萩原健一のマーロン・ブランド化 | じゃんご ~許されざるおっさんの戯言ブログ~

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このブログは、田舎で暮らすおっさんの独り言を日々書き綴っています。ブログタイトルの「じゃんご」とは秋田弁で「田舎」のことで、偶然にもマカロニウエスタンの主人公の名前でもあります。何となく付けてみました。お時間があれば、広い心で御覧になってください。

某大物俳優、連ドラ現場で若手イジメ降板…薬物・恐喝未遂で逮捕歴、撮影休止で多額損失

 
「僕の役者生命はもう終わりです。もう死んでしまいたい」
 
なんとも穏やかでないのは、俳優・内田朝陽の言葉だ。内田は1月10日からスタートしたNHK・プレミアムドラマ『鴨川食堂』に、当初レギュラー出演が決まっていた。しかし撮影がスタートすると、共演者のショーケンこと萩原健一にいびり抜かれ、降板させられる羽目になった。そこで冒頭の発言を、親しい人間に漏らしていたという。
 
『鴨川食堂』は、11年ぶりに萩原がテレビドラマに復帰するということで話題になっている。ストーリーは京都の小さな食堂を舞台に、萩原演じる料理人の父と、忽那汐里演じる看板娘が、お客の望む料理を提供して生きる勇気を与えるというヒューマンもの。父娘を支える2人の常連客(岩下志麻、吉沢悠)がレギュラーで、毎回違うゲストが出演するといった構成になっている。現在、吉沢が演じている寿司職人役だが、当初は内田の役柄だったという。
 
「ショーケンは共演者の好き嫌いが激しく、特に若手の俳優には難癖をつけるのが常です。183cmの長身でイケメンの内田に目をつけ、何かにつけて徹底的にいびった。『あいつ、なんだか独り言言ってて気持ち悪いんだよ』と、演技指導以外のことまで文句を言い始めた。プロデューサーにまで『こいつ、使えないから換えたほうがいい』と提言したのです」(芸能界関係者)
 
今回のドラマのチーフ演出には、大河ドラマでも実績のあるNHKを退職したA氏が入っているが、A氏は萩原と長年にわたり親交が深く、長い間くすぶっている萩原を今回起用したという。
 
「そういう経緯もあって、ショーケンはワガママ放題。京都弁のセリフがなかなかうまく話せないいら立ちもあって、内田をターゲットにいじめ抜いていました。挙げ句の果ては『こいつ(内田)を使うなら俺は休む』と、現場に姿を見せず撮影が2カ月ほどストップしてしまったんです。本人は移住先のシンガポールに戻って、のうのうと過ごしていたようです」(同)
 
1月10日のドラマスタート時には、全8話すべて撮り終わっている予定だったのが、12月末の時点で3話のみ。撮影は京都の太秦撮影所を押さえていたが期限切れになってしまい、急きょ東京での撮影に切り替えた。内田はやむなく降板させられ、吉沢がピンチヒッターに入ることになった。それで萩原を納得させ、撮影再開になったという。
 
「一時はお蔵入りで2億円の損失が出るといわれていましたが、放映できてよかった。2億円まではいかないと思いますが、撮影所に穴を空けた分と都内で延長された制作費、加えてスタッフや出演者のスケジュール調整などもあり損害は莫大です。ショーケンはいい役者でしたが、やはり起用するには危険すぎた」(別の芸能界関係者)
 
●過去にもトラブル
 
萩原といえば、2004年に出演料をめぐってプロデューサーに恐喝電話をかけ、製作側から恐喝未遂容疑で告訴された。また過去にも違法薬物問題での逮捕歴やスタッフへの暴行事件等もあり、キャスティングに危険な人物として挙げられている。今回のドラマも俳優として昔ほどのカリスマ性はなく、賞味期限切れといった感がある。「料理人なのに無精髭が汚らしい」「しょぼくれてオーラがまったくない」「ドラマを見たが、つまらなくて15分で消した」と手厳しい評価も多数ある。
 
昨年12月18日に行われた完成試写会・記者会見で萩原は、「久しぶりのテレビドラマで、現場で得た十分な手応えを映像でも確認できた。レギュラーやゲストの方々と現場でやってきた成果が出ている」とコメントを発表した。しかし裏では、親子ほど年の離れた後輩の俳優生命を奪いかねないいじめをしたり、現場を乱すトラブルメーカーであることは変わっていないようだ。
(文=編集部)
 
【ここから私の意見】
 
萩原のわがままで、ドラマがお蔵入りして2億円の損失になるかもしれなかったので、制作側は「神様お願い」という心境だったことでしょう。
 
ここ数年の萩原は仕事らしい仕事をしていないような気がします。テレビドラマは今回の『鴨川食堂』が11年ぶりで、映画は『TAJOMARU』から7年も出演していません。本人が仕事を選び過ぎているのか、周囲が一緒に仕事をしたくないのかのどちらか、あるいは両方でしょう。
 
『TAJOMARU』では、萩原が足利義政役を演じています。室町幕府第8代将軍で、大物権力者という役どころです。萩原はスキンヘッドにして義政役に臨んでいます。仏教に関心が深い萩原は、わざわざ瀬戸内寂聴に剃髪してもらったそうです。しかし、義政が出家したのは将軍職を退いてからなので、史実に沿えば変な設定ということになります。スキンヘッドは萩原の役作りのためと言えるでしょう。
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スキンヘッドの大物権力者役と言えば、『地獄の黙示録』でマーロン・ブランドが演じたカーツ大佐を思い出しました。ベトナム戦争時、ジャングルの奥地に独立王国を築いた、元グリーンベレー隊長という役どころです。撮影時、ブランドは極度に肥満体型だったので、物語設定の一部を変更したそうです。役作りのために役者が体型を変えるのではなく、役者の体型に合わせて役を変えるという、逆「デ・ニーロ・アプローチ」が行われました。また、ブランドは他の役者や脚本に難癖を付けることが多く、撮影が難航していた現場に更なるトラブルを起こし、フランシス・フォード・コッポラ監督が心労で倒れるという事態にまで至りました。
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現場でトラブルを起こす大物俳優という点で、萩原健一のマーロン・ブランド化が進行しています。ブランドは『地獄の黙示録』以後、大規模作品に出演することなく、仕事自体も激減しています。萩原も同じ道を歩むのでしょうか。そうなったら、本当に「愚か者」です。
 
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