナ・ロスの「ザ・ボス」

 からガラリと変わって、これは『バハメン・フォーク・ギター』と題されたアルバムから「ジ

 ャムプ・イン・ザ・ライン」です。ちゃんと印刷されたジャケットに入っていますが、極

 少量生産のせいでしょうか、CD-Rでした。レコード店のカウンタで「CD-Rですが

 宜しいでしょうか」と尋ねられました。わたしの家のプレイヤでは問題なく回り

 まして、お届けできました。良かったあ。   

  この人は1910年にバハマで生まれた人、本職は石切り工。ギター演奏は趣味だ

 ったようですが、1958年にサミュエル・チャーターズに発見されて路上録音されたひと

 つが今の「ジャムプ・イン・ザ・ライン」でした。北米へ働きに行った時にギター演奏

 を磨いたと言われています。おそらくは教会で親しんだゴスペル音楽をバハマに

 帰ってからも勝手気ままに弾いていたのでしょう。音楽的な感覚は確かだっ

 たようです。ライ・クーダー やデイヴィド・リンドリーが魅了されたというのも頷けま

 すね。素晴らしいフレイズの連発でした。

  次は「のびえ」という女性と馬場孝喜というギタリストの『おわりとはじまり』

 と題されたアルバムからです。ふたりともわたしは初めて出会う音楽家です。

 小音量の繊細な音楽でして、全ての音楽が最終的に憧れる形と呼ばれるボッ

 サ・ノーヴァが根底に流れている印象でした。これに参加しているベイス奏者がコモブ 

 チキイチロウという男で、わたしは以前会った事があります。当方が恐縮してしま

 うほど礼儀正しかったのが印象に残っています。もう遥か昔のおはなしです

 が、そうか、元気でやってたんだな。このコモブチキイチロウ、お聞き頂く表題曲「お

 わりとはじまり」では、後ろの合唱(バック・グラウンド・ヴォーカル)にも参加してい 

 ます。

 

M07.おわりとはじまり(5’57”)

-Nobie-   Nishiguchi Isoharu / F.S.L. FSCJ-0024

 

M08.Mother’s Love(3’39”)エマフィ・ツェゲ・マリアム・ゲブル

-T-M. Guebrou-  Buda Musique 860122

 

