再会した宇崎竜童のソロアルバム「R.U./DEBUT」。手に入ってから毎日聴いています。
やはり俺だけの名盤だった!と再認識しております。
正直泣きそうになっちゃいました(笑)
海のイメージなのに翳りのあるロックチューン「SLASH」で幕をあけ
後に原田芳雄にも提供された我がフェイバリット・ソング「B級パラダイス」が続き
トランペットが高らかとイントロを飾るシングルカットもされた「炎の女」、
これも「SLASH」と同じく作詞島武実の陰が気持ちいいR&R「Southern Wind」が終わると
映画「TATTOOあり」の主題歌、このアルバムに俺がこだわる大きな理由の一つ
暗く美しくも激しい名曲「雨の殺人者」が始まるのです!! もう最高!
そして同じく映画「TATTOOあり」のエンディングを飾った名バラード「ハッシャバイ・シーガル」が
しっとりと続き、確かレコードではここまでがA面だった記憶があります。
気持ちの中でレコードをひっくり返して(笑)
中年?男の少女に対する純粋な・・・切なく眩しい愛を歌う「PRETENDER」続きます。
で、これも映画「TATTOOあり」の同名イメージソング「TATOOあり」がスタート!!
これは阿木耀子の歌詞が最高!一緒に歌っていたらすっかり記憶の中の歌詞が蘇って
すぐに歌詞カード不要となりましたわ~(短いし・・・笑)
正直燃えるのはここまででして(笑)そのあとは悪くはない「Together Again」
ちょっといま一つの(苦笑)「Japanese Doll」(阿木耀子の歌詞は凄いんだけどね)と
微妙な曲が続いた後に、暗く沈んでいくバラード「Love is End」が締め、
最後の最後に子供たちの「ラララ~」という希望を感じるコーラスのみの
インストゥルメンタル「Stay with Me」でアルバムは静かに幕を閉じます。
3分台の曲が大半で、ほんとタイトで無駄がなく、しかもカッコイイ名曲揃い。
いやあ、決して物凄く上手いわけじゃないけど、宇崎竜童の声、好きなんだよなあ。
あの声にのって「詞」が心にグサグサと刺さり、染み込むのです。
俺にとってやっぱり大切な大切な1枚でありました。
探した甲斐があったなあ。うん、ほんと手に入って嬉しいや。
実はその後俺が落札した直前に3500円、1か月前には1800円台で
同じくオークションで落札されていた記録を見っけて正直ガックリしてたんだけど(苦笑)
金曜に着いてから何度も何度も聴き返しているうちにそんなの忘れてました。
音楽好きな方が多い訪問者の皆さんにもあるでしょう?
皆には評価されて無い、または名前が通っていないけど、自分だけの大切な1枚ってやつが。
よく聴いていた80年代前半、大学後半から社会人になったばかりのころの「あの気分」が蘇えり
先の白竜と合わせ、あのころ聴いた曲・・・すなわちダウンタウンブギウギバンドや
ジュリーや甲斐バンドや葛城ユキなんかも入れたりして
またマイコンピレーション盤「やさぐれ歌謡ロック」なぞ編集しちゃいましたもん(笑)
ちなみにこんな感じ・・・
01.欲望の街/ダウン・タウン・ブギ・ウギ・バンド
02.たそがれマイ・ラブ/大橋純子
03.瞬間の愛/中村雅俊
04.LOVE(抱きしめたい)/沢田研二
05.SLASH/宇崎竜童
06.メモリー・グラス/甲斐バンド
07.エヴリデイ/THE YELLOW MONKEY
08.白い日記帳/THE BACK HORN
09.TATTOOあり/宇崎竜童
10.哀愁夜/葛城ユキ
11.鳳仙花(ボンソンファ)/白竜
12.でも、何かが違う/鈴木ヒロミツ
13.雨の殺人者/宇崎竜童
14.蘇える金狼のテーマ/前野曜子
15.時の過ぎゆくままに/沢田研二
16.ブルースで死にな/原田芳雄
17.身も心も/ダウン・タウン・ブギ・ウギ・バンド
18.燃えつきぬ/世良公則
07、08はわりと最近で、おまけにロックバンドではありますが、
この2曲はこうして並べても違和感なく相性いいんですよお。
白竜の「鳳仙花」は元々韓国民謡で2nd「ASIAN」に入っていたっきりだったけど、
これまたこの前落札したCD「ベストバラード」に新録で入っていて再会できました。
切なくて変わらずいい曲でした。
いかがっすか?皆様もお試しあれ。渋くて最高、名コンピレーション盤ですよ~(笑)。
と、竜童の「R.U./DEBUET」が手に入り難いことわかってて言ったりして
(むふふ・・・優越感(笑))