組織の能力アップとは | 工務店業務の仕組は新人がつくる|生産性向上と業務改善の手順

工務店業務の仕組は新人がつくる|生産性向上と業務改善の手順

株式会社デジコムが普及している「工務店業務の仕組は新人がつくる」の理論をもとに、工務店の生産性向上や業務改善に活用できるマネージメントスキルをお伝えしていきます。

当社は能力アップに投資しています。
と言う経営者の方は多いです。

 

そして、ほとんどの場合が能力アップとは資格取得と言うことのようです。

 

資格取得して能力が上がるのは個人であって、

組織的にはその個人が組織の能力アップにその資格を活かし、

何かを法人に残してくれなければ、個人が資格を取得することは、

組織の能力アップにさほど影響していないという事になります。

 

そしてせっかく資格を取得を支援してあげても、

その個人が退職してしまえば法人には何も残らない。

 

法人には脳がありません。

経験さえあれば記憶して応用を利かせるということを人間の脳のように自動的にはできないのです。

ですから、組織の能力を上げるためには、情報を蓄積するしかないわけです。

 

どのようなデータや情報を蓄積することが組織の能力アップに貢献するのか。

・ドキュメント

・データ

・ナレッジ

上記の情報をいつ、誰が、どのように、何を、どこで蓄積するのかが、

組織的に明確になって継続的に蓄積できているのか。

 

これが決まっていない組織が、

どれだけ個人に資格を取得させても、

個人の脳は賢くなっていくが、

組織は一向に能力が付いていない。

 

個人の能力アップと組織の能力アップは別物なのです。

なぜなら、個人は会社と切り離すことができるからです。

 

個人の能力アップが不要な訳ではありません。

当然能力の高い個人が関わってくれた方がよいに決まっています。

 

しかし、会社組織が一度手に入れたら切り離すことができないもので、

組織の能力アップをして行くことがとても重要です。

 

顧客情報、実績データ、事業ノウハウ、アイデンティティ、

これらの物が情報として組織に蓄積されていなければ、

組織の能力が上がっているとは言えないのです。

 

あなたの会社にはどのような情報が日々蓄積されていますか。

明確な答えがない場合、組織の能力は日々上がっていないかも知れません。

 

毎日、仕事をする度に着実に残っている情報とは何か?

それは、組織の能力アップに対して影響力があるか?

 

人間は脳で何でも記憶し勝手に能力向上できますが、

組織は情報として残さない限り、勝手に能力は上がりませんからね。