フジTV今年は戦う!大みそか、10年ぶり格闘技中継
フジテレビの亀山千広社長(59)が23日、都内で定例会見を行い、年末の総合格闘技イベント「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND―PRIX」(12月29・31日、さいたまスーパーアリーナ)を放送すると発表した。2005年の「PRIDE」以来10年ぶりに大みそかに格闘技中継を行うことが濃厚。昨年はアニメ映画「ワンピース」が平均視聴率3・3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と惨敗しており、“お家芸復活”で起死回生を狙う。
フジテレビが10年ぶりの格闘技中継で大みそかの復権を目指す。放送時間は各局が目玉番組を投入する大みそかのゴールデン帯(午後7~10時)となりそうで、亀山社長は「今年は格闘技をやります。肉体のぶつかり合い、躍動感を楽しんでもらいたい」と力を込めた。
元格闘家の高田延彦氏(53)が統括本部長を務める「RIZIN」は、元大関・把瑠都でエストニア出身のカイド・ホーヴェルソン(30)が格闘家デビューすることで注目されるイベント。3年ぶりに現役復帰する元PRIDEヘビー級王者エメリヤーエンコ・ヒョードル(39)や桜庭和志(46)の参戦も決まっている。
各局が火花を散らす大みそか。昨年はNHK紅白歌合戦の前半が35・1%、後半が42・2%と貫禄を見せ、次いで日本テレビの「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」が18・7%で5年連続の民放トップ。一方のフジテレビは「ワンピース」劇場版を再放送したが、大惨敗を喫した。
かつてはTBSが03年の大みそかに「K―1 ダイナマイト!」元横綱・曙VSボブ・サップ戦を中継し、瞬間最高43・0%を記録。「K―1」「PRIDE」の2大イベントを長年中継してきた総合格闘技のパイオニアであるフジも03~05年の大みそかに「PRIDE 男祭り」を放送。05年に民放トップの17・0%を記録したが、ここ数年は低迷していた。
対戦カードが未定のため、稲木甲二専務は「中継かディレー放送かなど決まっていない」としたが、亀山社長は「視聴者を魅了するタイムテーブルを作ってほしい」と希望した。大会と連動した新格闘技番組「FUJIYAMA FIGHT CLUB」(金曜・深夜1時55分)を16日からスタートさせるなど本番に向けた盛り上げ態勢も着々と進めている。
フジテレビが10年ぶりの格闘技中継で大みそかの復権を目指す。放送時間は各局が目玉番組を投入する大みそかのゴールデン帯(午後7~10時)となりそうで、亀山社長は「今年は格闘技をやります。肉体のぶつかり合い、躍動感を楽しんでもらいたい」と力を込めた。
元格闘家の高田延彦氏(53)が統括本部長を務める「RIZIN」は、元大関・把瑠都でエストニア出身のカイド・ホーヴェルソン(30)が格闘家デビューすることで注目されるイベント。3年ぶりに現役復帰する元PRIDEヘビー級王者エメリヤーエンコ・ヒョードル(39)や桜庭和志(46)の参戦も決まっている。
各局が火花を散らす大みそか。昨年はNHK紅白歌合戦の前半が35・1%、後半が42・2%と貫禄を見せ、次いで日本テレビの「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」が18・7%で5年連続の民放トップ。一方のフジテレビは「ワンピース」劇場版を再放送したが、大惨敗を喫した。
かつてはTBSが03年の大みそかに「K―1 ダイナマイト!」元横綱・曙VSボブ・サップ戦を中継し、瞬間最高43・0%を記録。「K―1」「PRIDE」の2大イベントを長年中継してきた総合格闘技のパイオニアであるフジも03~05年の大みそかに「PRIDE 男祭り」を放送。05年に民放トップの17・0%を記録したが、ここ数年は低迷していた。
対戦カードが未定のため、稲木甲二専務は「中継かディレー放送かなど決まっていない」としたが、亀山社長は「視聴者を魅了するタイムテーブルを作ってほしい」と希望した。大会と連動した新格闘技番組「FUJIYAMA FIGHT CLUB」(金曜・深夜1時55分)を16日からスタートさせるなど本番に向けた盛り上げ態勢も着々と進めている。
【ここから私の意見】
男の中の男、出てこいやあ!
