史上最低映画の巨匠 エド・ウッド | 流浪の民の囁き

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映画を通した過去・現在・未来について、なぐり書き

エド・ウッド この映画好きの少年が、たまたま映画監督となりそれなりの

半生を映画にしたのが、エド・ウッドを敬愛するティム・バートン監督作品

九十四年公開ジョニー・デップ主演の「エド・ウッド」である。




ed wood001
「怪物の花嫁」の一場面

http://www.youtube.com/watch?v=51U0f4VKXIg

「エド・ウッド」ジョニー・デップ主演の九十四年公開作

ここではエド・ウッド作品の場面を忠実に再現している。

そして女装趣味のエドを、これまたデップが忠実に演じ

映画では女装もしている。


http://www.youtube.com/watch?v=rArEhhmt0us&mode=related&search=Psychotronic%20Cult%20Edward%20Ed%20Wood%20Jr.%20Conrad%20Brooks%20Ted%20Mikels%20Incredibly%20Strange%20alcoholic%20short%20Carradine%20Booze%20Whores

「怪物の花嫁」こちらは実際の作品


http://www.youtube.com/watch?v=Gqjh5vg6Vqk&mode=related&search=ed%20wood%20jr%20funny%20mrdreams%20abstract%20weird%20spoof%20bela%20lugosi%20best%20cut%20up%20video%20bizarre%20bride%20of%20the%20monster%20classic%20edit

「プランナイン、フロム・アウター・スペース」こちらも実際の作品


http://www.youtube.com/watch?v=OcfqKE-eLlc

「死霊の盆踊り」エド・ウッド脚本参加作品

この映画、ホラーとお色気を合体させたのだが、そこはエド、どちらも中途半端

というより、一日で撮りあがる格安さを狙って、墓場でゾンビらしき者達が踊るだけ

のお馬鹿映画、そこに「レッド・ツッエペリン」のユー・ショック・ミーをバック・ミュー

ジックにつけている。するとどうだ、映像まで生き生きしてくる・・・。

な訳なく、苦痛を我慢し通り越すと快楽への道程でもあるかのように、笑いが起こ

る、忍耐が必要な映画は必要なのか、いや見たくない人は見なければいいだけの

話だから、あってもなくてもいい、すると書いているこちらもお馬鹿?、になるなぁ。


http://www.youtube.com/watch?v=289FiBbHb-M

こちらローリング・ストーンズ「チャイルド・オブ・ムーン」のプロモーション・ビデオ

だが作風がエド、エドにストーンズが頼んだのか売り込んだのか、エド風な仕上

がりに、にんまりしてしまう。


http://www.youtube.com/watch?v=TzmjwILXn0M

こちらお馬鹿映画の後輩七十八年公開「アタック・ザ・キラー・トマト」

エドに劣らず、発想が凄い、トマトが人間を襲う、圧倒的数のトマトに人間は窮地

に追い詰められる。しかしトマトの弱点を発見し、それによってもとの平穏な日々

を人々は取り戻すことになる。

大げさな前振りヒッチコックの「鳥」を引き合いに出し、あれより恐怖があるとか、

見終わった後、笑うか怒るかのどちらかが観客に求められる金を払って、拷問を

受けている印象の、究極のお馬鹿映画なのだが、カルト達には絶大な人気があり

似通った作品が、恐ろしく投稿されている。

エドが作った「お馬鹿」映画ジャンル、着実に浸透しエド・フィルム・フェステバルが

毎年開かれるまでになった。

偉大な「史上最低映画」製作者も、鼻高々だろう。


             お馬鹿映画をこよなく愛する人達に、お馬鹿が書きました。

                                     またのお越しを・・・。