理由なき反抗から進まぬ哀しき青春「アウトサイダー」 | 流浪の民の囁き

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映画を通した過去・現在・未来について、なぐり書き

ジェームス・ディーン主演の「理由なき反抗」という若者の苦悩と衝動行為は

時を経ても一向に収まることなく、その時代時代でやはり同じような内容で

製作される、その一本をフランシス・フォード・コッポラが撮ったのが、この

「アウトサイダー」である。


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http://www.youtube.com/watch?v=qz0bC2p7th0&mode=related&search =

これもダイアン・レインが出ているからってのがあるんだが、役が固定する

ようなもので、若者の苦悩と不満から暴走するお決まりの若気のいたり。

まぁ青春映画の定番で、若手のイケメンを揃え、共感を持てるキャラクター

を作り出せば、それなりに客は入るものだ。

ただ特筆するのは、小さな仲間。、「理由なき反抗」にも登場するが、気の弱

い優しい男を見ると、そしてそれを庇う男の友情にはほろりとさせられる。

この映画の場面にニルソンの「ウィズ・アウト・ユー」をバックにさせた動画が

あったのだけど、今は消されていたが、場面的にもっとも映像に合っていた

音楽であった。ウィズ・アウト・ユーは男女のお話だが、男のそれも若い時の

絆は「お前なしでは・・」的思いがあり、それがとても効果的だと思う・・・。

感傷的な失っていく時間ってのは、愛しいものかも・・・。


                        てなことで、またのお越しを・・・。