昨今であるが、そこには「商売としての矜持」が存在して、安かろう悪かろう
の常識と相容れない「食に対する安全」がこれまではそれなりに通用したが、
今現在は「より大きな会社」が、怪しい安全をうたいなんともで、そこは批判
には強行に物申すが、それが自分達のとなれば・・・。
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「イ○ンのT○PVALUは原産国、生産者(国)がどういう訳かラベルに表示してあ
りません」――このような販促物がセブン-イレブンの店舗に掲示されている画像
がネットで出回っていた件で、イオンはセブンイレブン・ジャパンに抗議し、謝
罪を受けたと先ごろ発表した。

問題の画像は5月初旬にネットに投稿されたもの。
販促物には先の文章に続けて「それに対してセブンプレミアムは生産者が明記し
てあります。しかもほとんどの商品が大手メーカー製です。安心してお買い求め
下さい」と書かれ、しょうゆやマヨネーズなどが例に挙げられていた。
イオンの調査により、この販促物が実際にあるセブン-イレブンの店舗内に掲示
されていたことが判明し、同社はセブンイレブン・ジャパンに抗議した。
販促物で例に出ていた商品は法律に基づく原産国表示の義務がないにもかかわら
ず、「表示出来ない何らかの理由があるのではないか」との誤解を与える恐れが
あるとしている。
セブンイレブン・ジャパンからは、当該の販促物はフランチャイズ店オーナーが
独自に掲示したもので、撤去済みとの回答があり、おわびもあったとしている。
あわせて、イオンは商品の表示についてあらためて説明。
トップバリュはイオンが商品の開発から販売、顧客の意見への対応まで全責任を
持っているため、商品のラベルには「販売者:イオン株式会社」と「トップバリ
ュお客さまサービス係の電話番号」を記載しているとしていると述べている。
世界中から最適と判断した工場に製造を委託し、製品の品質や製造工場の管理
体制について「安全・安心」を確認しているとも。
またトップバリュのブランド刷新に伴って、「商品がどこで作られたか知りた
い」という声に応え、新規製造の商品から順次、製造所所在地の都道府県名を
商品パッケージ裏面に記載しているという。
ねとらぼ 2014年06月03日20時29分
http://news.livedoor.com/article/detail/8899346/
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原産国表示のないという正確な「批判」も、なにやら自社の論理がまかり通る
らしく強弁を貫くが、それが商業主義の悪弊にならなけりゃいいが・・・。

この画像のように「自信満々」だが、米の産地偽装時には納入業者にすべて
をおっかぶせて・・・。
そしてそれを批判するメディアに対しては、不買で対処とか、なんともな姿勢
は商業主義の行き過ぎのなせる業か・・・。
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「週刊文春」(文藝春秋/10月17日号)が掲載した『「中国猛毒米」偽装 イ
オンの大罪を暴く』が波紋を呼んでいる。この記事は、流通大手イオンで販売
された弁当などに産地偽装された中国米が混入していたこと、さらにイオンの
検査体制のずさんさや、仕入先の卸売会社との不透明な関係、全商品の8割が中
国産であることなどを告発したものだ。
これに対しイオンは「記事の内容は事実に反する」として謝罪と雑誌の回収な
どを要求。これを拒否されると、1億6500万円の損害賠償を求める訴訟を東京
地裁に起こした。
だが、イオンの取った措置はそれだけはない。全国のイオンやイオングループ
傘下のミニストップなどの直営店から「週刊文春」を撤去してしまったのだ。
結果「週刊文春」はイオンから姿を消した。これは言論に対する暴挙だとして
「週刊文春」側も「読者の知る権利、報道の自由を失わしめ、誠に遺憾」と反
発している。

