ルールなき「マニフェスト違反」の詭弁と「都市伝説」 | 流浪の民の囁き

流浪の民の囁き

映画を通した過去・現在・未来について、なぐり書き

「大政翼賛会」的政治になりつつある「日本の政治劣化」を、メディアが政権交代を促進

した自負があるのか、これまでなら自民政権時「大声で大政翼賛会」と厳しく批判を上げ

ていたが、やっと小心者が声を上げれば、それに呼応してメディアもそれなりの批判精

神が蘇ったように、これまでの擁護から一転して「民主党」批判を繰り広げる。


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もっとも「分裂気味」と、あくまでも政権与党の内輪もめに終始して、この政権与党が

「能無し集団」を激しく批判はしないと、どこまでも「解散総選挙」に言及しないでは、

日本全体が意気消沈して、国内経済や復興にもマイナスとなって来る。

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岡田克也副総理は6日の衆院社会保障・税一体改革特別委員会で、政権交代を実現

した平成21年衆院選について「マニフェスト(政権公約)というよりは、政権交代を望む

国民の大きな流れで勝った」と述べた。
消費税増税を含む一体改革関連法案の修正協議に向け、自民党が撤回を求めるマ

ニフェスト施策にこだわらない姿勢を強調したかったようだが、民主党の「マニフェスト

原理主義者」の感情をまたも逆なでしてしまった。
民主党石井登志郎
「マニフェストは方向性を示す羅針盤のようなものではないか。子ども手当2万6千円

支給というように  分かりやすくしてこうなってしまったことに大いに反省すべきだ」
岡田克也副総理
「2万6千円が過大でなかったかといえば、過大であったというふうに思います」
「国民の多くは政権交代を一度行うべきだという思いの中で投票した」
マニフェストが政権交代の原動力となったとの見方を否定した。
すっかり開き直ったかのような発言だが、かつては岡田氏こそが「マニフェスト原理主

義者」だった。自ら先頭に立って「マニフェスト選挙」を主導してきた。
平成16年7月の参院選では党代表として「年金一元化」などを掲げ、民主党は小泉純

一郎政権の自民党に初めて勝利した。
「マニフェストと違う行動を取る無責任な議員は党内にいない」(16年1月)と言い切った

こともある。
ところが、政権交代後の菅直人政権末期では、幹事長として自民、公明両党と子ども手

当などの見直し協議を主導。
野田佳彦内閣でも一体改革を進めるため、「バラマキ」政策見直しの急先鋒となった。

産経新聞より抜粋
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120606/plc12060623170031-n1.htm



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民主党の前原誠司政調会長は6日、BS朝日の番組で、小沢一郎元代表に近い党内

の議員がマニフェスト(政権公約)違反を理由に野田佳彦首相を批判していることに対

し「天につばする話だ。政務三役をやった人まで言うのは『自分は無能でした』と言うよ

うなものであり、極めて不愉快だ」と強く反論した。

2012.6.6 15:46
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120606/stt12060615470005-n1.htm

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何、寝言を言ってるのか!
呆れてモノが言えないとはこのことだ。
消費増税法案を審議している衆院の「特別委員会」で5日、安住淳財務相が
「議員年金を廃止したのは冷静さを欠いていた」と発言したのである。
議員年金は在職10年で受給資格が得られ、年間412万円の最低保障、
それも財源の7割が税金という“大甘特権”が批判を浴び、小泉政権時代の06年4月

に廃止された。
あれから6年。安住財務相はいまも未練タラタラなのだ。
委員会で安住が「小泉政権の時に互助会年金(議員年金)をやめた」と言うと、野党か

ら「おまえら(民主党)がやめろと(先に)言ったんだ」とヤジ。これに安住は「自民党が

提案した」と反論。さらに、こう続けた。
「(廃止になった時)私は在職9年8カ月だったんですよ。議員年金はいらないという風

潮の中で、国会議員はスケープゴートになった。
果たして冷静に考えるとどうだったのか。将来的に若い議員を育てていくにはどうした

らいいのか、各党で考えてもらいたい」
要するに、もう一度、特権的な「議員年金」を復活させたいというのだ。
すると委員会室は「そうだ、そうだ」の声で沸いた。安住に限らず、他の国会議員も議員

