自由と仲間 | B級パラダイス

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健康優良不良中年が、映画、音楽、読書他好きなことを気まぐれに狭く深くいい加減に語り倒すブログであります。

前のブログからもう何度書いただろう。4か月に1度の「すげぇ~!最高!」(笑)
ONE PIACE 最新刊60巻を2日の夜には入手。
休日前夜に至福の時を過ごすことができた。

凄まじい「頂上戦争」のその後。
記憶の中の幼い日のルフィとエース、そしてサボとの物語。
「何物にも縛られない自由」への渇望ってのに昔から弱いのだ。

様々な出自。自分では抗えない運命。偏見の目、自分を自分として認めない周囲の評価。
色んなものから脱して「自由な自分であること」を望み、旅立つことを夢見る3人。
ルフィ、エース、サボ・・・3人のの誓いが泣ける。

そして砕かれた希望に「強くなって大切なものは自分で守るのだ」と
ひたすら強さを求める幼いルフィ。
17歳になって強さに自信を持って、海賊王を目指して旅立つルフィ。
ルフィにとっての「海賊」は「自由であること」と同意義。
そして彼の「海賊としての旅」は・・・
「仲間」が自分の足りないものを補ってくれる素晴らしい旅でもあったんだよなあ。


そして、現在。
大きく立ちはだかる圧倒的な「世界」に踏みにじられ、打ち砕かれたルフィの自信。
あまりに深い喪失感に、絶望し何も見えなくなったルフィがまだ持っているもの。

それは「仲間」。

もう何巻も本編には出てこなかったルフィの「仲間たち」が
ルフィを想い、彼らより数倍強いルフィを今こそ助けなきゃと思う。
そしてルフィが「仲間たちに今すぐ会いたい」と泣きながら叫ぶ・・・。


いいなあ。ほんと、いい。


「自由」と「仲間」。
昔から俺はこれだけあればご機嫌だったのだ。
俺の好きな「物語」はこれだけで充分輝いていたからなあ。

そんなわけで自分だけの漫画にしたいくらいだけど、今や国民的漫画になってるんだよね(笑)。
悔しいけれど、同じように「いいねえ」と思ってる人がたくさん日本中にいるってだけで
今回も娘たちとじゃんけん勝して、最初に読んだおぢさんはなんか嬉しいのだよ(笑)。

新しい旅を読めるのは来年か。
週刊連載を我慢するのが辛いぜ(笑)