【公開録音】モーニン・ブルーズ 2023/04/01 | 澤田修ブログ

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ラジオDJ、ナレーター、音楽ライター、肉好き男、
澤田修のブログ

mb2023年4月1日号

 

N  おはようございます、ワツシイサヲです。今朝は普段と違います。去る3月19日

 に下北沢のロック喫茶「3313アナログ天国」で行った、オーサム「王様」ビーツ、モーニン・

 ブルーズ共同主催公開録音の模様をお伝えします。今朝は音源が揚げられない

 ので、どうぞ中央エフエムの放送を聞きながらこの変則的「幻」をお楽しみ下さ

 い。でないと、ちっとも面白くないですよ。前テーマ曲も普段と違います。

 

M01. ハイランド・フロッグ(6’40”のところの一部)ニキ・ホプキンス他

-Cooder, Hopkins, Watts- ワーナー・パイオニア P-5046S

 

N  「この現物は自分で買った物ではない」云々と、いろいろ喋って、本編に入

 ります。

 

M02.ハッピー・ホーム(2’50”) エルモア・ジェイムズ

-E.James-  ビクター SJET-8243(M)

 

N  高校1年生で初めて両親公認のアルバイトをさせて貰って買えた2枚のLP。ひ

 とつは今のエルモア・ジェイムズ、そしてもう一枚がこれでした。

 

M03.夜想曲2作品9の2変ホ長調(4’11”) サンソン・フランソワ

-F.Chopin-  東芝 AA-8052

 

N  さて今朝は3月19日の公開録音の模様をお伝えしているモーニン・ブルーズです。  

 以下、この日集まってくれた重度聴取者さんたちの持ち込み音源で、繋ぎま

 した。

  まず最初は「ハギリョウ」さんです。今日も元気よく行きましょう。

 

M04.(「ハギリョウ」持ち込み)

ソウル・チョンワ(3’31”)異邦人

-T.Koyama-   ミノルフォン  KA-1022

 

M05.誘惑のブギー(4’28”)バカラ

-R.Soja, F.Dostar-  RVC  SS-3100

 

N はい、有難うございます。川崎のロケンローラ「ハギリョウ」さん、今朝はディスコの音

 楽を持って来てくれまして、「チョンワ」ではジャケット裏に描かれていた指導書に

 従って見事な振りまで披露してくれました。「誘惑のブギー」ではイントロの「スー

 ハー声」が堪らなかったのでそこだけ何度も繰り返して聞いた、との事です。

 分かりますよ、その気持ち。

  この時にわたしが言及した「スキヤキ」は、バカラではなくテイスト・オブ・ハネとい

 う女性ディスコ・デュウオの歌でした。失礼、その一です。

   さて次は「プロフェッサー・ロンゲ」さんです。この方にも番組「モーニン・ブルーズ」

 は大変お世話になっています。

  この日はいつも一緒の「いづみ」さんが来られないという事で、ロンゲさん

 にレコードを託してくれました。これは少々意外な1曲でしたが、隠れた名曲で

 あるB面を、みんなと一緒に聞きました。面白かったですね。

 

M05.(プロフェッサー・ロンゲ」、「古軸泉」に代わって持ち込み)

こりゃシャクだった(3’32”)ハナ肇とクレイジー・キャッツ

-Y.Aoshima, T.Hagiwara-  東芝 TO6-1005

 

M06.(プロフェッサー・ロンゲ」)持ち込み)

星くず(3’58”)久保田真琴と夕焼け楽団

-Y.Fujita-  ウルトラ・ヴァイヴ / トリオ Show Boat SD-545

 

N  クレイジーの次は久保田真琴と夕焼け楽団の「星くず」、こちらは「プロフェッサー・

 ロンゲ」さん自身の持ち込みでした。楽曲の作者として記載されている藤田洋

 麻は本名が洋介、個人的にもお付き合いのあるヨウちゃんでした。夕焼け楽団

 の時はずっと「洋麻」だったのかな。うっかりしていました。失礼、その二

 です。ただヨウちゃんは、ホット・ツナのヨーマ・コウコネンと関係がないわけじゃない筈で

 す。

  本来ならばここで「(仮)ムジ“火の” 鳥」さんが持って来てくれたザ・ビー

 トルズの「ドント・レット・ミー・ダウン」へ行くつもりだったのですが、先週の「幻」

 でお伝えしたように、わたしの舞い上がりで飛ばしてしまいました。これは

 「失礼、その三」では済まないですね。本当に申し訳ありませんでした。

  順番が繰り上がって次は音楽に熱い情熱を持ち、しかもとても詳しい「黒

 猫」さんです。意外な1枚でした。

 

M07.(黒猫」持ち込み)

「てぃーんず・ぶるうず」原田真二

-T.Matsumoto, S.Harada-  フォーライフ FLS-1010

 

N  日頃は洋楽、それもかなり通のような音楽が好みとお見受けしていた「黒猫」

 さん、原田真二とは驚きでした。しかしながら、この・デビュー・シンゴー盤で世

 に出るまでの経緯を聞いて、逆にわたしはとても興味を持ちました。本当の

 事です。実演を観たい。

 