年金が欲しくてたまらないのだ。
しかし、国会議員には、自営業者と同じように「国民年金」がある。さらに議員年金までく

れとは、冗談じゃない。
都心の一等地の3LDKに8万円台の低家賃で住める議員宿舎だって温存されている。

これから消費増税で国民を苦しめようというのに、自分たちは身を切らないばかりか、特

権を復活させようとは、バカも休み休み言え、だ。
経済ジャーナリストの荻原博子氏がこう言う。
「本来、志あって政治家になるはず。待遇を良くして、安定した生活を保障しないと国会議

員のなり手がいないということでしょうか。
1日1億円の税金を使って国会を開いているのに、あまりに議員のレベルが低すぎます」

国民をナメている。
http://gendai.net/articles/view/syakai/136924



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「知らない。言わせておけばいい」
東京都による沖縄・尖閣諸島の購入を批判した丹羽宇一郎駐中国大使の発言に対し、
石原慎太郎知事は7日、不快感を隠さなかった。都内で産経新聞の取材に答えた。
藤村修官房長官は記者会見で、丹羽氏の発言を「政府の立場を表明したものでは全くな

い」と否定した。民主党の前原誠司政調会長は「大使の職権を超えており、適切な発言

ではない」と強く批判し、「私は東京都よりも国が買うべきだと考える」と述べた。
丹羽氏をめぐっては今回の英紙インタビューに先立つ5月4日にも、訪中した横路孝弘衆

院議長と習近平国家副主席との会談に同席し問題発言をしていたことが7日、分かった。
丹羽氏は習氏に対し、日本国内で石原氏による沖縄・尖閣諸島の購入表明を支持する意

見が多数を占めることについて、「日本の国民感情はおかしい」と述べていた。複数の横

路氏同行筋が明かした。丹羽氏はこの際、「日本は変わった国なんですよ」とも語ってい

たという。
横路氏同行筋の一人はこう振り返る。
「あの人は中国べったり。外交官じゃなくて商社マンだ。重視しているのは国益か社益か

分からない」だが、丹羽氏が「中国最強商社」を自任し、対中ビジネスを重視してきた伊藤

忠商事の社長経験者であることは、就任前から懸念されていたことだ。
その丹羽氏を「政治主導」の象徴として、民間から初の中国大使に起用したのは民主党政

権だ。野党からは当然、「その大使の言動について民主党の責任は免れない」(自民党の

世耕弘成参院議員)と任命責任を問う声が出ている。
実際、丹羽氏はすでに役割を終えた対中ODAを日中関係改善のため「続けるべきだ」と主

張するなど、中国側の意向に配慮を示す例が目立つ。これまで丹羽氏を守ってきた外務省

内からも「伊藤忠が中国にモノを言えるわけがない」(幹部)と冷めた声が聞こえる。
丹羽氏起用を主導した岡田克也副総理も今では丹羽氏が大使として機能していないことを

暗に認め、周囲に「政権交代のコストだ」と漏らしているという。(抜粋)


http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120608/plc12060801300001-n1.htm

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政権交代後、なんら「マニフェスト」を遂行しようとせずに、国益毀損の方策に長けた

政権与党も、党内のごたごたが噴出して「脱党するやから」が出るという按配に、国民は

その聞こえの良い主旨に対しても、単に「人気とり」と認識されているようで・・・。


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どこかの国にとっては、利用出来る政党は「マスコミ」にもシンパシィーを感じる