●過去にも書籍を撤去しているイオン
しかし、イオンがこうした手段を講じるのは今回が初めてではない。
以前にも、イオン内の書店から“危ない本”として認定され、大量返品、撤去
されてしまった書籍が存在するのです」(取次関係者)
それが『プライベートブランド食品の危険度調べました』(三才ブックス/渡
辺雄二)というムック本だ。
セブン&アイホールディングス、イオン、サークルKサンクス、ローソン、ファ
ミリーマートなど、大手流通企業が展開するプライベートブランド(PB)に含
まれる食品添加物を、科学ジャーナリストである著者が徹底調査、その危険度
に応じて「不可」「可」「良」「優」と4段階にランク付けしたもの。
例えば、ハンバーグやミートボールなどの人気肉系惣菜では、セブンプレミア
ム(セブン&アイ)のデミグラスソースハンバーグは、添加物が多くカラメル
色素も使われているので「可」、ファミリーマートコレクションのスモークタ
ンは亜硫酸Naが添加されているので「不可」。また洋風スイーツの項目では、
セブンのショコラクランチ&ティラミスがアスパルテームやカラメル色素が
使われていて「不可」、ローソンのプレミアム純正クリームチョコレートは
添加物を使っていないので「良」といった具合だ。ほかにもサラダ、ジュー
ス、冷凍食品、菓子パンなど、それぞれ発がん性、遺伝子組み換え、添加物
の危険性も記されていて、消費者にとって危険な商品から身を守るテキスト
になっている。
もちろんイオンブランドのトップバリュ商品も多くランク付けされている。
マカロニサラダ「不可」、乳酸菌ウォーター「不可」、わかめスープ「可」、
もずくスープ「良」など。中には高ランク「優」が付いた有機野菜ミックス
なども存在する。
「しかし、イオンはどうやらこのムック本がお気に召さなかったらしく、発
売から1カ月もたたずに、ほぼ全てが返品されてきました」
(前出の取次関係者)

●食品の危険を指摘されると過剰反応
さらに“危ない本”はこれだけではなかった。同じく渡辺雄二著の『食べるな
ら、どっち!? 不安食品見極めガイド』(サンクチュアリ出版)も、同じ憂
き目に遭ってしまったのだ。
この書籍はポテトチップスやハムなど加工食品をメーカー、ブランド別に「食
べるならどっち?」と勝負させ、原材料や添加物の危険性を比較紹介する。
「ポテトチップスはカルビー派か、湖池屋派か?」といった具合だ。
もちろんイオンのトップバリュはここにも登場する。ポテトチップスのコンソ
メ部門では、湖池屋と比較され、「『食べるならこっち』として湖池屋、イオ
ンは『こっちはダメ』」と評され、あえなくイオンの負けという結果になって
いる。だが、イオンも負けてばかりではない。加工食品の王様ともいえるハム
・ソーセージ・ベーコン部門では丸大食品、プリマハム、日本ハムという老舗
食肉メーカーを退け、勝利を飾っているのだ。
これで撤去措置というのは、イオンは過剰反応ではないか。そもそも、本や雑
誌を扱う書店もまた、言論や表現の自由の一翼を担う存在なのだ。抗議や訴訟、
流通を握っていることをかさに特定のメディアを排除するのは、その自覚が足
りないといわれてもやむを得ないだろう。
(文=編集部)
http://biz-journal.jp/2013/11/post_3298.html
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商売は利幅によって「成り立っている」ものだが、原価をそれなりの物として
しないと信頼を失うのも、また「自業自得」ではないのか・・・。

こういった警告も出てくるには、それなりの背景があり、食の安全担保は
企業に任されるかは、力関係でなく「人間的商売のやり方」ってのが、今は
もっとも求められ、急成長は無理な業態を知らしめた。
田舎の田んぼの真ん中で、周辺の小売業をすべてなぎ倒して、そして収益が
悪くなれば、さっさと撤退・・・。あとに残るのはペンペン草と食料難民化
した田舎の人・・・。思い切り上辺の企業理念と実際のギャップはさて・・・。
その昔の映画には、環境問題を抱え込み、そこにパニック的怪物を取上げて
ってのが多く制作された。
「ジョーズ」の成功が海の生物を取上げさせる原動力なのだろうが、最後まで
恐怖でしまうものと趣を変えた映画に「バラクーダ」ってなのがあった。

https://www.youtube.com/watch?v=OE1l28aynoo
「呪われた毒々魚~人類滅亡の危機 バラクーダ」 七十八年未公開作
オスカマスが産業廃棄物の廃液で凶暴化して、人を襲うというジョーズ展開
すると言うものたが、ここで被害の原因を突き止めようとする高校生と保安官
とかパニックのそれから環境追求に展開が変化して、そしてラストはなんとも
な企業論理のブラックぶりの批判とか、なんともな展開で終わる映画。
だけにパニックでもなし、ホラーでもなしだが、経済活動のためなら何でもし
てしまう人間こそ「地球上の環境破壊者」として糾弾される存在・・・。
で、この「バラクーダー」の名前から思い出すのは、ハートというバンドで、
同名の曲も「ひでぇことするのは、いつも商業主義のメディアの人間」っての
たまって喝采を浴びる。
「バラクーダ」
人間の悲しさは、老化という細胞のそれで「きらびやかなステージ」も、
以下のように年をとると、なんだかなぁ・・・。
「クレィジー・オン・ユゥー」
食の安全も年齢には無力だが、なにも安くて危険な食品で、より老化を促進
するのも・・・。もっとも「命も金次第」ってな事もあるし・・・。
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といったところで、またのお越しを・・・。