N  また突然の傾向変更、今度はエチオピアのエマフィ・ツェゲ・マリアム・ゲブルという女性

 ピアニストが」登場しました。エチオピアという国は1960年のローマ・オリムピックのマラソン

 競技で優勝した「裸足の王者」アベベ・ビキラ以来急速に世界に知られる事にな

 った東アフリカの大きな帝国でした。彼は1964年の東京オリムピックでも同競技で奇

 跡の連覇を果たしているので日本人には身近に感じられるようですが、政情

 不安が続きまして今はエチオピア連邦民主共和国となっています。帝政時代には

 最後の皇帝ハイレ・セラシエがジーザス・クライストの生まれ変わりだと騒がれ、キリスト教が

 独特に歪んだ形で発達したジャメカでは大いに盛り上がっていました。

  音楽的には東アフリカ民族の血と様々な西洋文化が独自に混ざり合った不思議

 なものです。ペンタトニックで奏でられる旋律は、日本の演歌とも繋がる部分があ

 ったりもします。

  このピアニスト、エマフィ・ツェゲ・マリアム・ゲブルは今年に入って99歳で亡くなった

 大御所です。このアルバム制作は2006年ですから、彼女が82歳の時。もちろん

 録音自体はそれ以前、もっと若い頃に吹き込まれたものから取られています

 ので、このアルバムは、ザ・ベスト・オヴ・エマフィ・ツェゲ・マリアム・ゲブルと言えるでし

 ょう。

  彼女は国家公務員として先のハイレ・セラシエに仕えていた、国民のお手本たる人

 間でした。このアルバムは全編が彼女のオリヂナル曲で構成されていますが、ピアノと

 いう西洋音楽の象徴を操る際も、言ってみれば優等生的な人間性が見え隠れ

 しました。その中で、少しはエチオピア的なモチーフが感じられた「マザーズ・ラーヴ」

 をお届けした次第です。

  さてここまで怠けた罰で、この夏の暑い盛りに音楽素材の整理をしなくて

 はならなかったお話は、以前した通りです。その時には「これ何だ」「通して

 全編を聞いた事あんのかな」なんて盤がたくさん出て来ました。

  『アコーディオン・ジャズ1911-1944』という2枚組もそのひとつです。これは今、

 結構な値段で取り引きされている名盤だと聞きました。それが出て来た訳で

 す。夏の暑い盛りにやったご褒美かも知れません。でもわたしの持っていた

 のは「2nd Edition Remastered By Studio Sofreson Paris 1995」とあります

 から初版ではなくて値打ちもそこそこかも、ですね。

  先日の蛇腹小特集では、主にテクス・メクス系の音楽を中心にお届けしましたが、

 今朝は35曲入り2枚組『アコーディオン・ジャズ1911-1944』から、都会のアコーディオ

 ンの音色をお楽しみいただきましょう。

  まずは1911年のヌー・ヨーク録音です。ピー・プロシニのソロで「アメリカン・ラグ」

 

M09.American Rag(2’38”)P.Prosini

-Schwartz-  Fremeaux & Associes FA038

 

M10.Honysuckle Rose(3’44”)Charles Verstrate & Son Enesemble   acc.cl. rythm

-T.Walker, A.Razaf-  Fremeaux & Associes FA038

 

N 「アメリカン・ラグ」に続きましては有名曲「ハニ・サッコー・ローズ」、チャールズ・ヴェルスレイ

 トと息子の楽団でした。アコーディオンとクラリネットという、もはや完全に時代遅れとな

 った楽器同士のアンサムボーはなかなかに新鮮ですね。当時は最先端の音色だった

 んでしょうか。

  次の都会のアコーディオンの音色にもまたクラリネットが絡みます。

  「カフェ・オー・レ」。トニー・ムレーナと息子の楽団です。

 

M11.Cafe Au Lait(3’10”)Tony Murena & Son Enesemble   

-T.Murena-  Fremeaux & Associes FA038

 

N  如何でしたか、1943年の「コーヒー牛乳」のお味は。次はアコーディオンとクラリネット、 

 それにヴァイオリン、更にはテナーでしょうか、サクスフォンも絡んで来ます。この組み合

 わせは極く初期のカリプソでも聞かれるアンサムボーですね。

  「シムポリックティーズ」、ヒューバート・シムポリゼと息子楽団です。

 

M12.Simplictees(3’25”)Hubert Simplisse Et Son Enesemble  

-H.Simplise-  Fremeaux & Associes FA038

 

M13.Bois De La Cambre(3’01”)Gus Viseur  

-G.Viseur-  Fremeaux & Associes FA038  

 

N  「シムポリックティーズ」、ヒューバート・シムポリゼと息子楽団、そして「ボイス・デ・ラ・キ

 ャムブレ」、ガス・ヴィザールでした。絡みつくラリネットがかなりの腕前でした。

  このように前世紀初頭にはアコーディオンは紛れもなく花形楽器だったようです。

 それがロックンロール以降はギターに変ってしまった。しかもギターが「電気」を味方に

 した事は非常に大きい。電気アコーディオンも作られていましたが、一般化にはほ

 ど遠い水準でしたね。ただ、以前もお聞き頂きましたように、アメリカ南部やメキシ

 コでは独特の音色が現地の音楽には欠かせなく続いている事実もあります。わ

 たしは好きですね、このアコーディオンという楽器が。演奏する姿勢が大変に宜し

 い。

  最後は女性の蛇腹奏者です。中盤でスキャット・ヴォーカルと合わせて弾く辺りには

 タダ者ではない凄みを感じさせます。

  ではディ・アリス・ホール・トリオで、「ワット・イズ・ディス・シング・コールト・ラーヴ」をどう

 ぞ。

 

