八十二年公開の映画で、主役はリチャード・ギア、崩れ行く精神の荒廃を
自ら食い止めるべく陸軍士官学校に入隊する主人公が経験する過酷な訓
練と甘き出会い、で同期の中には落伍するものも、訓練に耐え晴れて卒
業時に、知り合った娘を迎えに行く、正義感もまっとうな精神も持ち合わせた
男の成長と愛情物語・・・。
http://www.youtube.com/watch?v=bviO2SM5H7k
この映画の主題歌が素晴らしい、ジョー・コッカーと
ジェニファ・ウォーンズのデュエットなのだが、しばら
く名を聞かなかったタイル工のコッカーの歌声を聞け
ただけでも、この映画は良かった・・・。
まぁ苦労話の後のハッピー・エンドの陸軍奨励の映画
とも解釈されるが、この軍事訓練する黒人がいい、物
凄い罵声を浴びせ、精神を鍛えなおす。
ついていけない者も出るが、教育方針を改めることはない。
そこにはいざ戦場での心構えを訓練する自覚が根付いてい
て、精神的・肉体的に追い詰められた時、人間の経験が生死
を分けるを知っているから・・・。
で、卒業時の陸軍階級の逆転の時の、敬礼の仕方にほろりと
来る。いくら教練を教え込んだ生徒であっても、その時から上
官になってしまう理不尽さ・・・。
で、意気揚揚と歩み出す主人公達、恋人も迎え入れ万万歳
のエンディング・・・、で映画は終わるわけだが現実は続く・・。
http://www.youtube.com/watch?v=BTARCwd-egE&mode=related&search =
「bring our troops home」歌と共に流れるスライドは、兵士達の心の叫び
まるでベトナムの再現の「イラク」、あの過酷な訓練を経て派遣された兵
士は、この現実をどう思うのだろう・・・。
この曲も、しっとりした重みのあるいい曲だ。ただ私は知らないのだが・・・。
主人公を演じたリチャード・ギアは「ジェノサイト・オリンピック・北京」を
ボイコットを呼びかけている。
たとえ映画の役とはいえ、陸軍士官生から見た「中共・中国」の残虐非道
ぶりは、声を上げずにいられなかったものなのだろう・・・。
小さな声で叫ぼう「北京オリンピック」反対・・・。
といったところでこの辺で、またのお越しを・・・。