日本最大の暴力組織「山口組」、神戸の地域組織でしかなかった組を、日本最大の
暴力組織に作り上げていった三代目の幼少から、組の若頭に上り詰めるまでを描い
たのが、この「山口組三代目」である。
http://jp.youtube.com/watch?v=v4p4Hm6iqzQ&feature=related
「山口組三代目」 七十三年公開作
暴力訴えるやり方が、今では「テロ」としてマスコミでは持て囃されているらしく、
連日テロ、テロといまだに犯行の動気が分からぬまま、「年金テロ」が席巻して
いるが、下手すれば「義憤に駆られた犯行」となっていくと、暴力による社会正
義として認知してしまう人まで出てきそうで、ニュース・バラエティーは、報道を
控えた方がいいと思うが・・・。
で、昨日の「仁義の墓場」の破天荒の死に様とは違って、勿論生き方としては、
この一匹狼的生き様は、何らの思惑もなく自分の意思のみの「因果応報」だが、
こちらの映画は意図してでなくどんどん上に上り詰め、最終的にはその世界で
全国制覇を果たす原動力となった人物の自伝の映画。
そんなところから、色濃く出ている任侠なのだが、やはり戦前と戦後の教育変化
も、暴力を描いているものでも、やはり義理・人情の濃さに際立った違いが出て
いる。この三代目に上り詰めるまでの出来事、また内部紛争、左翼的に言えば
内ゲバでの殺生にも、主演が主演だけに、もろ仁侠映画になってしまっている。
ここらは美化しすぎだとは思うが、この後戦争終了からの神戸での三国人に対
する憤懣からの「自警団」結成に至る思いには、暴力組織の徐々に変容してい
く姿が映し出されている。もっともこの映画ではなく続編だが・・・。
http://autorozoro.jugem.jp/?eid=6
「アウトロー、地道行雄」
こういった一地方の暴力組織がのし上がるには、その人のカリスマ性だけでなく、
影に支える人の存在もある。その一人のものが上のリンクしたもの。
組織の肥大化はいつしか、その理念は薄らいでいき・・・。
これは何も暴力組織だけでなく、組織の中の人の軋轢によって変容は仕方ない
が、この組織もいつかは瓦解する運命にはあるだろう。
それでも終戦の混乱の中、暴れ回る三国人に対して日本人を守ろうとした心意気
は評価されていい、と、思う。
http://f41.aaa.livedoor.jp/~didisama/sangokuzin.htm
「三国人の不法行為」
終戦から続く、三国人の不法行為を暴いているサイトのもの。
暴力組織としてつとに有名になった巨大組織だが、あの阪神淡路大震災の時は、
炊き出しを行なったりと、自分達も住民である意識はあるのだ。
もっとも今では国籍もどうでもよく、経済ヤクザとしてその根をどんな業種にも張り
巡らせ、搾取にのみ特化しているようで、大正生まれの先人には、とても受け入れ
られないものになってしまった・・・。
- 明治侠客伝 三代目襲名
- ¥4,252 同じ三代目でも、明治時代の物の方が・・・。
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