大人の御伽噺「バロン」 | 流浪の民の囁き

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映画を通した過去・現在・未来について、なぐり書き

時には「御伽噺」的お話しも、耳に心地良く聞こえ映像は目にも優しいとなるものだが

それが「宇宙人」の御仁の頭脳では「友愛」という言葉で、さも妄想でなくそこにある現実

という認識を感じさせるこれまでの発言に輪をかけたものが、記事になっていて「こりゃ、

駄目だ」と、外交に「妄想する友愛」を思い描いて、出来そうもない約束として「言質」を

取られて帰って来る・・・。

それがファンタジィーであるなら、ケタケタ笑いながら「また言ってら・・・」で済むが・・・。


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鳩山代表、韓国大統領と初会談 “友愛外交”どこまで

6月6日8時0分配信 産経新聞

 【ソウル5日=水沼啓子】民主党の鳩山由紀夫代表は5日、韓国の李明博(イミョンバク)
大統領とソウル市内の青瓦台(大統領官邸)で会談した。代表就任後初の訪問先を韓国
にすることでアジア重視の「友愛外交」をアピールし、「次期首相候補」として、米国重視の
麻生太郎首相との違いを印象づける狙いがある。だが、在日外国人の地方参政権付与問
題や歴史認識などで不安を浮き立たせたともいえる。
「考え方がかなり近いことを互いに確かめ合えた。私たちが政権を担う時は新しい日韓関係
ができることを強く感じた会談だった」
会談後、ソウル市内のホテルで記者会見した鳩山氏は自信にあふれていた。
それほど李大統領は鳩山氏を丁重にもてなした。2人だけの会談が35分間に及んだことは、
李大統領が政権交代に現実味を感じている証左だといえる。
北朝鮮問題では、鳩山氏は「日韓両国は直接的な脅威にさらされている」と指摘。李大統領
は「日米韓がしっかり協力すれば、中国もその方向に動くだろう」と同調した。
だが、鳩山氏の外交デビューに民主党は内心ヒヤヒヤだったようだ。特に安全保障面で相手
国に下手に言質を取られると政権交代後に混乱を招きかねない。随行団に前原誠司副代表
ら外交・安保通をずらりと揃えたのは、そんな懸念のあらわれといえる。
地方参政権問題でも側近は鳩山氏に「衆院選で保守票が逃げるので触れないでほしい」とク
ギを刺したが、危うい場面もあった。
李大統領は「鳩山代表は日韓関係や在日韓国人問題で進んだ認識を持っている」とほめると、
鳩山氏は直接的な表現は避けたが、「おかげで多くの民団(在日本大韓民国民団)の方々の
支持をいただいている」と応じた。民団がかねて要望してきた参政権付与に踏み込んだと受け
取られてもおかしくない。
会談で鳩山氏は「一部に過去の侵略行為や植民地化を美化する風潮もあるが、私たちはその
ような立場をとらない。私たちは過去の歴史を直視する勇気を持っている」と表明。李大統領は
「(日韓協力は)歴史問題に縛られ大きな力を発揮できない面がある。日本が歴史問題で大き
な決断をすれば、韓国民は未来に向かって大きく踏み出す準備ができている」と絶賛した。
政権交代後の日韓関係が透けてみえるようだ

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夢のある「法螺吹き」ならそれもいいものがあるが、結局相手にやり込められて臍を噛む
といった「妄想」で友愛を語るファンタジィー頭も、映画のあるいは童話の「法螺吹き男爵」
みたいに、問題を解決してしまうなら、これは感激出来るが・・・。
「友愛」という名の「貢ぎ物」では、バロン男爵でも「渇」を入れそう・・・。


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http://www.youtube.com/watch?v=-DdfWyWIFqM&feature=related

「バロン」 八十九年公開作


当時、数多の国に蹂躙されていたドイツは、このような「妄想」を抱き、

「法螺吹き男爵」を作り出し、苦しむ人々を救う活躍を見せる。

勿論、ファンタジィーだから、それこそどこにでも行け、スーパーマン

的不死身さを身につけているし、男爵の部下もそれぞれに一芸に秀で

ていて、大活躍を果たす・・・。



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テリー・ギリアムが監督をすると、どんどん予算をつぎ込む豪華な

ものとなって行くのか、この映画も特撮としてもなかなかに見ごたえがある。

何より、ファンタジィーに欠かせない「すっとボケ」な連中のそのキャラクター

が際立ち、普通なら奇異に感じる人を、映像とキャラクターで納得させてしまう。

中でも、お茶目で気の強い少女の配役は、この映画に光った存在となる。

そしてバロンを演じる役者の、そのキャラクターも際立っているから、造形が

相当におかしな人々も、受け入れてしまう。

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画像のような「女王様」に、月の王様、それが下半身が嫌いで首だけ

で登場、その単純明快な理由とか、ファンタジィーという映像に隠されている

人への皮肉」を面白おかしく映像化して、屈託のない笑いにしてくれる。

もっとも金のかかったものでも、どこかスピードのなさに退屈する場面も時たま

あり、中だるみは否めない。

それでも監督の意図するファンタジィーの「空想世界」は、夢が詰り苦境のドイツ

を男爵以下の大活躍でトルコから救ってしまう・・・。

ただこの映画、ラストシーンの想定が固まらぬうちに始まったかのような終り方

には「違和感」有り余り、「何だよ」といった見終わった後に不満が漏れる。

それだからか、どうも「見てすぐ忘れる」類いの印象が否めない。

そして上の報道記事と被るのは、その「印象の薄い空想する友愛」とも被ってくる。

ファンタジィーの世界なら、なんでも可能だろうが・・・。

まぁ、日本国民が「ファンタジィー宇宙人」を過半数が支持するなら、これはもう

諦めざる得ないし、「嘆き暮らす」世界が待ち構えているか・・・。

こんな時は「他人のせい」を最大限利用した「うつ病」発症か、アルツハイマーで

世の中が見えなければ、もっとも幸いかも・・・。

     ( 病状のことを揶揄している訳ではありませんので、そこのとこ宜しく )




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Amazon.co.jp といったところで、またのお越しを・・・。