少年の憧憬と、にわか売春婦の生業「マレーナ」 | 流浪の民の囁き

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映画を通した過去・現在・未来について、なぐり書き

日本語には、直接的な表現から幾分柔らかめな表現にして、呼ばれた人に配慮した

語句というものが存在していて、意味を汲み取りの「思慮深さ」が美徳な点でもあった

のだが、そこに入り込む「醜さ千パーセント」なマスコミという煽動屋は、当時であれば

それなりに日本人には響くものが、今では日本人全体を侮辱している語句となったの

が「慰安婦」という「金のなる木」である。

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旧日本軍の従軍慰安婦だった韓国人女性9人が4日、日本の右翼活動家の男性に

名誉を毀損(きそん)されたとして、ソウル中央地検に告訴した。
9人は同日、出入国管理事務所にこの男性の入国禁止を求める申請書を提出した。
男性は6月、ソウルの日本大使館前に建てられた慰安婦問題を象徴する少女像に、

「竹島は日本の領土」 と書かれたくいを縛り付け、その様子の映像をブログで公開。
この中で像を「売春婦像」と呼び、「撤去すべきだ」と訴えた。
告訴人の一人の李容洙さん(83)は4日、日本大使館前で開かれた集会に参加し、

「日本に慰安婦にされた私がなぜ売春婦なのか。許せない」と怒りをあらわにした。

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2012070400484&m=rss



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http://yeoksa.blog.fc2.com/page-0.html
韓国の88歳の大学教授がハングルで書いた文章です。日本語訳します。

"私は88才です。 もう事実を話したいと思います。" [チェ・キホ伽耶大学客員教授]
朝鮮末期の私は1923年の生まれです。 もう韓国のためでも、日本のためでもなく

「事実」を話したいと思います。
それは相当な覚悟が必要です。 生命の危険も覚悟しています。 しかし、これは私の

使命であると信じています。
私はソウルに住んでいました。 そして、時々、平壌や東京に行きました。 その当時の

韓国人は「日本人以上の日本人」でした。
「親切でやさしい日本人」という印象を、必死に消すために「反日」を指導者はそそのか

してきました。韓国と日本の歴史教育を比較すると、日本が10%の歪曲といえば、韓国

は90%が歪曲です。
朝鮮末期の正常ではないで政治腐敗を教えず、日本が関与しなければ独立ができた

ことのように使われています。
韓日合邦によって「教育」 「医療」 「工業」 「社会インフラ」が整備されました。近代国家

の基礎が出来たことは明らかな事実です。
その実績を「日本帝国主義の侵略政策の産物だ!」と糾弾する韓国にはあきれます。

より一層「日帝が民族産業を停滞させた!」という主張にはコメントする気持ちもなくなり

ます。
民族産業を殺したのは、朝鮮王朝です。 近代化を主張する先進的な思想家は反逆者

とし、親族までも処刑されました。
韓国人は「日帝の虐待! 性奴隷!」と叫んでいますが、私は信じることができません。

歴史の真実を知っているためです。
朝鮮語でキウン「地獄」でした。 それは大韓帝国時代になっても同じでした。
1904年、日本は朝鮮の惨状を救うために、財政支援を決断します。
例えば1907年度、朝鮮王朝の歳入は748万円だったが、歳出は3000万円以上でした。
その差額は日本が負担していました。 1908年にはより一層増加し、3100万円を支出し

ています。現在88才の老人の絶叫です。 どう思われますか?

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「売春婦」では、金のための本人の意思と貧困に対処する止む終えない事情が混濁

してしまうからの「慰安婦」という、ソフトな形態を想起させるものへと変換した、その

「日本人的優しさ」を逆手にとって、日本のマスコミが作り出したのが「従軍慰安婦」

というけったいな職業売春婦者である。

そして「従軍」するはずもないものだからと、単に慰安婦とされても「そこには強制」が

加味されて、英語のスレイブと同一とされる意味合いに、造語を作った日本人を語る

マスコミ人は、それ以後日本人の先人達を貶すのに躍起となるが、歴史的に見ても

戦中は「生き抜くために」娼婦となった婦人は、世界に数多といたので、日本だけが

その犠牲に安穏としていた訳ではない。

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この画像のフランス婦人も、当時のドイツの娼婦となりえて、ドイツ敗戦後、自国の

