望郷の賛歌は体験でしか生まれない「南の島に雪が降る」 | 流浪の民の囁き

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映画を通した過去・現在・未来について、なぐり書き

被害者でいられるうちは、それこそ有頂天で過ごせるが、それが脆くもばれた後は、

隠された本性が顔を出して、結果的に巷間言われている「乱暴者、不逞鮮人」の

凶暴な有様が露になっては、擁護する人たちも大変である。


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在特会の男性を「鶴橋でやったらただじゃすまんぞ。この世におれんようになるぞ」と

脅した疑い


「反差別」元代表を再逮捕 在特会会員を脅迫の疑い「鶴橋で次にヘイトかましたら、

ただじゃすまんぞ」
大阪府警警備部は4日、在日特権を許さない市民の会(在特会)メンバーを脅したと

して、脅迫の疑いで、ヘイトスピーチ(憎悪表現)の反対活動をしていた団体の元代

表林啓一容疑者(52)=詐欺罪で起訴=を再逮捕した。
逮捕容疑は昨年8月22日、大阪市内で集会をしていた在特会の男性(42)を「次、

鶴橋でやったらただじゃすまんぞ。この世におれんようになるぞ」と脅した疑い。
同年9月5日には、自身のホームページに男性の名前を明示して「鶴橋で次にヘイ

トかましたら、ただじゃすまんぞ」と投稿し、閲覧した男性を脅した疑いも持たれている。
警備部によると「注意や忠告はしたが、脅迫した事実はない」と容疑を否認している。
林容疑者は凜七星の名で活動、昨年5月に解散した「友だち守る団」の代表として、

差別的な街宣活動が行われる場所に行き、非難の言葉を浴びせるなどしていた。

2014年06月04日 17時46分 佐賀新聞
http://www.saga-s.co.jp/news/national/10203/70786





安倍晋三首相は未来の労働人口減少を見据え、移民受け入れ策の検討に入った。
しかし移民の受け入れで避けて通れないのが、在日コリアンや在日中国人の問題だ。
李明博・前韓国大統領が竹島に上陸した2012年以降は、大阪のコリアンタウン・鶴橋

や新大久保でのデモがピークを迎えた。関西ローカル紙の記者が語る。
「昨年、鶴橋の在特会デモに参加した女子中学生が『鶴橋に住む在日クソチョンコの皆

さん、いつまでも調子に乗っとったら、南京じゃなくて鶴橋大虐殺を実行しますよ!』
と叫んだのには開いた口がふさがりませんでした」
警察がデモの許可を出さなくなった新大久保では、今年に入りヘイトスピーチは鳴りを

潜めている。
だが、韓国ショップ店員たちの警戒心は解けず、記者が街の様子を撮影していると30

代の国人女性に「アナタ、ナニ撮ッテル。ワタシ悪イコトシテル?」と詰め寄られる一幕

もあった。
「在特会メンバーは“お散歩”と称し、店頭の商品を蹴飛ばしながら街を練り歩いていた。
そしてショップ店員らに『竹島はどこの国のものだ、答えろ!』と食ってかかり、相手が
うろたえる姿を動画配信する。抗議ではなくただのイジメです」

(ジャーナリストの安田浩一氏)
そんな光景を見てきた地元民は複雑な胸の内を明かす。
「戦後から住み着いた在日韓国人とは仲良く暮らしていました。
彼らは日本に溶け込もうとしていたし、国籍に関係なく仲間意識を持てた。
でも、10年ほど前に入ってきたニューカマーに『郷に入っては郷に従え』は通用しない。
商店街にある街灯の電気代の負担をお願いしたら、『うちの店の前には街灯がないじゃ

ないか』と逆切れする。付き合いもないし、正直やりづらい」(商店街組合関係者)
新大久保に30年住む主婦も話す。
「狭い歩道に陳列棚を置いたり大音量で音楽を流したりして迷惑を被っています。
でもトラブルが恐くて注意はできません。近所に建った一軒家には複数の韓国人が
出入りしてまるで民宿状態です。誰が住んでいるか把握もできないから不安です」
そう話す地元住民もヘイトスピーチには冷ややかだ。
「苦々しい思いでデモを眺めていたら、その中の1人に『なんや、お前、朝鮮人か!』と
因縁をつけられて嫌な思いをした」(60代男性)

※SAPIO2014年6月号 014.05.27 07:00
http://www.news-postseven.com/archives/20140527_255487.html

