ポルナレフ・・・なぞを聴きだす夜長かな | B級パラダイス

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ここ数日、秋の夜長に誘われたわけではないが
70年代の好きだった曲を集めて、コンピレーション風に並べて聴いたりしているのだが
以前録っておいたミッシェル・ポルナレフの曲を聴いてるうちに
他の曲とはまた違う懐かしさがこみあげてきた。

14歳の秋、なんとも切ない想いに囚われていたあの11月を想い出すんだよなあ。

思えば中学生の時だからもう35年近くも前だ。
遊びに来た友人がごっそり持ってきたシングルレコードの中にミッシェル・ポルナレフがあった。
どっちがA面だったのか定かじゃないのだが「渚の想い出」という曲が入っていたやつ。
とにかくこれがやたら気に入って、しばらく借りたのを覚えているのだ。

当時片想いだった女の子のことを思いながら何度も何度も聴いた記憶がある。
ただ歌詞はフランス語だからさっぱりわからず、タイトルで想像を膨らませるしかなかったのだが。
11月になるというのに、随分季節外れの「渚の想い出」ではあったが心に刻まれた1曲だ。

そんなことがあってからカーリーヘアにサングラスの、何だかド派手で見るからに「スター」、
おまけに自意識が高そうな、この「ミッシェル・ポルナレフ」がやたら気になっていた時期があったのだ。

その後も何曲か聴いた覚えもあるのだが、当時はアルバムで聴くこともなかったし
シングルを借りたりなんて無かったから、今一つ曲とタイトルが結び付かなかったりしていた。
いちばん有名なのはCMでも使われてる「シェリーに口づけ」なんだろうが
自分はバラード系から彼に接したので当時はあまり「シェリー~」は好きじゃなかった記憶がある。
また、70年代の終わりか80年の頃「リップスティック」という
レイプ被害を扱った、当時としてはセンセーショナルな映画に彼は音楽を提供していて
これも自分の好きだった彼特有の哀愁を帯びたメロディアスな歌ものではなく
ディスコ調のエレクトリカルなインストものだったんで、驚いたものだった。

そうこうしているうちに俺はハードロック・ヘヴィメタルにのめり込み随分彼とは遠ざかっていたが、
ここ数年の中でなんとなくベスト盤も借りてきたりはしていたのだ。
ただ、PCに録り込んでおいたそのベスト盤に目的の「渚の想い出」がなかったので
それほど熱心に聴いていなかったのだが、こうしてまた聴きだすと、うん、そそるんだよね・・。


これなんかは有名な「愛の休日」





「愛の願い」これも出だしだけ英語だけどあとはフランス語でわからんす(笑)。




「哀しみの終わるとき」これも名曲だよなあ。タモリ倶楽部で使ってたような・・・記憶が(笑)




とかなんとか言ってるうちに見つけた!「渚の想い出」!
原題がわからず検索できていなかったが嬉しい!おお懐かしい・・・やはり名曲だ!



おお、何だか切なくなってきたなあ(笑)。酒飲んで早めに寝るとします