者達に寄って、凝らしのための「坊主」に強制的にさせられた。

そしてこれは「自業自得」となる。娼婦という「金を得る売春婦」の形態に、どこでも

「金のなる木」とはなりえない「さもしい仕業」と見なされたからの「戒め」だろう。


この「髪は女の命」いう言葉もある「髪」を強引に刈り込むのが、自国の不甲斐無さ

を娼婦に成り果てた自国の婦人への「行動」で正当化した先人達のやるせなさだった

のだろう。

これはフランスのものだが、この「髪を刈り上げる」集団暴行はイタリアでも、魅惑的な

婦人が娼婦となって敵国兵に「シナを作る」・・・。

それにたいした自国民の憤懣が終戦と共に、一心に憎悪の対象としての「娼婦」に向か

いというのを映像にしたためたのが「マレーナ」という映画である。


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http://www.youtube.com/watch?v=8HgHNI_0X8U&feature=related

「マレーナ」 〇年公開作

シチリアの風光明媚な背景と、色っぽい婦人の存在に魅了された少年の憧憬を

通して当時の戦争への足音と共に、変わりいく世相の中で人々がいかに過ごしたか

を叙情的に描いた秀作。

何より目を見張る主人公の肢体と立ち居振る舞いに、島の少年達を含めた男達は

すべて魅了されていて、その仕草は同時に同じ婦人たちからは「やっかみと嫉妬」

の対象となっていて、戦況が思わしくなくなれば食料にも不自由して、その上出兵

していった夫は音信不通と、頼れるものの不在にいつしか「食料の困窮」に、そその

かされて「娼婦」の道へと・・・。


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映画は少年の目線で、主人公を描くから「性的にも美的にも」憧憬の対象として、

それはただ「勇気のなさ」も手伝って、「見守る」という「体のいい覗き」で、主人公の

魅力をより引き出した演出となっていた。

だけに前半ののどかな風景と魅惑的女性の歩く姿と、憧れてしまった少年の「妄想」

とかの「夢想」には、年上の女性への少年の葛藤が良く出ていて、ここらまでは青春

映画の面持ちであるが、以後戦争が激化し、そしてドイツ侵攻、連合軍の反撃と村の

雰囲気は幾たびか変わり、そしてドイツの敗戦と共に、この主人公の女性には自国の

婦人からの「集団暴行」が起こってしまう・・・。

少年はここでも「見守り」でしかなく、主人公の夫人は辱めの「髪の丸刈り」を公衆の

面前で「リンチ」のようにされて・・・、罵りとあざけりに叫びながら逃げていく。

前半の凛とした美しさと、その対比が残酷な描写としてより強烈になればなるほど、

戦争のむごたらしさと勝敗の残酷さを、たった一人の女性の境遇から描いているのは

見事である。

その上、この「見守り」の少年は、死んだとばかり思われた夫が帰郷すれば、そっと

婦人の「やるせない境遇」を擁護する手紙を送り、仲を取りなうという役目も担うと、

少年の成長物語としても、やんわりとソフトな優しさで包む手法は、見終ったときの

晴れやかな気持ちに、生きてい人間の「業」を見せ付けて、また主人公の女性の気高

さをさりげなく描いて、戦時中でもそこに暮らす人々の「人間的葛藤」には、生きていく

人間の愛しさが詰まっていた・・・。


で、この映画の肝は、やはり前半と後半での女性の境遇の違いが・・・。

なにより娼婦という「売春婦」としての「生活の楽」と、周囲との格差はいつしか「憎悪」

に早代わりしてしまう・・・。

さて、この映画での婦人の「売春行為」と、これまで喧伝された「慰安婦」なる人々との

差はなんだろう。

そこには個人を超えて、政治的野心がとぐろを巻いて「洗脳」が「金になる」と知った人

々の醜悪すぎる「思惑」が見え隠れしている。



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                            といったところで、またのお越しを・・・。