闇の組織によって、「人身売買」やら「性奴隷」として商品化された女性の悲惨や生き
地獄的実態を、それなりにまとめた報道を目にしても、それがかの国の出来事となる
と、いささか「眉唾」を念頭にして読まないと、その実情は偏った意識になってしまう。
そういったものが下の報道記事である。
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釜山(プサン)地方警察庁外事捜査隊では、高利の債務を返済できなかった風俗店の
女子従業員70人余りを、日本の性売買店に売った海外性売買斡旋組職を摘発したと
明らかにした。(聯合ニュース6月8日)
彼女は毎日悪夢を見る。昨年日本で経験した3ヶ月間が頭の中から消えないと話した。
事情はこうだった。彼女は2008年に釜山の風俗店で働いていた。そのうち店の女の
子を管理する『メンバー』を通じて1,500万ウォンを借りた。
年利150%の私債だったと話した。毎週返さなければならないお金が払えなかったら、
そのお金が元金に加わって利子が雪だるまのように膨らんだ。体が痛くて数週間休
んだところ、借金が6ケ月で3,000万ウォンになった。借りたお金の2倍だった。
私債業者が毎日電話を掛けてきた。「刑務所に入れてやる」、「親にバラして家をぶっ
壊す」などと脅迫すると、ある日メンバーがこんな話を持ち出した。「日本に行って目
を瞑って3ヶ月間働きなさい。借金をすべて返済できる」
彼女はその事が『職業性売買』である事を直感した。すると私債業者とメンバーが言
った。「お前がそのように踏みとどまるなら、後にオーストラリアやアメリカに売る事も
出来る」。彼女は日本行きを選択するしかなかった。
翌日彼女はメンバーの紹介で、海雲台(ヘウンデ)のコーヒーショップで日本の性売
買店の韓国の連絡責任者と会った。顔とスタイルに目を通したその連絡責任者は、
満足げな表情を作ると勤務条件として3,500万ウォンを提示した。
20代の初~中盤で容貌の良い女性は『S級』として3,500万~4,000万ウォン。
平凡な女性は2,000万~3,000万ウォンを提示した。彼女はこのお金に1ウォンも触る
事ができない。日本の業者が送った金がメンバーを経て、私債業者ポケットへと入
ったのだ。
3,500万ウォンだから私債の3,000万ウォン差し引けば500万ウォン残るが、航空費と
日本の宿泊費の名目でこのお金も差し引かれた。彼女はメンバーの見送りを受け
て東京行きの飛行機に乗った。
壮健な業者の従業員が成田空港に出迎えに来た。
彼は彼女を車に乗せてすぐに『スタジオ』という場所に連れて行った。服を脱いで
各種の淫らなポーズの写真を撮った。職員は「ホームページに載せる」と話した。
彼女を雇った店は通称『デリバリ』と言う出張性売買業者だった.
インターネットに女性の写真と身体のサイズ、年齢を公開して、連絡が来ればお客
さんの指定の場所で性売買を行うのだった。業者はホームページに「新しい娘が
入って来た」とし、彼女の写真とプロフィールを掲載した。勤務は初日から始まった。
http://news.chosun.com/site/data/html_dir/2010/06/18/2010061801548.html
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この記事によれば、人権無視の極悪組織が「女性の性商品化」に暗躍して、それを
輸出している実態となるのだが、下のほうに「かの国の性の商品」を取り扱った過去
の報道をまとめて見たから、それとの差異には「売春輸出大国」という宜しくない評判
の訂正に躍起になる国全体の歪んだ姿が見えてくる。
ただ、この「人身売買・売春」の実態は、この国を除いて見れば、その悲惨さは「見る
に耐えない」類いのものとなる。
そんな悲惨な犯罪行為に対して、阻止しようと活躍する人々を描いていたのが、この
映画「ヒューマン・トラフィック」である。
http://www.youtube.com/watch?v=Pr4xnWa1R2M
「ヒューマントラフィック」 〇七年製作
闇の犯罪組織による「人身売買」の実態と、それからの救出を手助けする
捜査官の活躍を描くテレビ・ドラマ・・・。
主演はミラ・ソルビィーノ、ナレーターの言によれば、1975年以来のこの種の
犠牲者は毎年八十万に上るとか、ほんとかいな気持ちと需要の多さにびっくら
こく。何より需要の有無が供給を生むわけで、映画もまた需要を無視したものは、
淘汰されていくし、会社であれば倒産の憂き目を見る。
すると買う側の問題も提議しないと、この問題解決への糸口が見つからないもの
である。
物語は、ニョーヨークでの少女転落事故死をきっかけにして、移民関税局の職員
が粘り強い捜査で、組織の壊滅へと向かう「官憲の正義」に支えられて新たな犠
牲者を出さず、そして行方不明となっている少女救出へのロシアかどこかの父親
の潜入と共に、組織の実態を暴きだすという、一応社会派の問題提議的意味合い
を込めて、一捜査官が大活躍すというもの。
夜の闇に蠢く「売春蛾」も、その実態は「売られてきた女性」とか「拉致られてきた
女性」あるいは、「騙された女性」を「売春婦」に仕立て上げ、その得た報酬の「搾取」
にありと、表現方法として「無理強いされる女性」として、見ている人に「犠牲者」の存在
を生々しく伝える。
