怪奇現象を広めた「ポルター・ガイスト」 | 流浪の民の囁き

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映画を通した過去・現在・未来について、なぐり書き

ホテルという建物自体が狂気に包まれて・・、「シャイニング」で思い出した

出来事が一般家庭の中で起こる怪奇現象、それがどんどんエスカレートしていき

ラストでは「家」を捨てて逃げ去る・・。八十二年公開の「ポルター・ガイスト」である。




http://www.youtube.com/watch?v=f6HKYWzAXHg

ホラー映画というより、特殊撮影の見事さばかりが目立つ

スピルバーグの映画、これと奇妙な宇宙人が子供達と友情を

暖める「ET」が大体同時期に公開されている。

で、こちらの「ポルター・ガイスト」は、流石のカメラワークで怖さ

でなく、サスペンス物みたいな趣きで、スピード感溢れる展開に

「悪霊」の凄まじさが膨らんでいく。

だが、さんざ「悪霊」に悩まされ逃げ惑い、恐怖を募らせる家族が

命からがらその新興住宅地から高台の丘に逃れ、一安心と共に

そこが以前の墓地を埋め立て住宅を作ったので「悪霊」って、恐ろ

しくずっこけたラストだった。


http://www.youtube.com/watch?v=BYwGLcdmsQM

パート2

好評を博した映画の続編、「悪霊」が正体を表しって、もうどこぞの

ホラー並にレベルを下げた作品に仕上がり・・・。

http://www.youtube.com/watch?v=GePhVF19o0M&mode=related&search =

パート3

「エクソシスト」でもそうだが、純真な子供が被害にあうという点は、見ている

人に訴えかけるものがあるが、この映画にまつわる不吉な出来事が、より映

画の出来より話題になって、人を映画館に足を運ばせた原動力・・・。


七十五年公開の「ジョーズ」もそうだが、スピルバーグの作品は結局、一作目

を越える続編はない。

映像の良さとスピード感、脚本が少々ダサくても最後まで突っ走るのは楽に見

られる点は評価出来るものではある。


               といったところでこの辺で、またのお越しを・・・。