フジテレビ・亀山社長「低視聴率は震災がきっかけ」に「違うだろ」の嵐! 真の理由は、積み重ねた「採用方式」か
フジテレビの亀山千広社長が27日、定例社長会見に出席。記者から開局以来初めて営業利益が赤字となり、低視聴率のきっかけとなった要因を問われ、亀山社長は「3月11日ではないかなと思います。やっぱり、今までの押し出してきたワクワク感だったり、ドキドキ感だったり、少し浮き世離れしたお祭り感がどこかで絵空事に見えてしまうようになったのかなと思います」と回答し、東日本大震災がフジ凋落の根本にあるのでは、との見解を示した。
亀山社長は「すべてが震災ではないと思う」とし、視聴者ニーズをつかめていないとも語ったものの、ネット上ではすでに大バッシングの嵐だ。「何から何まで間違っている」「勘違いだろ」「翻訳すると『私は悪くない』」と、社長の発言を完全な責任転嫁と捉える声で溢れた。
「実際は、単におもしろい番組が作れていないというだけなんですがね。震災というデリケートな事象を理由に挙げたのは、非常にナンセンス。ネットには他にも『韓流ゴリ押しのせい』とか『現実を受け止めていない』とか、あきれ返るようなコメントだらけ。フジの“ラスボス”である日枝久会長もふくめ、上層部が責任を世間のせいにするようでは、当分復活はないでしょうね」(記者)
テレビ局といえば、ずいぶんと前から「コネ入社」の多さが話題になっており、フジにおいてはそれが根本的な問題なのではという話もある。元アナウンサーなら俳優・竜崎勝の娘である高島彩や、同じく俳優・高橋英樹の娘である高橋真麻。現在もフジのアナといえば元プロ野球選手の田淵幸一の息子・田淵裕章や、俳優・生田斗真の弟の生田竜聖など。裏方スタッフにも俳優・陣内孝則の息子や、最近では歌手の藤井フミヤの息子が、フジの内定をとって大きく報道されるなどしている。
芸能関係に限らず、有名企業の創業者・役員や政治家の子息・親族も非常に多い。現総理大臣である安倍晋三首相の甥もフジテレビで働いているというのだから驚きだ。
「政治家の息子を雇うことで、恩を着せるという考えがあっても不思議ではありませんし、有名企業の重役の子息を雇えば、CMやスポンサーにもなってくれやすいともいえます。これまでは、こうしたコネクションを作り上げてテレビ局は莫大な収益を維持してきたのですが、肝心の番組コンテンツの質が下落の一途で、単なるコネクションだけではカバーできなくなってきたということでしょう。人脈はあってもクリエイティブ能力がない。それが今のフジテレビの姿です」
これまでの採用で積み重ねた“ツケ”が回ってきた、ただそれだけのことなのかもしれない。一つだけいえるのは、震災という「外部要因」はさして関係ないだろうということだけだ。
転載元:日刊サイゾー
【ここから私の意見】
言うに事欠いて、自分らの無能を東日本大震災のせいにするかね? これが率直な感想です。あの未曾有の大災害の影響を受けていない日本人は皆無です。テレビ界だけでなく、映画界も出版界も音楽界も「ワクワク感だったり、ドキドキ感だったり、少し浮き世離れしたお祭り感がどこかで絵空事に見えてしまうようになった」という問題に直面しました。しかし、それぞれの業界で、その問題を真剣に考え、それを克服するような作品を作り出してきました。フジテレビだけが、そういった作品を作り出せず、低視聴率に悩んでいるのならば、それは作り手側の無能が唯一の原因です。
記事中には、コネ入社の実例が列挙されています。全てのコネ入社が悪いとは言いません。元々素質のある人間がコネで入社したにすぎず、入社後はきちんと実力を発揮し、結果を残すことはあります。TBSの福澤克雄ディレクターは、福沢諭吉の玄孫に当たるので、コネ入社と言われても、おかしくありません。しかし、入社後手がけたドラマは好評で、『半沢直樹』は高視聴率を獲得し、現在放送中の『下町ロケット』も好調です(原作が有名とか、脚本が良いとか、役者が上手とか他の理由もあるでしょうが、それなら他局のドラマはどうなの?という話になります)。フジテレビのコネ入社社員の実力は、現在のフジテレビの苦境で証明されています。
それにしても、「現総理大臣である安倍晋三首相の甥もフジテレビで働いている」という事実には驚きです。そこまで権力に媚を売るかね、マスコミなのに。まあ、自分の甥の働き口だからホームだと、ウキウキ気分で出演したら、「生肉解説」で自分のバカを国民に晒した安倍首相は、もっとビックリしたでしょうね。

「安倍 生肉」で画像検索すると、ザクザク出てきます。
原因を外部に求めず、真剣に自己分析すれば、解決策は見つかるかもしれません。自己分析ができない者に他者分析などできるはずがなく、その程度の人間が主張する言説など信用に値せず、ズルズルと評判を落として、地獄の底に落ちるのは確かです。
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