【映画評】エスパレイザー | じゃんご ~許されざるおっさんの戯言ブログ~

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このブログは、田舎で暮らすおっさんの独り言を日々書き綴っています。ブログタイトルの「じゃんご」とは秋田弁で「田舎」のことで、偶然にもマカロニウエスタンの主人公の名前でもあります。何となく付けてみました。お時間があれば、広い心で御覧になってください。

どうも。トランプ大統領にひっついているイーロン・マスクのように、自分らもおこぼれをもらおうとトランプ大統領に近寄るIT企業社長たちを見ていると、「あいつらも大したことないな」と軽蔑しますね。

 

それはさておき、映画の感想文を書きます。今回は『エスパレイザー』です。

 

宇宙線発生装置の事故により大量に宇宙線を浴びたためにエスパ―以上のエスパ―「エスパレイザー」となった三人の若者、南郷・上郷・三宅。上郷はエアロゾルαという超兵器で人類滅亡を図るが、南郷はエスパレイザースーツの超能力でこれを阻止しようとする。地球滅亡をかけた壮絶な戦いがはじまった!(DVDの商品説明文より引用)。1983年公開作品。監督は河崎実で、出演は南郷勇一(河崎実)、望月清秀、袴田久登、斎藤太嘉男、小林玲子、アダム・カウフマン、石坂浩二。

 

“バカ映画の巨匠”河崎実がアマチュア時代に監督した自主SF映画です。8ミリ撮影されたものがデジタル化され、現代に復活しました。

 

バカ映画ばかり撮る現代の姿と異なり、河崎は真面目なスタンスで本作に取り組んでいます。現代から見ればチープな特撮でも押し切っていく勢いがあります。

 

その情熱は石坂浩二を動かしました。『ウルトラマン』でナレーターを務めた石坂が、本作でもナレーターを務めています。プロの有名俳優がアマチュアの自主映画に出演するのは稀なことです。

 

金銭的制約のある自主映画らしい粗削りな部分があることは否めません。しかし河崎がやりたいことは、しっかりと伝わってくるのです。

 

★★☆☆☆(2025年1月21日(火)インターネット配信動画で鑑賞)

 

 

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