脇役の存在感 中丸忠雄氏 死去 | 流浪の民の囁き

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映画を通した過去・現在・未来について、なぐり書き

がたいの良さと、メリハリのあるや大きい顔にはインパクトがあり、
ちょい役でもその存在感があって、ちょい出でても「また出ている」と
その映画の印象に残る・・・。ってな、脇役の人も多い。
あの大木実もそうだったが、この中丸忠雄も東宝の特撮ものや戦記物
にその存在の印象が残っている。その中丸忠雄氏が亡くなった。

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中丸忠雄氏死去 俳優
 中丸 忠雄氏(なかまる・ただお=俳優)23日午後4時12分、
胸部動脈りゅう破裂のため東京都文京区の病院で死去、76歳。東京
都出身。葬儀・告別式は近親者で済ませた。お別れの会は6月13日
午前11時30分から東京都千代田区内幸町1の1の1、帝国ホテル
東京で。喪主は国際政治評論家の妻薫(かおる)さん。 55年、東
宝に入り、映画「独立愚連隊」などに出演。テレビドラマや舞台でも
活躍した。

http://www.gifu-np.co.jp/news/zenkoku/obituaries/CN20090428010012652303341.shtml
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キャラクター的にいえば、この東宝作品の不気味さも忘れがたい。

流浪の民の囁き-densou
「電送人間」 六十年公開作

傷痍軍人の少し世の中に恨みを持った人を、その大きな顔を歪ませると不気味
となって、インパクトはとてもあった。


流浪の民の囁き-太平洋

http://www.youtube.com/watch?v=envbgERK75g&feature=related
「太平洋の翼」  六十三年公開作

こちらはオールスター・キャストだけに、ちょい役であるが特攻兵を良く演じていた。
もっとも注意深く見ていないと、他のインパクトのある人で印象が・・・。
って、これも特捜ものが良くっててのがあるから、人よりは「紫電改」のプラモデル
がそりゃ主役ではあるが・・・。


流浪の民の囁き-キスカ
「太平洋 奇跡の作戦 キスカ」 六十五年公開作

これまでよりはそのガタイの良さと大きな顔が買われたのか、作戦参謀役で凛々しい
軍人さんを演じていた。

流浪の民の囁き-奇巌城
「奇巌城の冒険」 六十六年公開作

この映画はリアル・タイムで見た。
その頃は太宰治の「走れメロス」も知らなかったので、三船敏郎との友情物語に幼い
心には、良く響いた。人質となって友の帰りを待ちわびる。
主演の三船の悪戦苦闘ぶりや、じっと待つ中丸の表情と約束の時、ボロボロになって
現われる三船に、ほらほらしてそしてハッピー・エンドなのだが、その男同士の友情
を試す物語ってのが、なんとも気持ちを熱くしてくれた・・・。
まぁ、三船の悪戦苦闘とか、そして舞台設定が「敦煌」にしては、なんだか違和感有
りまくりとか、修行僧がこんなかいってのもあるのだが、それらをうっちゃっても、
楽しめたものだ・・・。

http://www.youtube.com/watch?v=WkXlEBZoNTE
「キーハンター」 
このテレビ・ドラマでも、落ち着き払った大きい顔で・・・。

http://www.youtube.com/watch?v=yFa89laScuc
「今夜は最高」八十五年放送
こんな「お茶目」な面は、このエントリーを書くについて検索するのまで知らなかった。
にしても、奥さんは色々と有名なお方で、何よりすこしネジが・・・。
夫婦生活はどうだったんだろう、このタモリとのはじけぶりからは、なんとも楽しそう
だが・・・。まぁ、夫婦の詮索は置いておいて、ご冥福を祈ります・・・。

この最後の「奇巌城の冒険」、舞台は中国の「敦煌」、シルクロードやら「天竺」やら
仏教・西洋文明との合流点なのだが、そこを少し行けば「東トルキスタン」である。
で、そこの記事があったので・・・、というか、こちらを伝えたくてだと、中丸氏に
対して無礼であるが、現実にチベットとか、この東トルキスタンも一応、中共中国の領土
ではあるのだが・・・。

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・中国が新疆ウイグル自治区で実施した核実験による被害で同自治区のウイグル人
ら19万人が急死したほか、急性の放射線障害など甚大な影響を受けた被害者は1
29万人に達するとの調査結果が札幌医科大学の高田純教授(核防護学)によって
まとめられた。被害はシルクロード周辺を訪れた日本人観光客27万人にも及んで
いる恐れがある。月刊「正論」6月号掲載の「中国共産党が放置するシルクロード
核ハザードの恐怖」と題する論文で明らかにした。高田教授は2002年8月以降、
中国の核実験に伴う影響を調査した。高田教授によると、中国の核実験は1996
年までに爆発回数で46回。爆発威力や放射線量、気象データや人口密度などをも
とに被害を推定した。爆発では楼蘭遺跡の近くで実施された3回のメガトン級の核
爆発で高エネルギーのガンマ線やベータ線、アルファ線などを放射する「核の砂」
が大量に発生した。上空に舞い、風下に流れた「核の砂」は東京都の136倍に相
当する広範囲に降り、その影響で周辺に居住するウイグル人らの急性死亡は19万
人にのぼる。甚大な健康被害を伴う急性症は129万人のうち、死産や奇形などの
胎児への影響が3万5000人以上、白血病が3700人以上、甲状腺がんは1万
3000人以上に達するという。中国の核実験は、核防護策がずさんで、被災した
ウイグル人に対する十分な医療的なケアも施されておらず、129万人のうち多く
が死亡したとみられる。広島に投下された原爆被害の4倍を超える規模という。
高田教授は「他の地域でこれまで起きた核災害の研究結果と現実の被害はほぼ合致
している。今回もほぼ実態を反映していると考えており、人道的にもこれほどひど
い例はない。中国政府の情報の隠蔽も加え国家犯罪にほかならない」と批判している。
また、1964年から1996年までの間に、シルクロードを訪問した日本人27万
人の中には核爆発地点のごく近くや「核の砂」の汚染地域に足を踏み入れた恐れがあ
り、こうした日本人への影響調査が必要と指摘している。(一部略)
 http://sankei.jp.msn.com/world/china/090430/chn0904301904007-n1.htm
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中国の核実験場・・・、人権意識のない国での核実験、アメリカでも「アトミック・カフェ」
で分かるように、被爆にたいして無知であれば、その後は日本の被爆者同様の悲惨さ・・・。
今でも苦しんでいる人がいる現実もあり・・・。


「東トルキスタン 中国共産党の弾圧」

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Amazon.co.jp         といったところで、またのお越しを・・・。