テレビ・コマーシャルでも、見ていてとっても「怪しい」と思えるものは、やはり
胡散臭さと「商品」が合致してしまう。
先日も、頻繁にスポットで流していたものの、その「必死さ」と「キーワード」に
笑いが出るのだが、結構商売になって、そっちに驚く報道・・・。
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農水省「有機」の不正表示で命令 福岡の食品販売会社など
有機栽培の原材料を使っていないのに「Organic」と表示されたアスカコーポ
レーションの健康食品 農林水産省は18日、有機栽培の原材料を使っていな
かったり、少量しか使っていないにもかかわらず、「オーガニック」などと表示し
て健康食品を販売したとして化粧品・食品販売のアスカコーポレーション(福
岡市)など2社に対し、日本農林規格(JAS)法に基づき、表示の除去を命じ
るなどした。同社は問題の商品を全国で約26万人に販売し、約17億円の売
り上げを計上。農水省は有機食品をめぐる同法違反事案では過去最大規模
としている。
命令を受けたのは同社と、商品を製造したジュポンインターナショナル(東京
都大田区)。表示違反の対象となったのは、大麦焙煎飲料「オーガニックヘル
スフードイタリアンオルゾオルガンテ」など計25商品。
「有機食品」と表示する場合、農薬や化学肥料の使用を制限するなど指定さ
れた方法で育てた農畜産物を95%以上使用し、指定機関の認証を受ける必
要がある。
アスカ社は「表示ルールを十分把握していなかった」と説明している。
(初版:12月18日19時1分)
http://www.chugoku-np.co.jp/NewsPack/CN2009121801000845_Economics.html
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「自信があるから、電話しません」とか、なんとも怪しげな人物が力説する
コマーシャルは当初から「胡散臭さ全開」と見ていたが、それが結構な商売を
していたのには驚きで、やはりテレビの力はいまだ衰えずを図らずも教えてくれ
る。にしても、「二度あることは三度ある」やら、「今度こそは・・・」とでも購買者は
考えたのか・・・。
もっとも後で「騙された」は、衆議院選挙もその口だから、日本人は騙され易い
のかもしれない。
と、その一人の日本人であるこちらも、また見終わった後、配給会社「騙された」
となるのだから、上の会社に騙された人を貶せはしないが・・・。
配給会社の「悪知恵」は、まず邦題の付け方と「ジャケット写真」のやり方にあり
そして「売り文句」を真に受ければ・・・。
最近騙された数点を、晒して見たい。
http://www.youtube.com/watch?v=sVvsf4HpILI
「デッドマンソルジャーズ」 〇六年製作
ゾンビものと戦争をつなげた「ナチス・ドイツ」で、ジャケットからは
空想戦争アクションを想起させてくれる。
「きっと、ヒットラーの命令で、補充する兵隊を科学の進んだドイツ
らしく、死者を再製して無敵の兵隊を作り出し、アナザー・ワールド」
を作るべく・・・。
で、出てくる人々は少数で一人の兵士が・・・。
廃工場跡地での「すさまじいくしょぼい戦闘」そして最後は自己犠牲で
壮大な計画は闇に葬られる。
というか、同好会の「サバイバル・ゲーム」にカメラが入り、それを丹念
に取り続けても、もう少しましな映画に仕上がるかもと、思える出来・・・。
それでも、まだ下のものに比べたら、なんぼかまし・・・。
「地球に襲来する日」 〇六年製作
こちらは同好会から一段下がった「学芸会」の映像。
題名はもちろん「あやかり組もの。
それでも人数は相当に出ている。
原題は「オーブ」で、確かに球体が人間の中に入り込み
次々と殺人を繰り返す・・・。
って、書いていて「腹が立ってくる」凄まじいまでのセリフ
の「大根」に、あっけに取られる。
イラつくこと請け合いの「忍耐強要」映画。
作ったのは高校の「映画研究会」ではないのか。
それを邦題が、さも「騙されるのが悪い」あるいは「うっかり
題名だけで借りてくれればめっけもの」的、購買価格と経費
が出れば御の字・・・。
http://www.youtube.com/watch?v=uUJ0sXpdqy4
「デイ・アナザー・トッモロー」 〇八年製作
邦題が完全な「あやかり商法」で、ジャケット写真と実際は
たったの五人だけの「パニック」映画とは思えない。
その根性には、脈々と「見世物小屋」のインチキ臭さが受け
つがれている。
こちらも「イラつく」という平穏な暮らしに飽きている人にうっ
てつけの映画で、ラストは大概の人に予想がつくハッピー
エンドで、たった五人の生存が、字幕で「長たっらしく警告」
を出しているのには、製作者の神経を疑はざる得ない。
どだいダムを壊したくらいで、世界平和が訪れるはずもなく
まして家庭円満が地球危機を救えるはずもない。
こういった作品を作る動機に、見ていて思いは飛ぶ。
カメラマンは言われたとおり「いやいや撮り」、大根は自分が
大根と分からず、演技を自己陶酔しながら演じる・・・。
監督は脚本が頭になく、その場で変えてしまう・・・。
危機感まるでなしの「家族の痴話げんか」が延々と続き、
その間、マグマはおとなしく時を待つ・・・。
おお、都合が都合を呼び、緊迫感を取り去っていく・・・。
その代わり、見ている人に「眠り」を与えてくれる。
クラシック音楽のよさは「眠りを誘う旋律にある」と昔聞いたこ
とがあるが、イラつき、そして眠気を誘うとは、一粒で二度おい
しい類のスーパーヒット商品・・・。な、訳ないが・・・。
退屈しすぎて、怒る気力を失った人には、その苛立ちを高めて
くれる効能のある映画・・・。
画面になんども「突っ込み」を入れるうちに、眠くなる。
「幸せな時間の浪費」、考え方を転換すると配給会社は、
セラピストかも・・・。 そんなことはありっこないけど・・・。
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- Amazon.co.jp といったところで、またのお越しを・・・。