新宿リベンジ | B級パラダイス

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健康優良不良中年が、映画、音楽、読書他好きなことを気まぐれに狭く深くいい加減に語り倒すブログであります。

火曜は新宿仕事をヘロヘロになりながら何とか終えて郡山アジトに戻り、翌水曜は普段通り出社し仕事をこなしたけど、身体が重い重い(笑)。


ああ、昨日が休日で良かった。またしてもGYAO!で「遊星からの物体X ファーストコンタクト」と、久々のウッディ・アレンの「ブルー・ジャスミン」を堪能する映画漬けだったけどゆっくり休めたのは何よりだった。


そして今日金曜、代休を取ってまた新宿に戻ってきたのである(笑)。

明日の下の娘の卒業式出席で前乗りをしたわけだが、いやあ、仕事じゃない新宿はやっぱりいいなあ(笑)。


午後1時半過ぎに新宿着のかみさんと娘に合わせて、こちらも郡山を出て合流した。

遅い昼飯食ってホテルにチェックイン、明朝の袴の着付けする場所を下見したらもう今日の予定は何もないという。


と、なったら、先週と言うか今週火曜までの出張で果たせなかった、新宿堪能しちゃうぞと、映画を観ることを即提案(笑)。

観たかった「グリーンブック」や「アリータ」などは時間が合わなくて諦めたが、結果3人の意見が一致して、クリント・イーストウッドの「運び屋」を新宿ピカデリーで観ることになった。


チケットを購入後、時間つぶしに向かったのが、先日の出張では閉店時間間際でゆっくり見れなかった紀伊国屋書店の別館。


本とDVDを時間までじっくり見るだけのつもりが、なんとまあマカロニ・ウエスタン後期の痛快作サバタシリーズ、すなわちリー・ヴァン・クリーフの1作目「西部悪人伝」、3作目「西部決闘史」に、主役がユル・ブリンナーに変わって第2作の「大西部無頼列伝」という3作全てが1000円で並んでいるのを発見!中古でも1200円くらいのしか見たことなかったので、こりゃ買うしかねえやってんで荷物増えるのも構わず迷わず購入したのであった(笑)。


そんなお土産を持って観た「運び屋」もこれまた良かった!

ってとこで戦利品自慢げにアップしておきます(笑)。



「運び屋」、久々スクリーンでイーストウッドを観たけど、いやあ、流石に老いたなあ。いい意味で。

それまでの生き方を変えることないマイペースさで、組織のブツを運ぶ主人公アールは、組織の人間たちもいつしか彼に親しみを覚えてしまうなんていうユーモラスな描写と相俟って、非常に魅了的。反面、自己中心的な振る舞いで顧みなかった、家族との関係性を取り戻す後半がまた切なくて。

イーストウッド本人そのものを彷彿とさせるような描写、家族以外の登場人物から漏れなく「爺さん」と呼ばれ、歩幅も狭く、心なし猫背のイーストウッドの枯れた姿が本当に良かった。


観たばかりの映画のことを語りながら、娘が教えてくれたディスクユニオンのシネマ館なぞにも寄らせてもらって、これまた堪能。その後食事をしてホテルに戻ったのでした。


35年ぶりくらいに新宿で映画を観て、欲しかったマカロニDVDをゲットしてと、先日のリベンジを果たせたかのような今日1日。明日の卒業式が本番ながら、既に満足感でいっぱいなのであります(笑)。