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「狭い歩道に陳列棚を置いたり大音量で音楽を流したりして迷惑を被っています。
でもトラブルが恐くて注意はできません


古くからの住民にとっては、口に出さないだけで「迷惑を被っている」のは日本的情緒

が発揮されて「順法精神」と「我慢強さ」があるからだろうし、そのデモ自体も歓迎もせ

ずだが、だからといって「それを迷惑」とも思っていない。

そこには「異質な騒動」に対する穏健な心持がそうさせるのだろう。

ましてメディアがまとめる声というものが、どこか色に染められているにもかかわらず、

公正をきせば、結果的に「異質な人々の異常な行動原理」は、もともとの日本人には

相容れないものと映ると、ヘイトスピーチとわめき散らす人々に対しても「いい加減に

しろ!」となって来るのだろう。

いつも被害者面を全面に出しても、その野蛮で思慮深さのなさのカウンターに大しても

眉をひそめるのは当然である。

我が物顔に対するデモと、それに反発するとかの対立構図は、友好など有り得ない

を見事に現実化させているとして、やはり「援けない、教えない、関わらない」の三原則

こそが、その土地に暮らす人の処世術として懸命な判断となりそう。

経済活動の淘汰は、自然なものであり、注目されぬ商業主義は、いずれスラム化が起

き、オリンピックの近づきに一掃されることを望む。





異国で「やりたい放題」で、村社会を形成して自ら孤立して、相手にされないと差別云々

とかでは「望郷の念」など微塵も感じないのだろう。

すると結果的に「愛国心」という国を思う気持ちも希薄・・・。言ってることと、やってること

と乖離過ぎる様は、違うんだなぁと・・・。

その昔の戦争ものの中に、それこそな兵士の思いが溢れているものがある。

それが「南の島に雪が降る」という奇妙な題名の映画である。







https://www.youtube.com/watch?v=DpLG9Kxi1wU

「南の島に雪が降る」 六十一年公開作


この不思議な題名にこそ、大戦中の日本の兵士への最大の慰安であったと、映画

を見ていて思ったものである。

性欲を紛らわすセックスが慰安とされて、慰安婦という語句を当てはめたのは「売春」

の女性への思いやりだったのものが、いつの間にかトンデモな解釈とされるところに、

敗戦後の「責任逃れ」がついて回った結果と見て取れる。

この映画は実体験の映画化で、それだけに淡々と戦時中の戦場にありながら、兵士

への慰安に芝居が、それも浪花節的演劇、要は郷愁を誘う物語として「生きて帰る」

という意思を込めて、敗戦濃厚の戦場での「意気軒昂」の維持に、芝居という慰安が

役に立つ、特に雪国育ちの「兵士達の望郷」の象徴は雪、紙を細かく切り雪の如く

舞台で撒き散らせば、見ている兵士は感涙して・・・。

戦争映画として異色の淡々と、そして抑制のきいた演技には盛り上がりも少なく、

映画としてはメリハリはないが、勝って兜の緒を締めよ、辛くなったら笑えって紛らせ

的日本人的情緒が垣間見れる。

騒がず勝てばじっと喜びをかみ締め、負ければまた涙見せずに我慢する。

だけに演劇を見て戦地に赴く兵士との別れも、「また見に来る」「来てくれよ」の挨拶

が、実際は「もう来れないのは、どちらも分かっている」という背景を読み解けば、

淡々とした演出は、反戦のアピールでもなければ、美化のそれでもなく、そこで戦っ

ていた日本人のありようを、芝居に感動する極普通の人間と描いている。

特に「瞼の母」という演目での「雪のシーン」は、それこそ望郷の思いを強くしたであろう

当時の出征兵士にとっては、諦めも含んで誰を恨むでくただただ「田舎に帰りたい」

それが田端義夫の「返り船」へと繋がる。

昔から日本はいい国だった。何しろ祖国がありながら、「帰れば?」と率直に言えば、

ああでもないこうでもないと言いながら「ヘイトスピーチ」なんて造語で批判するって

もう思考回路の「ぐちゃぐちゃ」は、日本のそれとは雲泥の差である。





https://www.youtube.com/watch?v=O2_izEaxxVw

「南の島に雪が降る」 リメイク版


こちら未見につき・・・。

って、よーつべで見たれけど、なんだかなぁと感想を省略。



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                          といったところで、またのお越しを・・・。