があって、どちらかといえば「日陰者」扱いだが、日本は不思議な国でマスコ
ミという「公共の報道機関」が、堂々「トンデモ」でも一応言論として耳を傾
ける人も存在し、何より私企業として「存立」しているのは、やはり驚きの無
生産産業の広告という搾取の賜物だろう。
その中でも明らかな「国益毀損」に寄与しているのが、以下の言論機関で誰で
も一致しているだろう。
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東京・紀尾井町のビルの中にドイツ日本研究所がある。
ドイツ政府が出資して、バブル期の1988年に設立された。日本経済の強さ
の秘密を探るためだった。
当時の日本は世界中から注目されていたが、研究所までつくった国はほかにない。
それから四半世紀。12人のスタッフがいまも研究を続けるが、研究テーマは
大きく変わった。
急速に進む人口減や高齢化がデフレにどう影響しているのか。アベノミクスで
問題は解決するのか。日本人の幸福感は変化しているのか――。
「この困難を、日本がどう乗り越えていくのか、とても関心があります」。
日本に滞在して22年になるフロリアン・クルマス所長は話す。

そのクルマス所長に理解できないことがある。韓国や中国との関係がこれほど
悪化しているのに、参院選ではほとんど議論されないことだ。
「どうして近隣国との関係を良くしようという議論が交わされないのか。国民
も政治家も内向きになりすぎているのではないか。
欧州9カ国と国境を接するドイツでは考えられないことだ」
日本政治を追うクリス・ウィンクラー研究員は、在日韓国・朝鮮人らに「ぶっ
殺せ」などとヘイトスピーチを浴びせるデモの広がりが気がかりでならない。
「他民族を侮辱し、その存在を否定するヘイトスピーチが、日本ではなぜ許さ
れているのだろう」
ドイツ刑法には「民衆扇動罪」という条項があり、左右両極の暴力的な政治活
動や過激な表現を規制している。ユダヤ人を大量虐殺し、ドイツを破滅に追い
込んだナチス独裁への反省からだ。
法的規制がない日本の現状が、不思議でならないらしい。
もっとも、そのドイツも歴史問題や右翼的な潮流から完全に解き放たれている
わけではない。
東西ドイツの統一をなし遂げた90年代には、ナショナリズムの高まりを背景に
過去の歴史を正当化する論議が再燃した。右翼勢力による外国人排斥はいまも
続く。
ドイツの指導者たちはどうしたか。まず人びとの不安の土壌となる失業を減ら
し、生活水準を引き上げることに努めた。欧州統合を推進するのも、国家間の
不信の根を断ちたいという思いからだ。
日本こそドイツをもっと研究すべき時かもしれない。
(朝日新聞 7/18付 14面 「社説余滴」 国際社説担当・脇阪紀行氏)
※紙面から手打ち
http://www.asahi.com/shimen/articles/TKY201307170794.html
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とまぁ、統一を果したドイツの言を披瀝して「差別意見」に対しての批判を
繰り広げるのだが、この差別意見の過程と特定国だけへのものとを広く解釈
させて一般論へと逃げ込むでなく、これまでの日本国民の鬱積と被害の程に
も目を向けなければ「公平・公正」な言論となりそうもない。
ましてナチスにすべての責任を押し付けて戦後処理したドイツも、今では移
民問題で国内は揺れに揺れている。
そんな事情はどうでもよく、単に自分達の理論に添った意見のみを取上げて
都合の悪いものは「編集の自由」という離れ業で、伝えることもしない。
なんとも見あげた「捻くれ者の集団」だが、だからといって「いざ」となっ
た時には「何の役にも立たない」へたれ集団なのは明白であり、やはり唾棄
すべき存在としてこれからも「厳しく監視」が、日本国民の務めかもしれない。
で、都合よく取上げられたドイツだが、大戦中の戦いはそれは大層勇猛だっ
たものだが、そこに囚人達を兵士として役立ててとありそうな設定を勇猛な
戦車隊と結びつけたのが「第二十七囚人戦車隊」である。

