【ストレス社会と上手く付き合って行く手法は?】〜ストレスコーピング〜 | 札幌【元モデル現役カウンセラー】心理学から学ぶ!様々なシーンで使えるテクニックをお伝えして行きます!

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(経歴)
・心理士(民間)資格取得
・元広告モデル(TV、CM、雑誌、WEB広告、イベント広告)
・アパレル業界10年間

 

皆さんこんにちは【元モデル現役カウンセラー】のカズオです!

タイムチケットというサイトに自分のスキルを販売しているので、ご興味のある方はお問合せください!

 

 

 

皆さんもうお疲れ様です!

ゴールデンウィークが終わり2024年の前半が終わり来月は折り返しですね。

今、少し気が緩みストレスがかかると思います。

そこで皆さんにお伝えしたいストレスに対処できるセルフケアをご紹介させていただきます。

皆さん【ストレスコーピング】というフレーズは聞いたことありますか?

 TODAY'S
 
ストレスコーピング

 

ストレスコーピングとは、ストレスの基(ストレッサー)に上手く対処することを指し、コーピングと意味は同じです。

ストレスコーピングは、アメリカの心理学者ラザルスによって提唱された理論がもとになっています。

ストレスというと、悪いことのようなイメージがありますが、適度なストレスはパフォーマンスや気力の向上にも寄与するプラスの面もあります。

そのため、ストレスは上手に対処することによって、自らのパフォーマンスを高める要素にもなり得るのです。

ストレスコーピングはその方法になります。

コーピングとは、ストレスを感じた時に生じるストレス反応への対処法のことです。

コーピングは、「coping」と表記され英語で「対処」を意味します。

 

そもそもストレスってどうやって構成されてるのか?

 

ストレスの構成要素として、ストレスが発生する要素とメカニズムについて確認してみましょう。
ストレスの構成要素

 














「ストレッサー」「認知」「ストレス反応」の3つの要素があります。「ストレッサーを認知してストレス反応が起きる」という、ストレスが心身に影響を及ぼす段階をあらわしています。ストレッサーとは、ストレスの原因のことで、外部からの圧力や刺激がストレッサーとなります。その中身はさまざまですが、主に、「生理的ストレッサー」「物理・化学的ストレッサー」「心理・社会的ストレッサー」の3つに分類されます。

生理的ストレッサー:病気、睡眠不足、飢餓など

物理・化学的ストレッサー:暑い、寒い、有害物質など

心理・社会的ストレッサー:職場や家庭における不安、恐怖など

 

認知とは、ストレッサーに対して認知をして、ストレスを感じたことを自覚することです。

ただし、ストレッサーを無意識に認知することもあります。

また、ストレッサーの受け止め方を「認知的評価」といいます。

ストレス反応

 

ストレス反応とは、ストレッサーを認知することで生じる反応のことです。

ストレス反応には様々なものがあり、「身体的反応」「心理的反応」「行動反応」の3つに分類されます。

 

身体的反応:頭痛、動機、不眠、湿疹など

心理的反応:不安感、苛立ち、気分の低下など

行動反応:暴飲暴食、ひきこもり、暴力など

 

コーピングの種類について確認してみましょう。

ストレッサーの認知的評価に対する対処法であるコーピングは、大きく3つに分類することができます。

コーピングの種類

問題焦点型コーピング

情動焦点型コーピング

ストレス解消型コーピング

 

問題焦点型コーピング

 

問題焦点型コーピングとは、ストレッサー自体に何かしらの働きかけを行い、解決する対処方法です。

問題焦点型コーピングは、ストレスの3つの構成要素の中でも、「ストレッサー」にアプローチする方法になります。

また、問題焦点型コーピングは、さらに「問題焦点型」と「社会的探索支援型」の2つに分類することができます。

問題焦点型

問題焦点型とは、ストレッサーを遠ざけたり、離れる等して、ストレス状態から抜け出す方向に行動し解決する方法です。

(例)職場の人間関係でストレスを感じてしまっているため転職をする。

社会的探索支援型

社会的探索支援型とは、ストレッサーに遭遇した際に、周囲に相談や支援を求め、解決をする方法です。

 

