先週頭の寒さ&雪はびっくりだった。
昨日土曜は暖かな快晴、買い物は車で出かけたが、こちらの桜も結局は例年通りこの時期にそこここで見頃になっていたので、この季節恒例の桜散策に自転車で出かけることにした。
アパートの近くを流れる逢瀬川両岸には毎年見事に咲いていた。毎日通勤時に咲き具合が見えていたのだが、その桜の木はもうかなり年月が経っていたのと、橋梁工事のために撤去となってしまった。特にアパートに近いところは両岸とも無くなってしまっていたので、がっかりしていたが、すこし走った上流では無事に咲いていた。
毎年桜の途切れたこの辺りから道を変えて、住宅街を通ったり、知らない道を走ったりしながら桜の名所になっている開成山公園を目指すのだが今年も同じく(笑)。
思えば毎年違う道を走っているなと思いつつ、いつも仕事の車で郡山インターに向かう時に走る道を自転車で走りながら、これまた車でよく行く中古ビデオ屋に寄ったりと(掘り出した戦利品はまた別の機会に…笑)、今年も違うルートで開成山公園を目指した。
公園に向かう幹線道路はいつになく渋滞中。全く動かない車を尻目にスイスイ自転車で行くのはなんとも気持ちが良い(笑)。
車は公園の駐車場を先頭に続いていたから、みんな考えることは同じなんだなあ。
到着した開成山公園はそこら中に花見のシートでいっぱい。家族、カップル、会社の集まり風から学祭のサークル風、外国人のグループまで、酒飲んで大騒ぎは見かけなかったが、笑い声や子どものはしゃぐ声で賑やかなこと(笑)。
そんな華やぐところを一人で歩いているのは、いかにも「写真撮りに来ました!」的な立派なカメラを持っているおっさん以外は俺くらいなのも毎年の通り(笑)。
本当は一人で寝転んで下から桜を眺めたかったけど、まあ、歩いているだけで気持ち良いから良しとしよう。
公園を一周して別の出口から、渋滞の道を挟んだ反対側の開成山神社に向かう。これも毎年同じルートだなあ(笑)。
色んな出店がでているが、毎年ほぼ同じ場所に同じ店が出ている。
いつもはここでお好み焼きなど買って公園に戻って食べたりしたが、この間家族と食べたし、昨日も広島焼きをスーパーで買って食べたので今日はパス。
思えば空腹を覚えて買ったはいいが、一人で食べる場所はあるものの、何か侘しい気になるから毎回後悔してたんだよな(笑)。
そんなこんなで恒例の桜散策も終了。隅っこで一服して、コンビニで買っておいたお茶を飲み干し、また自転車で帰途についた。
恒例と書いたが、この地でこうして散策するのは思えば今年が最後なんだよな。
そう、最後の一年。これから先、「毎年」のことが一つ一つ「最後」になるのだな、と改めて思うと感慨深い。
公園で楽しそうにしている家族連れ、とりわけ小さな姉妹の家族の姿には、ちょっと切なくなったことを白状しておこう。
娘たちが小さい頃、桜の季節に出かけたのは数えるほどだった。
忙しかったから?なんとなくそんな気分にならなかったから?理由は覚えてないが、毎年恒例にしておけば良かったと、今更後悔している。
もう働き出して、土日連休ではなくなりそうな娘たちの仕事を考えると、これから家族全員で出かけることなど、それこそ数えるくらいかもしれない。
それでも来年戻ったら、最初の春には、何処か近くでも、家族皆で、少しでもいいから揃って桜を観に行こう。
時間は過ぎていく。こちらの想いなど関係なく。
あと一年の「この地の生活」もまた、後悔無きよう過ごして行こうと、柄にもなく思ったりした日曜の午後であった…。
と、昨日の記事と落差の激しい内容でしたな(笑)。