暑い最中は、やはり肝を冷やす「恐怖」を手軽に味わえる映画を見るのも、
一考か・・。けだし「悪魔」が良く出てくるのだが、実体のないものまたは、
人間自体が「悪魔」となり、ではなく観客が便利な「悪魔」に同調し、非道な
行為をそれに転嫁させる。そんな人はいないあるいは「信仰」こそ・・・。
とまぁ、こじつけてもと思うが、映像はショツキングな場面をこれでもかと続け
救いのないさまを観客に見せる。不快指数百パーセント、その代わり背筋の
寒さも百パーセントと、「見なければ良かった・・」の感想も聞かれる・・・。
http://www.youtube.com/watch?v=jGdbbVcKJlc&mode=related&search =
七十三年公開の「エクシスト」いたいけな少女が「悪魔」に身体をのっとられ
それを救おうと「悪魔払い」の牧師が奮闘する物語。
おどろおどろした顔に変形し、「悪魔」は醜いを画面で説明し、邪悪な精神を
糾弾する「キリスト教」を範とするものだが、時折ありえねぇが飛び出し、しかし
当時は衝撃的で、背筋は凍った。
そしてやはり耳から入る音楽も、マイク・オールドフィールドで良かったか・・、
視覚・聴覚を刺激しまくる、で見終わった後「見なけりゃ、良かった・・」で落ち着く
もっとも日本の怪談と違って、後々までというより夜、寝る時までは引きずらない
その点が、どこか絵空事の「恐怖」ではあった・・・。
http://www.youtube.com/watch?v=wvQOgdMarB0
こちら「悪魔のいけにえ」という、それこそ日本語もおどろおどろ
した題名だが、こちらは実際にあった事件の再現でもある。
であるが、より残酷描写を激しくしてるから、見ていて吐きそうになる。
原題の「テキサス・チェンソー」が示すように、犯行の道具はチェンソー、
木材を切る時の道具で人間を切り刻み・・、と不快指数、恐怖体験、
吐き気百パーセントのグロテスクホラーの代表格である。
こちらは七十四年公開作品で、監督は「トビー・フーパー」でこれがデビュー
作品だってんだから、相当な神経をしている。で好評を得て第二弾も出た。
でこちらの作品は、見終わった後「吐き気をもよおし、つくづく後悔した。
そのくせ、当時オールナイト上映の土曜日には、のこのこ出かけるのであった。
もっともホラーでは、「十三日の金曜日」という、怖さの壷があり、笑えるものも
あって、笑いながら映画館を出たものもある。
しかしこのニ作品とも、やはりオールナイトでの鑑賞は、「見なけりゃ、良かった」
が映画館を出て、頭に浮かんだ作品だ。
この他では「死霊のはらわた」って、実際に飲んでからだったので、あげてしまった
なんてのもあったりして・・・。夏の夜はあげるのを覚悟で見てみるのも一考か・・。
もっとも私は、ごめんだが・・・。
といったところで、この辺で・・、またのお越しを・・・。