能力の限界を見せられるトロマ製「バーバリアン、恐竜地獄の美女」 | 流浪の民の囁き

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映画を通した過去・現在・未来について、なぐり書き

「危機意識」とか「迅速行動」とかからかけ離れた存在が明らかになった
「政権与党」の皆様だが、これで地元で再び選挙になれば「国民の生活が第一」
と叫んで、有権者に媚を売るのだろうか・・・。

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政府が東日本大震災の被災者向けの仮設住宅について、「震災発生から2カ月で
3万戸供給する」と掲げた目標について「3万戸完成」ではなく、「着工できる
環境が整備された状態が3万戸」としていたことが15日、わかった。国土交通
省が明らかにした。被災地では仮設住宅の早期完成を望む声がある中、「供給」
という言葉を「完成」とは違う解釈で使ってきたことへの批判が出そうだ。
阪神大震災時に震災担当相秘書官だった自民党の小里泰弘衆院議員は「完成・入
居の状況になってはじめて『供給』だ。
菅政権は、取り繕うことに懸命になっている。正確な情報を発信しないと現場は
混乱する」と指摘。与党からも早速「言葉遊びだ」(閣僚経験者)との批判が出
ている。

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110416/plc11041601310001-n1.htm

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「防災担当相」という肩書なのに、この非常時にまったく顔を見ない大臣がいる。
松本龍大臣のことだ。
「官邸に引きこもって閣議後の定例会見すら開かない。取材対応も記者との立ち話
程度で、原発のことを聞くと『私は担当じゃないから』と逃げる。何をやってる
のかさっぱり分からない」(全国紙政治部記者)
松本氏は福岡1区選出で、祖父は「部落解放運動の父」と呼ばれた松本治一郎元参院
副議長。祖父が興した福岡のゼネコン「松本組」の御曹司で、菅内閣の閣僚中ではダ
ントツの、資産7億円を誇るリッチマンだ。
「ボンボン育ちで、修羅場をとても仕切れない。地震発生時にはパニックに陥り、
以来、会見もできない。こんな人物を防災担当相に据えた菅首相の責任は大きい」
(全国紙編集幹部)
震災が発生した3月11日から数日間、被災地救援や物資輸送が滞り、その後の活動
に多大な悪影響を及ぼしたが、松本氏はその"元凶"と目されている。
「官邸の危機管理センターに詰めていた松本氏がまったくの役立たずで、自衛隊の
初動が遅れたのです」(全国紙政治部デスク)
3月19日に菅首相が谷垣禎一自民党総裁に「副総理兼震災復興担当相」で入閣を求め
た際、「松本防災相を辞めさせてから話を持ってくるのがスジだ」と"更迭"を要求
したとされる。もっとも松本氏はすでにクビになったに等しい状態だ。
「松本氏がやるべき仕事は、ほとんど仙谷氏がやっている。被災者支援の業務で官
僚を呼びつけ、指示を出しているのは仙谷氏。松本氏は単なるお飾りと化しました」
(官邸スタッフ)
どうして菅政権は、こんな役に立たない人材ばかり揃っているのか。

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/2366
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ありていに言えば「口先だけの能無し」の面々、それをイメージをもって能力的な
未知数を「幻想」で包んで国民に突きつけた「マスコミ」の酷さもたいしたもんだ
が、やはり「能力」的に、国民の負託に耐えられない。
言い換えれば「能無し」が、この大震災で明らかになってしまって、さながら「駄目
なものは、やっぱり駄目だった」を今更ながらに、国民一人ひとりがかみ締める結果
となった・・・。

で、その「能力」というもので、「ああ、これが限界なんだろうなぁ」と、つくづく
思い知る、いや「感性」が「一番じゃなければいけない」でなく、最初から「二番で
いや最低いい」を悟って作られる映画というものもある。
米国・トロマ社というところも、この「心得」を着実に守って・・・。
そんなところの作品群の中で、見ていて「限界」というより「仲間内の学芸会」を
見せているとしか思えないのに、「バーバリアン 恐竜地獄の美女」というものが
あった。

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「バーバリアン 恐竜地獄の美女」 九十一年未公開作

近未来の空想科学映画は、低予算と「やる気のなさ」を脚本に求め、少数精鋭
で撮れる「パニック」としての「恐竜」を登場させる。
この造形がこれまた「着ぐるみの出来損ない」だし、突然変異をしてしまった
爬虫類のそれも、また巨大化した「ミミズ」の動きと人間の「動作」のチグハ
グさには、やはり「笑いを狙ったあざとさ」も滲んで、緊迫感のない演技共々
「テンポのノロノロさ」のみが光って、見ている目にも「流し見」という「な
がら族」を再製させてくれる。
って、そもそも「見る前から」予想出来るのを、分かっていながら見ているこ
ちらもそれなりに暇なんだが・・・。
それでも「暇つぶし」でも、「ケタケタ」笑いながら「怒っている」部分もあ
りと、感情が変な具合に「揺り動かされる」
とはいえ、馬鹿馬鹿しいものを作る精神もまた、娯楽には「必要」なもの・・・。

と、なれば、政権与党の「要らなさ」よりは、このトロマの「娯楽」の方が
「精神安定」には「馬鹿にできる」そのクオリティーが貴重になりそう・・・。

バーバリアン~恐竜地獄の美女~ [VHS]/リンダ・コーウィン

¥14,595
Amazon.co.jp         といったところで、またのお越しを・・・。