どうも。輸出企業は円安で儲かっていると言っても、輸入する原材料価格も円安で高騰しているので、意外と儲かっていないのかもしれません。
それはさておき、映画の感想文を書きます。今回は『キャビン 不気味な小屋』です。
小説家が妻を連れて山奥にある親族の小屋を訪ねると、叔父の遺した日記を発見する。その日記には叔父に降りかかった呪いが綴られていた。2017年製作のアメリカ映画で、日本劇場未公開作品。監督と出演はジョセフ・アンダーソンで、出演はジェイコブ・クリッケンバーガー、ヴァネッサ・クチャ、ケイト・ブライアント、アマンダ・ミラー。
叔父と甥の呪われた一族について描かれたホラー映画ですが、怖くないという欠陥商品です。ホラー映画には血まみれグロ描写、突然大きな音を立てて驚かす演出、Jホラーが得意とする陰鬱ムード作りなど怖がらせテクニックが多々あります。しかし本作には、その何れもありません。
主人公は小説家のサムですが、ストーリーの大部分が叔父サミュエルのエピソードで占められています。そのサミュエルのエピソードのうち、呪いが原因となる部分は少ないです。サミュエルに降りかかる災難は、彼のアルコール依存症が原因でしょう。単なる自業自得です。
邦題の「キャビン」が意味不明です。キャビン=小屋が呪われているとは言えないからです。原題は「THE GRAVE CALLER」で、小屋は関係ありません。日本の配給会社が、やらかしたようです。
登場する女性キャラクターの胸の谷間で、作品のダメさを誤魔化そうとする小賢しい手口は通用しません。控えめに言って駄作なのです。
★☆☆☆☆(2024年4月16日(火)インターネット配信動画で鑑賞)
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