業務改善のポイントは忍耐 | 工務店業務の仕組は新人がつくる|生産性向上と業務改善の手順

工務店業務の仕組は新人がつくる|生産性向上と業務改善の手順

株式会社デジコムが普及している「工務店業務の仕組は新人がつくる」の理論をもとに、工務店の生産性向上や業務改善に活用できるマネージメントスキルをお伝えしていきます。

業務改善を行なっていくと身に付けた思考と能力で先が見通せるようになります。
社内で目先の既存業務に追われている人を見ると、「なんで変化を起こそうとしないのだろう?」

という思いが湧き出し、アドバイスをしたくなります。

しかし、アドバイスをしている相手は目線が違います。
「アドバイスなんて余計なお世話。目の前にこの仕事を片付けたいのだから邪魔しないで!」
というような感じでしょう。

目の前の仕事に追われるから状況が変わらないのに、
目の前の仕事以外のことには目を向けられなくなってしまうのです。

業務改善の思考と能力を身に付けた人から見たら、
どうすれば目先の仕事に追われない働き方ができるのか知っていて、
教えてあげたいのに相手はまったく異なる目線で見ているために、
話が通じないというジレンマが起こります。

強引にアドバイスをしたところで、
上から目線で、傲慢で、強引で、感じの悪い人。
というようなレッテルを貼られてしまいます。

ではどうすれば良いのか?

ここでの問題は、「アドバイス」という行為です。
要するに口を出しているだけ。という状況だと相手の自尊心を傷つけてしまうため、
アドバイスをするだけでは「自分を下に見ている敵」という認識になってしまいます。

よって、アドバイザーではなくアシスタントになる必要があります。

実際の業務に少しずつ変化を加えて、
その人が知らない間に状況を改善していくのです。

少しずつの変化なので相手は気付かないかも知れません。
自分は忍耐しながら地道な作業をしているにもかかわらず、
誰も気づいてくれない日々を送るのは本当に苦痛です。

しかも、目に見える効果が現れるには数ヶ月あるいは年単位で
時間をかけて行なっていく必要があります。
※急激に変化を加えようとすると混乱と反乱で改善不能に陥ります。

どうすればより良くなるかを計画でき予測ができる人にとっては、
なんとももどかしい日々になりますが、耐えながら改善を進める必要があります。

業務改善においてもっとも重要なスキルは忍耐なのかも知れません。

そこまでして業務改善を行なうことが馬鹿馬鹿しく思えるかも知れません。
知らなければ、まわりの人と同じように目先の仕事に追われていれば、
仕事をしている気になれたのかも知れません。

でも、知ってしまった以上、知らなかった時には戻れません。
なんとかしたくなってしまうのです。

なんとかしたいという自分の感情と同じ感情を組織全体に浸透させて行くためには、
少しずつ変化を加えて行くしかありません。
大変な葛藤の中で前に進めて行くしかないのです。

その先には、改善を続けた自分自身の本物のリーダーシップが在ります。
自分自身のまわりはチームワークが普通になります。

このような活動は社長以外の方でもできます。
ただ、そこまでしてやりたくないとほとんどの人が思うだけです。

このような活動は自分自身の成長と充実のプロセスです。
リーダーシップを発揮して仕事に取り組めるようになるための
避けては通れない道なのです。

目先の仕事に追われて過ぎていく日々も
先を見通して予測して行動する日々も
選択しているのは自分自身です。