どうも。インボイス制度導入でアニメーターが多く失業すれば、日本製アニメの作画は今より更に中国や韓国への依存が進みます。それで作ったアニメを「クールジャパン」と言って海外に紹介するのは詐欺ではありませんか。
それはさておき、映画の感想文を書きます。今回は『ブードゥーマン』です。
リチャード博士は若く美しい女性を捕まえ、亡くなった妻に彼女たちのエッセンスを注入していた。だが、妻と完全に一致する女性は未だに見つからない。ニコラスとトビーは博士の手伝いをしていたが…(KINENOTEより引用)。1944年製作のアメリカ映画で、日本劇場未公開作品。監督はウィリアム・ボーダインで、出演はベラ・ルゴシ、ジョン・キャラダイン、ジョージ・ザッコ、ワンダ・マッケイ、ルイーズ・カリー、テリー・ウォーカー、メアリー・カリー。
ジョージ・A・ロメロ監督の『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド』以前のゾンビ映画です。本作のゾンビは凶暴ではなく、グロテスクでもありません。
リチャード博士役のベラ・ルゴシは『魔人ドラキュラ』で怪奇映画のスター俳優になりました。しかし本作のようなB級怪奇映画を経て、晩年はエド・ウッド監督の最低映画に行き着きます。
博士を手伝うトビー役のジョン・キャラダインは、『キル・ビル Vol.2』でビル役を演じたデヴィッド・キャラダインの父親です。背が高い細身の風貌は親子でそっくりです。
ツッコミどころが多いのは、約1時間という上映時間にまとめるためでしょう。B級映画だと割り切って観れば、怒る気にはなりません。
博士は科学者でありながらブードゥー教の儀式で亡き妻を生き返らせようとします。これは、医師でありながら心霊主義に傾倒した推理作家コナン・ドイルという実例があるので、全くの荒唐無稽であるとは言えないのです。
★★☆☆☆(2023年9月9日(土)インターネット配信動画で鑑賞)
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