懐古主義にノスタルジィーを感じるのは洋の東西を問わず | 流浪の民の囁き

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映画を通した過去・現在・未来について、なぐり書き


前のエントリーで「グローイング・アップ」を記事にしたが、その元に、いやパクられた

映画が「アメリカン・グラフティ」である。

ジョージ・ルーカス、リチャード・ドレフィスという監督、主演者がブレイクした作品でもある。




http://www.youtube.com/watch?v=h32Kdrh0Z48

「六十二年、あなたは何をしていましたか?」のキャッチ・コピーももろ

見て貰いたい年代をターゲットして大ヒットしたが、確かに同時代を歩

んだ人は、出てくる映像に「懐かしさと愛しさを」感じるだろう。

大学進学でその土地を離れる一学生の感慨と仲間との交流、ルーカ

スの生きた青春はこうだった、で、あなたは?、と問い掛ける。

売れない前の俳優が多数出演し、あの頃の思い出が甦る・・・。

日本でいえば「センチメンタル通り」に郷愁を甦らせる人も、こちらだけ

でなくいると思うが、森田童子の歌ですが・・、知らないか・・・。

http://www.youtube.com/watch?v=psk_oWHwi_c

アメリカン・グラフティのトリビュート

投稿者は「親父の時代」とか書いているから、その息子が

制作したスライドなのだろうと思うが、歌がいい

「ブッカT&MG’S」 グリーン・オニオン




http://www.youtube.com/watch?v=u46jF6Int8E&mode=related&search =

こちらは日本の、高度成長期の東京、昭和三十三年、あの「東京タワー」が

シンボライズされて、当時の人間模様を活写した。

もともとは西岸良平のほのぼの漫画、アニメよりこちらの実写版の方が、

より人間の哀愁が色濃く出ていたように思う。


http://www.youtube.com/watch?v=99fWx5q2qTw&mode=related&search =

好評につきの続編である。の予告編

「日本アカデミー作品賞」をあの反日映画と争い、獲得している。

テレビ放映された賞の模様に、「パッチギ」が自分では相当自信があるような

顔で座っていた監督のしょんぼり加減は、笑えた。

あんなどうでもいい映画で賞を貰えると思っている神経が、何とも哀れでもあ

るが・・。ただ手厳しくしないと理解しない人っているから・・・。


http://www.youtube.com/watch?v=1Vj6-zj3KM8&mode=related&search =

アニメ「三丁目の夕日」西岸良平の画が何ともほのぼのしている。


とアメリカと日本の「ノスタルジィー」映画を並べてみた。

片や若者の大人への一歩を踏み出す刹那の苦悩や焦りが、振り返った時に

時間の経過が「美しい思い出」片や焼け野原から「なにくそ」とがむしゃらに

生きた街と人々の暮らし振りを振り返る時「思い出は美しく」人々の心の中に

咲いている。

過ごした時間は、それがいかに懸命であっても、あるいは怠惰であっても、

取り戻せないもどかしさに、人は、それぞれに心にセピア色の「美しい思い出」

を描いている。

秋の夕暮れ、「三丁目の夕日」はどんな時代でも、美しい風景として残っている。


            と、ノスタルジックに綴ってみた。 またのお越しを・・・。