(例)仕事の重圧でストレスを感じてしまっているため上司に相談をする。

 

情動焦点型コーピング

情動焦点型コーピングとは、ストレスへの考え方や感じ方を変える対処方法です。

ストレスの3つの構成要素の中の「認知」にアプローチする方法です。

情動焦点型コーピングは、さらに「情動処理型」と「認知的再評価型」の2つに分類することができます。

情動処理型

情動処理型は、ストレッサーによって生じた感情を誰かに話すことで、感情を整理する方法です。

(例)提案の失敗でストレスを感じてしまったため同僚に話してみる。

認知的再評価型

認知的再評価型は、ストレッサーに対する捉え方や認知の仕方を変えることで、ストレスを軽減する方法です。

(例)新しい仕事を任された責任の重さからストレスを感じるのではなく期待されていると考える。

 

ストレス解消型コーピング

ストレス解消型コーピングとは、ストレスを感じた後に、そのストレスを発散・解消する方法です。

ストレスの3つの構成要素の中の「ストレス反応」後に行う対処法です。

ストレス解消型コーピングは、さらに「気晴らし型」「リラクゼーション型」の2つに分類することができます。

気晴らし型

気晴らし型とは、買い物や運動など自分の趣味や好きなことをして気分転換を行うことで、ストレスを解消する方法です。

(例)運動、音楽、買い物、食事、旅行など自分の好きなことをしてストレスを解消する。

リラクゼーション型

リラクゼーション型とは、アロマテラピーやマッサージなどのリラクゼーションを受けることで、ストレスを解消する方法です。

(例)アロマテラピー、マッサージ、ヨガ、瞑想などをしてストレスを解消する。

 

 コーピングのやり方について、確認してみましょう。

 

コーピングは、さらに細かく分けると5つに分かれ、それぞれに特徴があります。

そのため、いくつかの手法を使い分けることが効果的です。

どれか1つのみを行うのではなく、組み合わせるなどして、ストレスに対して正しい対処を行うようにしましょう。

 

コーピングリストの作成

 

コーピングリストとは、自分にとってストレスの軽減や解消ができる方法を集めたリストです。

コーピングリストを作成することで、ストレッサーや生じたストレス反応に応じて、的確な対処ができるようになります。

 

コーピングリストの作成方法

  1. 自分にとってポジティブなこと(自分の好きな性格や、楽しくなることなど)を書き出す

  2. 相談できる人や友人などを書き出す

  3. 実際にストレスを感じた場面に対してどの行為がストレス軽減に効果的であったかを検証する

上記を続けていくことで、さまざまな「ストレスパターンに対する対処法リスト」を作ることができます。

また、コーピングリストを作成し、視覚的に確認をすることで、ストレスを感じた際にどのように対処すれば良いかが分かり、すぐに対処することができるようになるでしょう。

 

最後に、コーピングを実践する際の注意点についてです。

 

コーピングには前述した種類がありますが、実践の際には注意点がありそれは「一人で行わない」こととされています。

ストレスを感じている当事者が一人きりでコーピングに取り組むことはリスクが伴い、さらなるメンタルヘルス不調を引き起こしてしまう恐れがあります。

よって、同僚や上司、人事担当者、産業医、リワーク施設の担当者など、信頼できる人の協力を得ながら取り組むようにしましょう。

コーピングはストレス対処法であり、深刻なメンタルヘルス不調を抱えている場合には、産業医・保健師や医療機関などをはじめ、場合によっては外部の専門家へ相談するようにしてください。

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以上となります!最後まで見て頂き本当にありがとうございました!

ストレスコーピングを活用して少しでも皆様がストレスフリーになる事を願っています✨
 

 

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