そんな雄叫びを上げたくなるようなニュースです。フジテレビが「PRIDE 男祭り」から撤退し、長らくNHK「紅白歌合戦」VS日本テレビ「笑ってはいけない」シリーズが、大晦日の定番になっていました。そこにフジテレビの大晦日格闘技特番復活なのですから、面白くなりました。
大晦日の過ごし方として、どれか一本のテレビ番組を観続けるという習慣はありません。「紅白歌合戦」は注目の歌手しか観たくありませんし、「笑ってはいけない」は録画して年明けにじっくり観ます。そうなると、格闘技中継をベースにして、ザッピングしながら観るのが丁度良いのです。
余談ですが、「紅白歌合戦」はNHKホールを会場にするから、ダサい演出になるので、中継をメインにした方が良いのではないでしょうか。演歌歌手のバックでアイドルグループが踊るという、「紅白歌合戦」ならではの奇妙な光景は、出場歌手を一つの会場に集めることが原因です。歌手のカラーに合わせた会場を中継でつなぎ、NHKホールはキーステーションとして機能させたら、歌手側も視聴者側も最良のパフォーマンスを楽しめると思います。演歌歌手はテレビ東京「年忘れにっぽんの歌」会場からのコラボ中継にすれば良く、ジャニーズ系歌手は東京ドームのカウントダウンコンサートからの中継にすれば良いのです。昨年、サザンオールスターズや福山雅治が、自分たちのコンサート会場からの中継で出演したのを観て、そう思いました。
話を格闘技特番に戻します。かつて栄華を誇り、プロレスを冬の時代に追いやった、総合格闘技「PRIDE」は突然崩壊しました。その原因として、暴力団絡みの利権争いがあったと言われてきました。侠客の血を引き、拳銃不法所持で服役経験がある故・百瀬博教がプロデューサーとして関与していたことが、その噂に信憑性を与えていました。
しかし、真相は違うようです。
「PRIDE終焉の理由は、週刊誌に出たヤクザ絡みのスキャンダルと思われていますが、実際は異なります。UFCが巨大な資金で選手を押さえたため、興行的に立ち行かなくなり、経営権ごと売り渡したというのが真相です」(週刊実話2015年9月10日号『俺たちの熱狂バトルTheヒストリー〈人類60億分の1の最強を決める〉』より引用)。
アメリカの総合格闘技団体「UFC(アルティメット・ファイティング・チャンピオンシップ)」による“兵糧攻め”がPRIDE崩壊の原因だったようです。UFCが高額の契約金でスター選手を押さえたら、PRIDEはそれ以上の金を出して選手を招聘しないと、興行に集客できなくなります。これの積み重ねによって、会社経営が弱体化したようです(PRIDEも国内外の格闘技団体に同じことをして成長したので、因果応報とも言えます)。
しかし、当時の週刊誌はUFCが原因であったとは伝えていません。それが主たる原因とは言えない、暴力団絡みの利権争いで潰れたかのように報じ、ネットを中心としたファン層は、それを信じてきました。PRIDE崩壊後、UFCはスター選手を集め、PPV(ペイ・パー・ビュー)放送によって、日本の格闘技ファンにも攻勢をかけてきました。何か真相を書かせない圧力でもあったのでしょうか。
まあ、アメリカが元凶であるという真相を、近隣にいるものを悪者に仕立て上げることで日本国民を騙し、隠蔽するという手口は、今なおマスコミの常套手段でもありますけど。
とにかくフジテレビが大晦日格闘技特番を成功させるために忠告しておきたいことは、ただ一つです。色々と胡散臭いものを背負った、アントニオ猪木を近づけるな!ということです。
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