午前3時の乾杯 | B級パラダイス

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健康優良不良中年が、映画、音楽、読書他好きなことを気まぐれに狭く深くいい加減に語り倒すブログであります。

恒例の夏イベントが14、15日両日無事に終わった。

15日に撤収作業も難なく終わり、早めに会社に戻ったが
当日の終了告知をイベント用ブログに記さねばならず
2日分のそれを書いていたら結局帰宅は午前1時を回っていた。

帰宅して座った途端に脱力、しばらくぼーっとしてしまった。
日付も変わった16日午前3時を時計は示していた。
何はともあれ、無事終了・・・あ、明日からまた普通の仕事か・・・

物凄い疲労感と、でも、それを上回る充足感がこみ上げてきた。


いつもお盆の時期に準備や開催があるからもう7年も盆休みを取っていないが
これがあるからやめられないのだ。


7年前手探りで始めたこのダンスイベント、今のスタイルになって6年だが
こうして続けて手掛けられたことで、出会った方とコミュニケーションがとれ
その積み重ねで、俺はいつしかたくさんの方を支える立場になり、
同時にその方たちに支えられて成り立っているイベントであったなあとしみじみ想った。

今年はいつになく一般出演者以外のプロのゲストや
県内のセミプロのステージにも俺が窓口となってオファーを出し、
当日までのつなぎをつけることが多かった。

下は幼稚園から上は俺より年上のプロのダンサーたち。
7年間培った様々な方とのつながりが、その先の素敵なゲストを呼び
セミプロたちがあの場に立つことの意思表明を、話がしやすい俺にしてくれたから
自然とそうなったのだが、その他にも初めて部として出場する高校に説明に行ったり
毎年出演を決めているチームにオープニングステージを依頼したりと
関わったメニューが本当に多かった。
コンテンツを眺めると俺がつなぎをつけなかったメニューは1つだけだった。

そうしたチームや団体一つひとつを、俺なりに一生懸命フォローしたつもりだったが
どうしても完全とは言い難かった。
それでもおっさんスタッフの俺に、いっぱい握手して笑顔をくれて帰って行ったみんな。
本当に素晴らしい2日間であったことを思えば
俺自身が彼ら彼女らに支えられていたんだな・・・と改めて思った。


県内では有名だけどこのイベントには初登場の大人のチームたち。
ダンスに対する熱い思いをいっぱい語ってくれた連中がほんと眩しかった。

出番が無い翌日も遊びに来てくれて最高の笑顔を見せてくれたキッズダンサー。
スタッフのみなさんありがとうって色紙に寄せ書きして俺に手渡してくれた。

場内で販売しているかき氷を食べているのを俺に見られて照れていた
ステージ上では物凄いスキルと迫力を発揮する少女ダンサーたち。

今年も俺を胸が熱くなった初心者ワークショップのメンバーたちのステージ。
顔中くしゃくしゃにして本当にやりきった最高の表情で晴れやかに舞台に立っていた。
舞台から降りてきた時、待ってた俺にみんながハイタッチしてくれたっけ。

初めての大舞台に興奮していた高校生ダンス部のみんなは本当にキラキラしていた。
みんな娘のようだったよ(笑)

今年も依頼したこと以上の仕事をきっちりやってくれたプロ中のプロのゲストさん。
大ベテランなのに偉ぶらず自分と同じ舞台に皆を上げて一緒に踊ってくれたゲストさん。
そのゲストたちを探してきてくれた気のいいブレーンスタッフ。

みんなみんなダンスが好きだから、この場を心から楽しんでくれた。
そして俺はそんな皆を見るのが大好きなんだよな・・・。


他にも休みを返上して手伝ってくれた社員スタッフ。
体調崩しても来てくれたバイトスタッフ。
俺のはかどらぬ仕事に文句も言わず、返って労ってくれた主催者の方々。

支えてくれたたくさんの方々に今年はいつも以上に感謝を!。
あなたがたに出会わなければ、今年の成功は無かった。
あんなに嬉しそうに会場でステージで踊っている皆の姿を見ることもなかった。
本当にありがとう。今年も俺は持ちきれない宝物をもらった気がするよ。

15日の終了後、日付も変わった16日午前3時。
ひとつひとつのメニューを振り返りながら、タバコを吸う。
今日だけは発泡酒ではなくサッポロ黒ラベルで乾杯・・・。

1日目だけ楽しんでいってくれたかみさんと娘たち。
色々あって両親は今年は来れなかったが
ここにも支えてくれた連中がいたなあ・・・と遅ればせながら
寝ている皆にも感謝したのだった。

暑い夏がまだまだ続いているが、何だか俺の夏はもう終わっちまった気分。
もう少し、もう少しだけ浸っていたいなあ・・・。

今年の一番印象に残った曲。
集まったメンバーで「最初で最後のステージ」に連中が踊った曲。
聴いてるだけで彼らの苦しかった練習を、本番の晴れやかな表情を、頑張ったダンスを想い出し
泣けてきてしまう。