マーヴェル・シネマティック・ユニヴァース完成へ | じゃんご ~許されざるおっさんの戯言ブログ~

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このブログは、田舎で暮らすおっさんの独り言を日々書き綴っています。ブログタイトルの「じゃんご」とは秋田弁で「田舎」のことで、偶然にもマカロニウエスタンの主人公の名前でもあります。何となく付けてみました。お時間があれば、広い心で御覧になってください。

フォックス事業買収=7.4兆円で合意―米ディズニー

 
【ニューヨーク時事】米メディア・娯楽大手ウォルト・ディズニーは14日、同業の21世紀フォックスの映画事業などを負債を含めて661億ドル(約74400億円)で買収することで合意したと発表した。
 
人気映画「アバター」やアニメ「シンプソンズ」など、フォックスが持つ豊富なコンテンツを傘下に収め、2018年以降に開始予定のインターネット動画配信サービスを強化する。
 
ディズニーが買収するのは、フォックスの映画・テレビ制作部門のほか、娯楽関連のCATV網や米国外の放送局。フォックスはニュースを中心とした放送事業などに経営資源を集中させる。ディズニーのアイガー最高経営責任者(CEO)は今回の買収について「消費者の間で良質で多様な娯楽を望む声が高まっていることを踏まえた」と説明した。
 
買収による株式の取得額は524億ドル。ディズニーはフォックスの抱える137億ドルの負債も引き受ける。
 
米国では若者を中心に割高なCATVを解約し、ネットフリックス、アマゾン・ドット・コムなどによる動画配信サービスに乗り換える動きが加速している。CATV事業の低迷に苦しむディズニーも8月、自前の動画配信を始めると発表。今回、フォックスが持つネット動画配信大手Hulu(フールー)の株式も取得する。
 
 
【ここから私の意見】
 
他社を買収することにより、エンターテインメントの巨大帝国化するディズニーです。本日(12月15日)から日本劇場公開されている『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』を製作しているルーカス・フィルムも、2012年からディズニー傘下にあります。
 
今回、ディズニーがフォックスの映画事業を買収することは、マーヴェル・シネマティック・ユニヴァース(以下「MCU」)が完成に近づくという、アメリカン・コミック好きにとっては大きなニュースになります。MCUとは、マーヴェル・スタジオが製作する映画のヒーローたちが同一の世界に住んでいるという考え方です。映画の原作となる漫画を出版しているマーヴェル・コミックでは、マーヴェル・ユニヴァースとして既にある世界観です。日本に置き換えれば、集英社の週刊少年ジャンプのキャラクターたちが、一つの作品で共演することと同じです。『ドラゴンボール』の孫悟空と『ONE PIECE』のルフィが同じ漫画で共闘したら、読者は胸がワックワクするでしょう。
 
マーヴェル・スタジオは2009年にディズニーに買収されてから、このMCUを構築するため、各作品のストーリーをリンクさせ、『アベンジャーズ』という形で成功させました。その後、新作もリンクさせることでMCUは、より拡大していきますが、権利が他社に属するヒーローについては存在しないことになっているので、未完成状態が続いています。
 
ソニー・ピクチャーズが権利を持っていたスパイダーマン』シリーズについては、同社とのパートナーシップ締結により『スパイダーマン:ホームカミング』でMCU入りが実現しました(その前の『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』で初登場)。
 
そして、20世紀フォックスが権利を持っているX-MEN』シリーズについては、MCUとリンクしない世界を舞台にしてきましたが、今回の買収により同一の世界に住むことが可能になるでしょう。そのうち、アイアンマンやキャプテン・アメリカと、ウルヴァリンやデッドプールが一堂に会する画が見られるかもしれません(しかし、下ネタ&毒舌キャラのデッドプールは、ディズニーとしてOKなのかという疑問はありますけどね)。
 
マーヴェル公式サイトはこちら(URLに「disney」の文字がありますね)
 
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