さすれば、「売春」も無理やりな行為として糾弾でき、購買側の意識も「後ろめたさ」を
感じて貰えて、需要の絶滅に向けた「提案型テレビドラマ」の側面を持ってくる・・・。
長い映画な割りに、良くまとまっていて「それなりに見られる」ものとなっている。
ただ、描き方は旧来型の「組織悪」についてと、善良な女性の犠牲者として、酷く偏った
意識も散見できてしまう・・・。
告発型の映画の説教臭さは、それほどでもないがそのインパクトは弱い・・・。
で、この人身売買・売春では、日本もトウの昔のことがいまだに批判の遡上に上がり
政治運動化しているが、そこに絡むのが「とってもおかしなことに性輸出大国」として
つとに名の知られているかの国の人が絡むことである。
日本でも、こんな題名の映画があった。
「闇の子供」とはタイにおける子供の人身売買と「臓器提供」の告発型の原作本の
映画化なのだが、これに噛み付いたのが当のタイ政府で、「臓器移植」の事実はな
いと、捏造を指摘して、そして何よりな日本人以外は「子供云々」はないと、日本バッ
シングと、事実に反して欧米の需要の多さを無視して・・・。
これがまたかの国の人が作者だから、映画自体も「なんともな偏った描き方」に終始
して、いつの間にやら「日本叩き」大好きな日本のやたら偏ったマスコミも声を上げな
くなって、細々と公開をしているらしい・・・。
と、事実を膨らまし歪曲して映画にしたためれば、それらしいものとして見た人へ影響
して行く・・・。
上の映画のいろいろなサイトの書き込みでも、その真実よりは映像にされた「痛めつ
けられる少女」の実体が、より強烈なものとして残る・・・。
それが真実告発であれば、何も問題はないし政府からクレームをつけられても、得意
の「表現の自由」でやり込めるだろうが、そこに黒い思惑がらみだと、目に触れることも
そうそうなくなる。
ただ、事実であっても「認めたくない事実」というものもあって、こういったすこし偏向した
原作を用いずとも、以下のような事実は、到底映画になり得ない。
何よりな「犯罪行為」としての「売春」を商売として認めろとして「デモ」を敢行する国も
あり、そういったところが他の国の批判を上げるのだから、何をかいわんやである。
まぁ、「ほらっ、足元を見てごらん、それがあなたの姿」的、自己批判から出発すれば
まずは、下の人々のドキュメントを撮って、世界に公開することであろう。
【韓国】農林・漁業と同レベルの売買春
03年2月6日18時47分8秒 chosunonline 朝鮮日報 日本版記事
http://www.chosunonline.com/article/20030206000035
海外遠征売春10万人
【韓国】[追跡報告]海外売春女性たち
09年10月25日21時51分 韓国 KBSNEWS 取材ファイル4321 キム・ハクジェ記者
http://news.kbs.co.kr/tvnews/4321/2009/10/1871998.html
【韓国】自発的性売買5000人…米「韓国は性輸出国」
2010年2月23日12時33分38秒 Joins.com 中央日報 日本版記事
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=126510&servcode;400§code;400
韓国売春婦8千人『米国 遠征売春』
06年6月21日14時54分33秒 joins.com 中央日報 日本版記事
朴承煕(パク・スンヒ)記者 パク・ソンウ記者
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=77026&servcode=400§code=400
実際に起こった犯罪事件を追っていっても、上の無理やりとの相違ははなはだしく、
民族的な特徴なら、それを習得して対処せねば、全部が全部「スレイブ」でなく、
「自ら望んで売春する人々」も存在するを認めないと、需要の撲滅には繋がらない。
まぁ日本語なら「人間交差点」とでも訳せばいいのか・・・。
そういえばそんな「漫画」もあった。
たしか矢島正雄のやつだが、ああいった中にも、おやっというものもあるのだから、
以下のような青春ものも、存在してくる。

http://www.youtube.com/watch?v=fc0kPAPNahU
「ヒューマントラフィック」 九十九年公開作
ある年代を切り取れば、そのはちゃめちゃな「明日なき世界」もあり
なだろうか・・・。
って、見る気になれない映画を、ここで批判しても・・・。
いや見てないものをでは、如何ともしがたい。
これはこれで凄い画像だ。
文明の利器は「過酷に扱う」を地でいって余りある。
しかし身震いするような、バイタリティーも同時に感じる。
負の意識でなく、こういった画像のような本音で物事を図れば、
何よりだと思う。
「売春」であっても「職業」として誇りを持つなら「道徳」よりは、
生き抜く力と動物の本能への理解の融合と捉えられれば、
へんな思惑も排除されるだろう・・・。
そこに無理やりな少女のいけにえでない、望む人たちをあてがえば・・・。
需要と供給に犯罪行為規定、人間のいやオスの本能的バイタリティー
に「お灸を据えるなら、去勢が一番」である。
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- Amazon.co.jp といったところで、またのお越しを・・・。