徒然思ったこと | B級パラダイス

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健康優良不良中年が、映画、音楽、読書他好きなことを気まぐれに狭く深くいい加減に語り倒すブログであります。

春休みスタートの3連休。
本来は今日がイベント仕事の手伝いで仕事になることが決まっていたが、中止。
土日も明日火曜提出のプレゼン企画書づくりの追い込みで出社予定だったのだが、
その企画(6月のイベント)自体の見直しでこれまたプレゼン自体がストップとなり
あっさり「何もない」3連休となったのはいいんだか、悪いんだか。

震災の直前にオークションで「必殺仕置人 Vol.3」をゲットしてついに仕置人コンプリート。
勢いでまだ未見だったジョージ・A・ロメロの「ゾンビ 米国劇場公開版」と
「ゾンビ ディレクターズカット版」も落として、手元に届いていたんだが
いずれも観る気にならなかった3日間。

ゾンビやらホラー映画やら、ヴァイオレンス映画大好きなのに
さすがに全然楽しめる気がしなくて手が出なかった。
まあ、またいつでも観れるからいいのだが
暴力も恐怖も破壊も、平和だからこそ「楽しむ」ことが出来ることが痛いほど解った。


様々なところでイベントの自粛、中止が相次いでいる。
様々な考えがあり、様々な対処があるから俺は一つ一つの是非は問わない。
イベントのテーマを考えて「祝う気にはならないから」中止にする。
イベントの体裁を変えて「チャリティ」として実施する。
今、ここで「敢えて普段通りのことをすること」で元気を出そう!とメッセージ発信をする。
どれも正解だろう。
嫌なのは何も考えず、ただ「不謹慎だ」と中止を強要する「圧力」だけだ。

民法のTV番組は徐々に元に戻りつつある。
番組は局のコンテンツだからそれは局が考えることだ。
くだらねえバラエティを流すのも局の考え方だ。
おいおいっていう番組も放映しだしてる。
ただ、閉塞感からそちらに逃げたい人もいるだろう。
それまで奪って「自粛だ」「不謹慎だ」と強制することは無い。
観たくなければ観なきゃいい。簡単なことだ。

ただスポンサーはそうはいかない。CMをそのまま流すのか、自粛するのか。
CM枠はもう決まっている。自粛したらその枠を埋めるのがAC、公共広告機構のCMだ。
結果AC差替がまだまだ続いている。
ACのCMは、もう見飽きるほど流れているが、どんなに素晴らしいメッセージも
あまりに多いと鼻にもついてくるもんだと学習したよ。

CM枠が復活してもスポンサー意向で流せない。それでACに差し替えているだけなのに
当初公共広告機構に苦情がたくさん行ったらしい。
最後の「エーシ~♪」というサウンドロゴの女性の高い声が鬱陶しいという意見もあり
そこが無音になってもいる。

これらの「不謹慎だ」って意見やACへの「苦情」っては
テレビも観れない状況の、被災している現地の方がしてる訳がない。
そこが気持ち悪いのだ。

震災報道の時、TVの報道はNHKだけで十分だ、
民放は局ごとに伝える内容を分ければいいのに、なんて意見を目にした。
妙にはしゃいで見えるフジテレビ他民放の報道の酷さに、結局はNHKを観てた自分だが
なるほど、と思う反面、やはりそれは違うとも思った。

その意見は4局揃ってる「都会」の意見なんだよな。
今はここ静岡も含めほとんどの県が主要4局に対応するローカルネット局があるんだろうが
地方によってはNHK以外が2局、3局ってとこもあるだろうに、と思うのだ。
静岡だってテレ東のネットはないし。
自分の生活しているところしか、本当のことは見えているようで見えてないのだ。

凄い勢いで義援金が集まり、ボランティアの力も結集している。
反面、買いだめで水やら米やらガソリンが不足している現象。
確かに静岡でも震度6があった。色んな人が心配してくれた。
ある意味不安感からそちらに走る気持ちもわからんでもない。
でも、静岡でそれをするなよ。ましてや静岡以西は尚更だ。
被害があったし計画停電で大変なのはわかるが、東京他関東だって同じだ。
見えているようで、皆、見えていないのだ。
結局、どこまで「想っているのか」、なのだ。
「見えるか見えないか」じゃなく「想うか想わないか」なのかもしれない。

被災地を、避難してる人たちを第一に考えようよ。
苦情やら、不謹慎だとか言ってる連中こそが、買いだめしてるイメージあるぞ(凄い勝手な想像・苦笑)
同じ連中は、福島原発の影響を受けてなくても近隣の商品を今後絶対買わないような気がするぞ。

被災地の救済がまだまだの中、原発事故も油断ならない。
先が見えない閉塞感が、経済にももっとダメージを与えていくのも必至だろう。

だから、せめて。
落ち着いていこう。
何もできないなら、いたずらに騒がず余分なことをしないで欲しい。
しっかり見えるように、しっかり想おう。
できることもまだまだあるはず。
前を向いて行けるはずだから。