一人の女の子を巡って、やたらめったら大の大人が逝かれていく・・・。
ロリータ・コンプレックスが強い欧米の際どさを、ブラック・コメディー風に
仕上げて、出ている俳優の豪華さで、その「お遊び」に託けたロリータ
賛歌が、この映画「キャンディ」である。
http://www.youtube.com/watch?v=ZQvM54hE7p8&feature=related
「キャンディ」 リバイバル日本語予告編
三十年の時を越えて、再び上映される映画というのも珍しいが、それだけ
今では作れない映画だというものなのだろう・・・。
作品の出来はどうでも、揃わない俳優達ってのが貴重。
http://www.youtube.com/watch?v=4f0ABWiUUAw&NR=1
「キャンディ」 オープニング
主演の「キャンディ・クリスチャン」を演じるのが、エバァ・オーリンという初々しい
十八歳のスウェーデンの女優・・・。
現代の「可愛い」という言葉に相応しい容姿と、首から下は成熟しつつある女性と
あちらのロリータ趣味の男を満足させるにたる女優として、この映画は脚本にあった
配役だった・・・。
もっとも脚本が、数多の名のある俳優を出演させたのか、はたまたギャラにあったのか
そこらは定かではないが、各俳優が存分に「遊んでいる」雰囲気は、一面こんなものは
「お付き合い」の延長・・・、とも考えられる「御馬鹿」を演じている・・・。
http://www.youtube.com/watch?v=XghPOP2b9mw&feature=player_embedded
「キャンディ」 六十八年公開作予告編
あちらでのロリータとは、即物的に性の対象としての存在・・・。
それらが社会的位置や博識とかに関係なく、一目この主人公を見た時
それぞれがとたんに逝かれて・・・。
まぁ、堅物ほど下半身はゆるいは、いつの時代にも囁かれるところたが、
こうやって「逝かれていく」様が、脚本家にはおかしかったのだろう・・・。
程度問題もあるが、それを延々続けていては「厭きる」し、それ程の魅力
とは失礼ながら考えづらい・・・。
スウェーデンといえば、もっとモロな映画のクリスチナ・リンドバークの幼い
顔と裏腹の肉体の方が・・・。
これも一種のブラック・コメディとして、それなりに評価出来るが、ただロリータ
に対しての見方に付いては、少々乱暴で「天然ボケ」の受ける現代では、より
ファンが増えそうだが、ただ性の対象としての存在というより、「アイドル」という
飾り物としての存在・・・。ここらにあちらと日本の受け止め方の違いを見る。
二次元アイドルに熱を上げるファンが増えて、あちらの人の中にも増えてくる
現象は、性に対する希薄な精神性と、シンボルとしてのアイドルの捉え方。
だからあの時代、サイケだなんだと「いい訳」を付け加えるが、性に対する欲望
は衰えていない証左として、この映画に踊る人々を見ていると、「時代は変わって
欲望を表現するのに、それが笑われる時代」と、病んで行ってる世相も、この映画
から窺い知れる・・・。
もっともロリータに関しては、この映画の捉え方でなく、今の「臆病さ」の方が可笑し
いし、何とも人間らしい・・・、人の欲望を笑いにかえるのもいいが、そこに程度問題の
ロリータを絡めると「変態」的性格が・・・。
まぁ、「変態」が「妄想」をして作り出した映画は、お笑いでした・・・。
という締めが感想・・・。の映画。
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- Amazon.co.jp 更新を怠っていたら、いつの間に月末になっていた、とほほ・・・。
- といったところで、またのお越しを・・・。