進撃の巨人 | B級パラダイス

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健康優良不良中年が、映画、音楽、読書他好きなことを気まぐれに狭く深くいい加減に語り倒すブログであります。

久々にONE PIECE以外の漫画を買った。

どうしても読みたい!がここまで高まったのも久々で。
信頼できる筋(笑)が褒めてるのも多い、話題の漫画、「進撃の巨人」。
1、2巻をB●●K ●FFで見つけてもう我慢できず購入!

これがまたすこぶる面白い!

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遠い未来なのか、その生活は現代というより近世に近いどこかの世界の物語。
突如現れた謎の巨人たちにより、人類は存亡の危機に瀕している。
巨人は性別が無く、どうやって繁殖しているのかわからないが
こいつらは人を食うのだ。生きるために食うというより、殺すのが目的かのように人を襲うのだ。

これが不愉快なくらいに怖いんだ、巨人が人を襲う描写が。

巨人の多くは3、4m~15m級。この中途半端さがたまんない。
15mくらいっていうと大仏さんくらいだからイコール大魔神の大きさだったはず。
堪らんね。一番怖いんだよな、この大きさが。人をつかんでも胴を握るくらいで。

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で、食らうんだ。圧倒的な力で人を捕食する。この設定、絵にまずゾクゾクさせてくれる。
ゴヤの『我が子を食らうサトゥルヌス』の、あの恐ろしい、嫌なイメージなのよ。

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こんなサイズ的にも恐ろしさ的にもこちらのトラウマ揺さぶってくれる巨人の設定が憎いね。
もうね、ワンピースなんかと比べるとあわわってくらい絵がヘタなんだけど(笑)
そのヘタさのせいなのか、もう、怖いんだ。嫌ーな線で描かれた巨人たち。
この生理的な恐怖を呼び起こした時点で、この漫画、勝ちだったのかもしれない。

で、生き残った人々は、巨大な壁を築き、その内側で何とか安全を得て生活している。
巨人の調査のために外に出て襲われる以外、人類は何とか平和な100年を送ることができている世界。
そんなある日、突如、壁さえも超える50m級!の超大型巨人が出現する。
壁は崩され、多数の15m級以下の巨人が市街地に侵入し、恐怖と混乱と絶望が再び街を支配する。

この時母親と家を喪った主人公エレンらは、巨人の駆逐を決意、街を守る兵団に入り兵士の道を選ぶ。
5年後、エレンたちが兵団の訓練課程を修了する。
エレンら10人の成績優秀者他、仲間たちとこれからの配属を考えつつ
新兵としての任務についた矢先、再び超大型巨人が現れる・・・。

以上が1巻の途中まで。買ったのは2巻まで。ここからこれ以上の怒涛の展開が待ってるんだが
もう主人公は1巻で●●しちゃうし、2巻で●●するし・・・と、予想を簡単に覆す物語に痺れちゃったぜ。

絶望的ともいえる世界。なんとも不気味な巨人たちの存在。
正直それほど好きじゃないヘタクソな絵なのに
ストーリーに、世界観にすっかり持ってかれてしまった。

このギリギリの世界で、それぞれの考えがあり、それぞれの過去がある
エレンら若い新兵のこれからが楽しみなのも大きい。
彼らが何を選択し、どう生きていくのか。
でもって、謎だらけのこの世界はどうなっていくのか。

とにかく面白い!と俺も太鼓判押します。
かみさんや娘たちが「気持ち悪い~」とか言いつつも
グイグイ読んでいたのも事実なんで、女性の方々も食わず嫌いせずどうぞ(笑)

結局最後まで読まずに、後から買って揃えようと考えたまま果たせていない
「寄生獣」のようにならないために、これからは新刊買うのだ!
もう3巻が出てるとのことなんで、多分週末までには手に入れるだろうなあ(笑)。