M08.(高橋 路夫」)持ち込み)

「ダンス・フロア・パート・ワン」ザップ

-R.Troutman-  ワーナー・パイオニア P-1692

 

N  高橋 茂樹さんはザップのシンゴー盤でした。渋谷ライヴ・インの「ミドナイト・ソウル・パ

 ーティ」で観てブッ飛んだ、それはわたしも同じです。

 

M09.(仁科 茂樹」持ち込み)

Take Me Just As I Am」ロニー・レイ(Dan Pen)

-D.Pen, S.Orldam- Fame 6409

 

N  仁科 茂樹さんはフェイムの45回転盤でした。ダーン・ペンが偽名で吹き込んだ1

 枚です。実際のところ、わたしは誰が唄っているのか分かりませんでした。

 「全体進行がソロモン・バーク的だけど、声が全然違うな」という全くの勘違いを

 していたくらいですからね。「苦労して集めた音楽が、今じゃユーチューブで簡単

 に聞ける・・・」このお言葉には、深い説得力がありました。

 

M10.(大吉 顕治」持ち込み)

ナイト・アンド・デイ(2’52”)トレイシー・ソーン(Everything But Girl)

-C.Porter-  トリオ (後日詳細情報を明記の予定)

 

N  大吉 顕治さんは高校生時代に毎朝の登校前に聞いていたラジオで流れたのを

 聞いてすぐ買いに走った、というトレイシー・ソーンのLPを持って来てくれました。

 自分なりの音楽に巡り合うには、こういった初期衝動が何より大切です。フィ

 ル・スペクタも曰く「会った途端に一目惚れ」とね。

 

M11.(「喜伊知 譲二」持ち込み)

People Like You, People Like Me(2’54”)The Glitter’s Band

(後日詳細情報を明記の予定)

 

N  喜伊知 譲二さんはご自分でもよく分からないギャリ・グリッタのバックバンドだっ

 たというグリッタズ・バンドの「ピーポー・ライク・ユー、ピーポー・ライク・ミー」をお持ち

 になりました。基本編成でドラムズがふたりというこの演奏集団について何か

 ご存知の方がいらっしゃいましたら、是非ご一報を。わたしはゲイリー・グリッター

 という名前を聞くのも久しぶりでしたから、いっさい何も知らないのです。

 

M12.(おにぎりみっちゃん」持ち込み)

To Do Isuto Fado(1’56”)Tony Dematos

(後日詳細情報を明記の予定)葡萄牙盤

 

N  さて、女性が極めて少なかったこの日の公開録音の華は、おにぎりみっちゃ

 んでした。わたしの印象では「オーサム・ビーツ」の重度聴取者のように感じてい

 ましたが、今は亡き叔父さんの持っていたレコードを持って参加です。ポルトガル

 盤のファドでした。

  彼女は狛江市のラジオ局で番組を持っている「本職」です。何とこの日の出 

 会いが繋がって、ワツシイサヲもその番組に生出演することになりました。善は急

 げで、明日の日曜日です。4月2日午前8時からの「健やかラジオ」という健全

 な25分間です。皆さんも今日の続きで早起きをして、是非お聞き下さい。狛

 江エフエムは 84.7MHz。明日4月2日の日曜日午前8時「健やかラジオ」です。

  さて以上が、重度聴取者の皆さんの持ち込み音源でした。どうも有難うご

 ざいます。幅の広さには驚きましたが、どうぞそのまんま行って下さいね。

  この後、公開録音はワツシイサヲの持って来た毎分33と1/3回転のアナログ素材に

 戻ります。まずはこの3313アナログ天国自慢のモーノラル・カートリッヂでモーノラルのチャック・

 ベリーです。

 

M13.バック・イン・ザ・USA(2’50”)チャック・ベリー

-C.Berry-  ビクター SJET-9227/8

 

N  歌全体を覆う「黒く悪い冗談」が冴えていた「.バック・イン・ザ・USA」、こ

 の思想にわたしはイカれました。文字面をそのまんま理解しちゃダメですよ。

 とは言え、大好きな1曲です。

  さて、大好きと言えばこの人も忘れちゃいけませんね。

 

M14.For Sentimental Reasons(2’36”)Sam Cooke

-A.Watson, D.Williams-  RCA AYL1-3863

 

N  サム・クックで「少々感傷的な理由により」でした。喋ってますけど、死後数十

 年経過してようやく陽の目を見たあのハーレム・スクエアの実況録音は、この歌で熱

 く盛り上がります。何しろお客さんたちが全員で唄うんですよ。

  そのサム・クックから影響を受けた黒人歌手は、ほぼ全員と言って良いでしょう

 が、特に強くその世界観を受け継いだのが、オーティス・レディングです。彼の代表

 曲のひとつ「お前を離さない」の、珍しいステューディオ録音版を、これまたモノーラル

 再生でお送りしました。本当はスティーリオなんですが、とても不自然なのです。

 

M15.お前を離さない (2’38”)オーティス・レディング    (スタジオ録音版)

-O.Redding-  ワーナー・パイオニア P5116/7

 