からか、「嘘」に騙される国民が悪いといわんばかりの論調では、その「上から目線」

に不遜さが漂い、国民も聞く耳を持たないのではないか。

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ここのところ中高年層の政治意識の変動が目に付く。しかもその振れ幅は若年
層より大きい。中高年層は数が多く、選挙の投票率も高い。
振れが政治の不安定を招いているのではと危惧している。
支持政党がない無党派層といえば若年層の代名詞だったが、いまや中高年層
でも半数に達する。この傾向は小泉純一郎政権の頃に始まり、政権交代後も変
わらない。年をとった無党派層が、選挙のたびに軽々と投票先を変える。
そんな「そのつど支持」が目立つ。
具体的にみてみよう。2005年の衆院選(郵政選挙)と09年の衆院選(政権交代
選挙)で、民主党に投票した比率の変化を年代別にみると、20代が14%→20%、
30代が17%→30%に対し、50代は22%→42%、60代は21%→45%と伸び幅が
大きい。
また、09年衆院選と民主党が敗北した10年参院選の間では、20代が2?しか落
ちていないのに対し、50代は19?、60代は17?も下落している(以上、共同通信
社トレンド調査から)。中高年層が若年層以上に、その場限りの選択をしている
のは明白だ。
中高年層の政治意識は選挙以外でも大きく動く。毎日新聞社の世論調査による
と、鳩山由紀大内閣から菅直人内閣に代わった際の内閣支持率は、20代、30代
の上昇が20~30?台なのに、50代では53?、60代、70歳以上では49?も上がっ
た。菅内閣から野田佳彦内閣への交代時でも、中高年層の上昇ぶりが際立った。
人は年をとるにつれ、社会とのつながりや付き合いを深めて保守化し、政治的な
態度も固まっていくとされた。だが、終身雇用と年功序列の崩壊で脱組織化の風
潮が強まり、無縁社会化が進んだ90年代以降、様相は一変した。
地域の人間関係は希薄化し、一人一人が社会との接点を持たず原子化した。
地方では、家に閉じこもってテレビを見るだけの中高年層が急増したと聞く。
中高年層が保守化どころか、メディアを通じた風向きに楽々と影響されるようにな
ったのは無理もない。
政権交代を希求し民主党に投票したのに、1年も経ずに民主党から離反。投票行
動は一時の選択として完結し、選挙が短期的イベントとして消費された。衆参のね
じれを生じせしめ、政治の停滞を招いた最大の要因は、まさに中高年層の揺らぎ、
よろめきにある。
中高年層よ。アンチエイジングもいいが、政治に定見をもとう。選挙での選択に責
任をもとう。民主党に投票したことの後味の悪さを、いったんじっくりとかみしめて
ほしい。次の選択のために、いま必要なのは自省である。

http://nandemokou.exblog.jp/17631754/
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自省とか自虐とか、何より「反省」から始めなければならないとは、日本の国は

いつも「反省」しているかのようで、この政治の混乱の一端があるメディアの「自省」

の方がより重要であるのではないのか。



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にしても、脱党する人々の中にも、それこそ「議員の矜持」もない人もいては

どうにもならないと思う。

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新党結成に突き進む「親分」についていくか、それとも民主党に残るか――。

小沢一郎元代表が離党を表明した2日、消費税率引き上げ関連法案で反対票を
投じた小沢グループ議員の多くは、それぞれ苦渋の決断を強いられた。
「えっ、入っているの? 私は離党という決断をしているわけではありません」
離党に慎重だった辻恵衆院議員は2日午後、自らの離党届が提出されたことを
記者団から聞かされ、絶句した。
同じく離党届が提出された階(しな)猛衆院議員も国会内で記者会見し、
「離党届は確かに小沢先生に預けたが、提出までは委託していない。
これは無効だ」と述べ、同調を拒んだ。

*+*+ YOMIURI ONLINE +*+*
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120702-OYT1T01078.htm
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離党する「血判状」であるはずの「離党届」の予備意思が、あっさりと否定して

議員として残るにしても、議員仲間からすれば「信用出来ぬコウモリ扱い」では

それは「光の戦士」にもいえるのだが、なんとも「歳費で暮らす特権」のある者達の

「醜い争い」は不毛のもので、なんら国のプラスにならない。

今の混乱からは国民不在であり、解散総選挙が議員として取り得る最大の矜持だろう。


まぁ、ルールもへったくれもない「蛮行」が罷り通るのであるから、そこには責任感の

有無が感じられず、憤慨する多くの人は、完璧に政治不信となる。

そこから「それへの不満」が爆発して殺生沙汰も起こりうるかも・・・。

これが「恋人の理不尽な死」というものだったら、そんな不満を都市伝説を利用して、

殺戮していく「ル-ル」なんて映画もあった。



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http://www.youtube.com/watch?v=Ts6jSWYm0g0

「ルール」 九十八年公開作


物事には「ルール」があり、それをたがえては恐怖が待ち構えている。

と伝えられる都市伝説を学習する学生達が、一人ひとり犠牲を出して行き、

疑心暗鬼と「都市伝説」の信憑性からの恐怖がサスペンスとして、展開が

なかなか面白いものとなって来る。

果たして都市伝説を利用して殺害する犯人は誰か、そしてその動機はなにか

と、徐々に明らかになるのだが、いつしか犯人が絞られてきて、犯人の不死身

さが笑いに変わってしまうと、学園ホラーのどこかにあった展開となって、どっかで

見たなぁと興ざめしてしまったと・・・。

ただ「ルール」と叫ぶ犯人の憤りは、そりゃそうだと納得する。




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                   といっところで、またのお越しを・・・。