おふざけ、悪い冗談?劣化リメイク「ランド・オブ・ロスト」 | 流浪の民の囁き

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映画を通した過去・現在・未来について、なぐり書き

ご冗談をといいたくなるものは多々あれど、それが報道となるとほとほと呆れると

共に、憤りやマスコミのズレ過ぎた感覚に反吐が出てきてしまう。

それが海外となると余計に、あちらも日本と同様に「劣化著しい」が見て取れ、

どこにいても「メディア」の体たらくは同じであるを思い知らされる。

そんな感想が漏れるのが、下の記事である。


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米誌タイムは29日、2010年の「世界で最も影響力のある100人」を発表、
日本人では「リーダー」部門で鳩山由紀夫首相が選ばれた。
タイムは鳩山氏を選んだ理由を、昨年の総選挙で勝利し政権を取った
民主党の源流をつくり「日本が事実上の一党支配の国から、機能する
民主主義に変わる一助となった」とした。
100人のリストは、4月30日発売のタイム5月10日号に掲載。インターネット
サイトでも見られる。(共同)(2010年4月30日00時09分 スポーツ報知)
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20100430-OHT1T00010.htm


鳩山由紀夫首相は30日夜、米誌タイムで2010年の「世界で最も影響力のある

100人」の6位に選ばれたことについて「政権交代は国民の選択だ。国民の勇気

ある行動が評価につながった。

大変うれしい。日米同盟も含め、しっかりと努力を傾注する」と述べた。

*+*+ 産経ニュース 2010/04/30[21:39:56] +*+*
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100430/plc1004302124013-n1.htm

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どこまで冗談を貫くのか、流石は二百万人の「マスコミ」紛糾デモが繰り広げられる

国のメディアの遅効性で、いまどき悪影響は日本全国津々浦々まで響き渡っている

が、それを念頭にしていないのでは、商品価値がないものとなりそう・・・。

ましてご本人が「ああ、勘違い」のお花畑と来ていては、日本人の劣化も凄まじい。

で、その劣化の著しいものにリメイク作品というものもある。

流石メディアの凋落の激しいアメリカは、映画に仕立てるものの題材に不足すれば

一丁、昔取った杵図化でと、リメイクに励んで帳尻を合わせてくるが、それが前作を

超えていればそれなりの努力も認められるが、完全に前作に後れを取っていては、

おいおいとあきれ返る。

そんなものに「恐竜の島」のリメイクも当然含まれてくる。


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http://www.youtube.com/watch?v=4JvvTbfGpDk

「ランド・オブ・ザ・ロスト」 〇九年公開作


カリブ海クルーズを楽しむ集団が、突然の嵐とその中にあるエアーポケット

にはまり込み、「忘れられた島」へ漂着して・・・。

設定場面を適度に変えては見たものの、出だしからスリルのなさが見ていて

丸分かりになってくると、後は惰性の産物と相成り、グタグタの脚本とどうでも

いいサイドストーリーに、これ見よがしのグラフィツクと役者の演技の稚拙さ

が、折角のグラフィックも台無しにしてしまう。

ストーリーが進むごとに「イラツキ」が沸々と湧いてくる。

まるで「我らがリーダー」の意味不明な言動パターンに対する反応に似てしまう。

そして我慢の先には、「なんなんだ、この映画は!」の、迷走ぶりの現政権と同じ

感想で、正に「見て損した」であった。

折角の空想科学小説も、ここまでしてもらうと「敬意も尊敬」の念も感じずに作る

「愚か者」と罵りたくなる。それがまた現政権に当てはまるから余計だ。



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http://www.youtube.com/watch?v=Ef6v81oxaKE&feature=related

「恐竜の島」 七十五年公開作


この空想科学小説を元にした映画は、程よいあのテイストをほんのり漂わせ

そしてその造形とアイデアに微笑む楽しい空想科学映画。

特撮は年代の壁には勝てないで、それをカパーする役者の熱意の演技と

工夫の創意が、楽しい出し物となっている。

やっぱりこうでなくては、とスルリもテンポの程よい活劇と相成っている。

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画面の構成を考えれば、怪獣ものの映り方には一工夫凝らされる。

今のようにグラフィックが多彩であれば、その苦労もない代わりにとんと

平凡な絵図らとなって、なんら感動しない。

にしても空想科学と銘打ち割には、原始人と恐竜と時間の流れも無視して

そこに現代人が現れてでは、時空のねじれが・・・。

なんてことは考えないところに、空想科学の科学のなさではある。



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http://www.youtube.com/watch?v=IV1XRwYNzhI

「続・恐竜の島」 七十七年公開作


上の続編も取り残された人の救出に向かう人の冒険談であり、

潜水艦の変わりに複葉水陸両用機と、なんともその飛行機も

翼竜に遭遇して、とはらはらどきどきはしないが、こういったものが

画面に出るだけでうれしい者にとっては、いい加減原始人がいかれて

いようが、そんなものはどうでも良くなる。

要するにハマーの素養がたっぷり詰まった映画は、文句なしに楽しい

と、批評はなくなってしまう。


と、それに引き換え、なんと言うことでしょう「世界に影響を与える」で、

日本に悪影響を与える素養の持ち主は、「皮肉って分かるか?」ってな

質問にもウィットでは答えられそうもない。

ユーモのセンスでもお持ちなら、「鳩ぽっぽ」の替え歌にはならなかったか

それを笑って許す度量は、全体主義の民主党にはないものようで・・・。

その余裕のなさが国民から見放される元になったとは、お思いになることは

ない。こういったリメイクみたいな民主党も、前作みたいなテイストを取れれば

それなりにすっとんきょな人は、応援するぞ・・・。

ユーモアもトンチもとにかく理解出来ない民族に応援されても、リメイクと同じで

大コケ間違いなしは確定してしまっている・・・。


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Amazon.co.jp                    といったところで、またのお越しを・・・。