M14.What Is This Thing Called Love(3’38”)The Alice Hall Trio  

-C.Porter-  Fremeaux & Associes FA038

 

M15.瞑想(5’32”)ジョアン・ジルベルト

-T.Jobim, N.Mendoca-  ユニバーサル UCCJ-1005

 

N  アリス・ホール・トリオ、おそらくは飲食店での実況録音でしょう、「ワット・イズ・ディ ス・

 シング・コールト・ラーヴ」でした。それに続けて、東京国際フォーラム・ホールでのジョアン・

 ジルベルトの「瞑想」、日本中のお行儀の良い人たちが揃ったような鑑賞態度で

 した。静かにしてなきゃ聞こえないしね。2003年9月の録音です。この「ボ

 ッサ・ノーヴァの神様」は、確か飛行機が嫌いで海外公演をしなかった筈ですが、

 この時に貰った評判に気を良くして、翌年も日本にやって来なかったかな。

 わたしの記憶違いかな。

  この歌「瞑想」は当然ながらアントニオ・トム・ジョビムが絡んでいますが、世界中

 に流行らせたのは、その頃ジョアン・ジルベルトの奥さんだったアストラッド・ジルベルト

 の、この仕様ですね。

 

M16.Meditation(2’41”) アストラッド・ジルベルト

-T.Jobim, N.Mendoca-  ポリドール POCJ-9520/2

 

 

 N  アストラッド・ジルベルの「瞑想」でした。これはポップ音楽として最も極められ

 た形のひとつではないでしょうか。全ての音楽が最終的に憧れる形、ボッサ・

 ノーヴァ、流石ですね。

  さて「幻」、看板に偽りなきようブルーズをお届けします。名義を引き継ぐ形

 で続いているカウント・ベイシー楽団の新譜はブルーズ集です。詳しくは来週以降にな

 りますが、今朝はジジ・ヒルの「ダウン・ホーム・ブルーズ」をお届けしましょう。

   唄っているのは、声でお分かりですね。ケブ・モです。

 

M17.Down Home Blues(4’38”)カウント・ベイシー・オーケストラ

-unknown-  BSMF 5122

 

M118.ノ–バディ・ノウズ・ザ・トラブル・アイヴ・シーン(6‘09”)グラント・グリーン 

-trd.-   ユニバーサル UCCQ-9275

 

TM Born Ind Chicago 「アサー」入り / Paul Butterfield Blues Band

-N.Gravenites-  Rhino 8122 798434 0

 

N  最後はグラント・グリーンの「ノ–バディ・ノウズ・ザ・トラブル・アイヴ・シーン」でした。

 これはゴスペルを集めて弾いた『フィーリン・ザ・スピリット』アルバムに収められていま

 す。普通のフォーン形式ではない変則式プラグをセミアコ・ギターに差し込んでいるジャケ

 ット写真が印象に残っていましたが、なかなか盤そのものに出会えず、わたし

 は持っていませんでした。それが今なら1500円のシリーズで変えました。ピアノ

 はまだ仕事を始めたばかりのハービー・ハンコックです。この頃から器用な人ですね、

  

    今朝の特別付録の音声は、以下の隠し場所です。どうぞお楽しみ下さい。

   https://95.gigafile.nu/0922-d61d63b148d69acb5ed5ea2b1df07396a

      ダウンロード・パスワードは、いつものようにありません。

   使用音楽素材図絵は、こちら。

   https://12.gigafile.nu/0922-dbf7c237a781fbc9b5cea706399776991

      ダウンロード・パスワードは、同じく「なし」です。

 

  ちょうど時間となりました。

  こちらは、https://ameblo.jp/djsawada よろしくお願い致します。

  どんなコメントでも受け付けています。どうぞご自由にどしどしご投稿下さい。

  ツイターのhttps://twitter.com/hashtag/blues761?f=live も便利です。お好き

  な方でどうぞ。

 

  「幻」モーニン・ブルーズ、鷲巣功でした。来年も首都圏で9人のあなただけに。

   そして全国で9500万人のあなたにも、アサー。東京は9月のアサーです。

 

 

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