ゴシック・ホラーの旗手、ハマー・フィルム | 流浪の民の囁き

流浪の民の囁き

映画を通した過去・現在・未来について、なぐり書き

恐怖映画と呼ばれて親しまれた映画に、イギリスのハマー・プロダクション制作の

映画が多数あった。

伝奇小説やスリラー小説などからの主人公を据えて、低予算でこじんまりと作る

その作風は、B級映画ないしホラー映画の老舗として今でも名が知られている。

その中でもっとも有名になったのは、「ドラキュラ伯爵」ものであろう。


dra001

http://www.youtube.com/watch?v=SdNfl6RHh2g

この「ドラキュラ」伯爵とヘイシング教授の壮絶な死闘が

評判を呼び・・。

クリフトファー・リー、ピーター・カッシングというスターを

輩出した作品。


http://www.youtube.com/watch?v=KYb2AY7rd3c

で「ドラキュラ」といえば、ラスト・シーンの死に方に工夫が

凝らされ、毎回死に方に変化がある。

この映像では「太陽」の光と「十字架」において死に至らしめ

られるのだが、如何せん低予算は「アラ」が散見でき、今では

笑いが起こる壮絶な?、死に様である。


http://www.youtube.com/watch?v=07BOpFwMUPY

こちら主役のドラキュラが違っている六十年公開作品。

もっともその分の予算を、決まって犠牲になる妙齢の美女に

回した?みたいに次々襲われ「吸血鬼」になり・・・。


http://www.youtube.com/watch?v=pzt_81HonXM&mode=related&search =

でこちらの最後も、月夜の下で十字架の影によって・・・。


http://www.youtube.com/watch?v=BecT8EwZ9ag&mode=related&search =

「ドラキュラ」の定説になった目を合わせると抵抗できなくなり、言いなりに

襲われる美女の設定は、この頃からホラーには多少の色気が必要不可欠

なのを思い知らされると共に、美女が襲われる設定は儚さと憤りを見ている

人に植え付け、画面に引きずり込む。

にしても、犠牲になる美女達に共通するのは、グラマーな肢体でネグリジェ

姿って、あちらでは定番なのか・・・。

ここらに当時、ホラー作品が受けた要因もありそうだ。


このハマー・プロダクション、ホラー物だけでなく制作しているのだが、弱小

制作プロは、失敗が出来ないから二匹目のドジョウ並に次々ホラー作品を

制作発表していった。

次回は、「ドラキュラ」以外の作品を、紙面に書きたいと思います。


                    でことでこの辺で、またのお越しを・・・。