この原作をデンマークも参加した映画としたものだが、ドイツと相対するのは
当時のソ連であり、戦車同士の戦いに後には名車と呼ばれるものが登場して、
戦争映画として、なかなか見ごたえのあるものである。
「第二十七囚人戦車隊」 八十七年公開作
この映画、なかなか皮肉をそこいら中に織り込んで、英語を話すドイツ人という
へんてこりんなものだが、刑務所の中から出された割りには職務に忠実という
ドイツ人根性や、侵攻した村で女性の泣き声に敏感に反応して何とか手助けを
してしまう・・・、で必死に助けたのは「ネコ」だったで、その上その女性は
助けて貰ったのにも関わらず悪態をつくと、よりこの主人公達の立場を際立た
せて、捻くれ者達の腐った心にも一分の魂とかも、まして爆弾犬というなんとも
な兵器も登場したりと、どことなく捻くれ者とそうでない者の境目がなく、より
以上に戦闘をしながら反戦を謡うというコンセプトはよくできている。

リー・マービンの映画でもあった囚人主体の映画と同じ趣旨だが、こちらは戦車
の攻防と共に、戦中の「慰安」をも、コミカルに描いて主人公達の人間性も凶悪
でなく、どこかに人間臭さをどっぷりと出している。
生死の戦いの息抜きとしての「リフレッシュ」は万国共通であったを理解させる
場面も含んで、それで居て「囚人達」の境遇を理解してのラスト・シーンは使い
まわしらしい映像なのだが、なんとも痛快にさせてくれる。
命令された任務を完遂して部隊に戻れば、そこに将軍が激励に訪れて、そこで主
人公達を侮辱して・・・、それに怒った囚人達が取った行動は、戦争における現
場と上層部の「乖離過ぎる不遜さ」で、必死に任務完遂と裏腹な上層部の態度に
観客も囚人達の行動を「あっぱれ」となって、めでたし、めでたしな結果ではな
いが、それなりの鬱憤を晴らすと、何よりその憎憎しい将軍をオリバー・リード
がその面構えの不遜さに磨きを掛けて、そしてその副官がキャラダインと名の知
れたのはこの二人・・・。
もっとも「いちご白書」を見た人は主役の年齢的成長に目を細めるか・・・。

この戦車という兵器は、その国によって構造もフォルムも違い、兵器としてよりは
機能美を兼ね備えた関心を集める趣味のアイテムとしても、人の心を捉えている。
そんな戦車好きという人にとって、日本には大戦の戦車群やら最新のものもトリビュ
ートして、荒唐無稽なアニメに登場させている。

このアニメに登場する戦車群は、何より忠実に描いてその上性能もより忠実だから
みていてとても楽しいし、それなりに国柄を登場人物に当てはめているから、それら
の特長にはキャラとしてよくできている。
中でも最強を欲しい侭にしているのが、この「戦車隊の歌」のドイツを模した
もので、主人公の姉がリーダーという設定なのだから、なんとも憎い・・・。

舞台の設定は茨城県大洗町で、街並みの背景は忠実に描かれていて、その上
戦車同士の市街戦もとなるから、実名の店舗も壊されるとか・・・。
にしても戦車同士の戦いのアイデアは、奇抜であるが「戦車好き」にはたまらない
魅力となってなかなかにヒットした。
それで町おこしにも寄与するのだから、それはそれでどちらもウィン・ウィンと
なって良かったかも・・・。
まぁ「日本の嫌われ者」として名が広まった「報道機関」などは、軍靴の響きに
怯えるのだから、戦車のキャタピラ音や、それを操縦するのが少女とかでは、卒倒
するか気がふれるか・・・、願わくば「気がふれて」精神疾患に陥っても別に日本
で困ることはないから・・・、どしどし見てほしいものである。
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といったところで、またのお越しを・・・。