大英帝国統治時代の香港が舞台の悲恋 「慕情」 | 流浪の民の囁き

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映画を通した過去・現在・未来について、なぐり書き

香港を舞台とした1955年という恋愛ものの古い映画。

第二次大戦が終わり、中国内戦、国民党軍と共産党軍の

戦争状態の時期、イキリス統治が決まった「香港」で、出会う

アメリカの男とイギリス・中国混血の女が悲恋・・・。


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http://www.youtube.com/watch?v=KFsBP1TKfaI

映画「慕情」のオープニング、流れている曲は「トライ・ツゥー・リメンバー」

http://www.youtube.com/watch?v=PjnO7Myka44&mode=related&search =

こちら「慕情」のテーマソングで、映像は「ハリー・ポッター」

男はウィリアム・ホールデン、女はジェファー・ジョーンズ

新聞記者と看護婦の出会いから、従軍記者の不慮の事故死でこの恋が

突如として終わってしまう。

思い出の丘に佇むチャイナ・ドレス姿のジェファー・ジョーンズの哀しむに

沈む姿は、恋愛ものの古典として、印象に残るシーンとなった。

そしてここでも、バックに流れる主題歌がより一層、悲恋の印象を刻み、

観客の心に沁みこませる。

って、五十年前の映画の感想では、「生きてねぇよ、いや、生まれてねぇ」

となってしまうが、今は便利な世の中、見たければ安価で購入が可能だ。

恋愛ものの王道、どちらかが死亡することでその恋が終わるってのは、

とても普遍な物語として、これ以後も続々と作品が作られていく。

それにしてもこの邦題を考えた人、日本語の美しい響きが良く分かって

いらっしゃる。「恋には色々なことが・・」が「慕情」の二文字ですべてを

語っている。昔は優れた映画マンがいたんだなぁ・・・。

まぁ、この後も、そんな中、印象に残る作品をまた書きたいと思います。


                  ということでこの辺で、またのお越しを・・・。