N  看板に偽りがあっちゃいけないので、ストレイトなブルーズ曲をひとつ。Pヴァイン

 の第一回頒布商品からです。

  「カミンズ・プリズン・ファーム」、カルヴィン・リーヴィー。

 

 

M16.カミンズ・プリズン・ファーム(4’48”)カルヴィン・リーヴィー

-B.Cole-  Pヴァイン PLP-701

 

N  鳥肌が立つようなギター・ソロでしたカルヴィン・リーヴィーの「カミンズ・プリズン・ファーム」。

 出てないと思ったCDは1989年に発売されていた、という話をこの時に現場

 で、こちらの主である吉岡 賢さんから教えてもらいました。有難うござい

 ます。

  次は世界に2枚しか無い静岡ロックンロール組合『永久保存盤』の33回転盤です。

 皆さんご存知の通り、このLPは昨年45回転30cmLP2枚組で再々発売され

 ています。オリヂナルのマスタ・テイプから相当な慎重さを持ちましてマスタリング致しま

 した。その後は海外での製造過程だったので、試作品を取り寄せたんです。

 音は良かった。「さあ、これで行こう」となった時に、それが33と1/3回転

 で切られていたのに気付いたんです。

  当然ながらカッティングとプレスはやり直しでした。ですからこの間違い33回転

 盤『永久保存盤』はその時の試作品しかありません。それをお聞き頂きまし

 た。

 

M17.シャンのロック(4’02”)静岡ロックンロール組合 (間違いプレスの33回転盤)

-K.Watanabe, I.Washizu-  Pヴァイン PLP-7828/9  

 

N  皆さんお持ちの正規45回転に較べて、音は如何でしたでしょうか。静岡ロッ 

 クンロール組合で「シャンのロック」でした。

  この後は新録の新譜で最近に発売されたアナログ・レコードを回しました。専有  

 場所、手間、費用を考えると、やはりCDの方が遥かに利便性は高いでしょ

 う。そのCD自体が、既に過去の音楽パッケイヂ・ミーディアとなりつつある昨今で

 す。ちょっと進歩が早すぎるなあ・・・。

  でも冒頭でお話しした通り、レコード盤というのは素晴らしい音楽記録媒体で

 す。それはこの日、この場で立派に立証されました。決して昔を偲ぶだけで

 なく、これからも生き続ける事を望みます。皆さん、長時間お付き合い下さ

 り大変有難うございます。

 

M18.Teach Me Tonight(4’00”)Bette Midller

-Cahn, DePaul-  East West Records 825646215317

 

M19.Okie Dokie Stomp(3’04”)Jhonny Winter with Brian Setzer

-C.Brown-  Megaforce Records 記号番号なし

 

M20.Someday We’ll Be Together(3’38”)Bruce Sprinngsteen

-J.Beavers, J.Bristl, H.Fuqua-  Columbia 19658745361

 

TM Born In Chicago 「アサー」入り / Paul Butterfield Blues Band

-N.Gravenites-  Rhino 8122 798434 0

 

N  こんな感じで公開録音は終了しました。会場となった「3313アナログ天国」の

 良い音を、皆さん楽しんで貰えましたでしょうか。レコードはご覧のように豊富。

 蔵書も魅力的です。どうぞこれからもご利用下さい。

  澤田 修のオーサム「王様」ビーツが 、やたらと控えめに1時間ほどで終わっ

 てしまったので、今は3時50分頃でしょうか。変則的にお送りした「幻」モ

 ーニン・ブルーズでした。

 

    今朝の特別付録は、隠し場所がありません。今まであなたがお聞きの放

   送がオーサム「王様」ビーツと「幻」モーニン・ブルーズでした。

   ただし、使用音楽素材図絵はこちらです。

   https://68.gigafile.nu/0407-bceb4512e9acc9714bf3b437ba9b3d568

   https://68.gigafile.nu/0407-dc70aeb6b54cf41ee3d168402f569b2fd

   https://68.gigafile.nu/0407-d938a78e0353237dc6ad1b967d5c62393

   https://68.gigafile.nu/0407-dc70aeb6b54cf41ee3d168402f569b2fd

   ダウンロード・パスワードは、「なし」です。どうぞご自由に落として下さい。

   皆さんが持ち込んでくれたレコード素材は貴重品ですので、その場でお返し

   致しました。価値はお持ちのご本人しか分かりませんしね。故に、ここ

   にそれらの画はありません。悪しからず。また、LPなので4枚の画に

   なります。こちらも変則です、

 

  オーサム「王様」ビーツ、モーニン・ブルーズ共同主催第一回公開録音もお開きです。  

  こちらは、https://ameblo.jp/djsawada

  どんなコメントでも受け付けています。どうぞご自由にご投稿下さい。

  ツイターのhttps://twitter.com/hashtag/blues761?f=live も便利です。お好きな

 

  方でどうぞ。

  今朝はあちこちが少々変則的な「幻」モーニン・ブルーズ、鷲巣功でした。それ

 でも首都圏で9人のあなただけに、アサー。そして、全国で9500万人のあなた

 にも、アサー。

 

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