IN THE BEGINNING 二題 | 流浪の民の囁き

流浪の民の囁き

映画を通した過去・現在・未来について、なぐり書き

「十戒」を書いていて、旧約聖書とくれば、どうしてこの「天地創造」を思い出す。

神話の世界を映像にすると、絵空事となるがそれはそれでいいのではないか

「タイムマシン」でもない限り、リアルにその時代を体験できるものでもない。

だったら絵空事に付き合うのも、また映画の楽しみ・・・。



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http://www.youtube.com/watch?v=krLB35Aqk98

「天地創造」 六十六年公開作


http://www.youtube.com/watch?v=fyEiDSjft7Y

「天地創造・ノアの箱舟」

監督はジョン・ヒューストンで、ここではノアを熱演しているが、

それぞれがオムニバスで、旧約聖書の要約を映像化は、見ていて

面白いものだ。

何しろ「イン・ザ・ビギニング」のくだりが、理屈抜きでいい。

戒めの天の怒りという、目に見えぬ神の存在を信じるか、信じないかは

あなた次第・・・。



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http://www.youtube.com/watch?v=K2t4aogM2Dc

「日本誕生」 五十九年公開作

こちらは「古事記」「日本書紀」からのものを一本の映画とした。

「天地を創造してしまう神」からすれば、ぐっとスケールは小さくなるが

こちらも神話の世界は面白い。

大和尊のヤマタノオロチ退治は、東宝特撮の腕の見せ所だし、神の怒り

の地割れもなかなかに面白い・・・。

で、歴史研究をしている人にとっては、異論反論となるものでも、こういった

解釈もあってしかるべき程度の寛容の精神で見れば、苦難の行程が苦労

の先にある歓喜となれば、それで良し・・・。

もっとも今では、日本でのこういった作品は、なかなか出て来る雰囲気は

なくなったように思うが・・・。


日本誕生
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              今回は短く、といったところで、またのお越しを・・・。