またしても百田尚樹ネタ | じゃんご ~許されざるおっさんの戯言ブログ~

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このブログは、田舎で暮らすおっさんの独り言を日々書き綴っています。ブログタイトルの「じゃんご」とは秋田弁で「田舎」のことで、偶然にもマカロニウエスタンの主人公の名前でもあります。何となく付けてみました。お時間があれば、広い心で御覧になってください。

百田尚樹氏、福岡講演の詳報「飲み屋でしゃべっているようなもの」

 
作家の百田尚樹氏は27日、福岡市中央区のホテルニューオータニ博多で講演した。自民党若手議員の勉強会をめぐる騒動に関した主な発言は次の通り。

自民党の若手の議員の勉強会に呼ばれ、30分講演し、30分は質疑応答だった。最初報道陣がいて、その後、報道陣は退出し、一般には公開されない内輪の席での会話です。ただ、声が大きいので(外に)丸聞こえだった。

講演で話したのは、集団的自衛権のこと。この大変な時期に国会議員は責任をもってやってもらわないと困る。行き先を間違うと、20、30年後に大変なことになると。その後いろいろ質問され、マスメディアの話、沖縄の新聞の話が出た。

沖縄の新聞は大嫌いなんです。これは本音。沖縄の2つの新聞にさんざん悪口を書かれているので、個人的な恨みもありますが、それを越えて、沖縄の新聞はだめだと思っている。笑いながら、『あの新聞やっかいや、つぶれてもらわんとな』と。それで話は終わり。その一言を書かれたんです。

その前に重要な話をしている。ある議員から、『偏向報道する新聞社に対して、広告主、スポンサーに圧力をかけ、資金を絶ってこらしめるのはどうか』と聞かれた。私は『それはだめです』と。そんなことしたらだめですと答えた。それは書いてもらえない。おかしいでしょ。百田尚樹言論弾圧と。違うって。そんなことしたらだめやと言っているのは書いてもらえない。ひどいでしょ。

沖縄の2つの新聞が(26日)共同で抗議声明文を出した。朝日新聞が喜んで載せて、人にいわせて書くというきたない新聞なんです。また書かれるかもしれませんね。

テレビとかラジオで不特定多数の人に向けて言うたら、軽口であろうと、冗談であろうと言い訳が通用しないところがある。ところが、内輪の会、私的な会合です。なおかつ、取材はシャットアウトでしゃべってる。飲み屋の席でしゃべっているようなもんです。

さらにひどいのは、普天間基地の話をしたが、今日の沖縄の2つの新聞に、普天間の住民たちを金目当ての住民やと(百田氏が言った、と)書かれている。そんなこと言ってない。

先日、沖縄地裁で判決がでた。住民が騒音がうるさい、精神的に苦痛を被っていると国に補償を求め、お金を払えという判決がでた。すごい騒音で、その苦しみ、精神的苦痛は想像できる。それを理解した上で、私は違和感が残ると。おかしいとはいっていない。

普天間基地というのは街の中に基地がある。でも、もともと街のど真ん中ではない。1970年の写真をみてますと、基地のまわりは全部田んぼ。周辺にほとんど家はない。現在は(周辺に)家が建っている。貧しい経済事業などもあり、米軍基地のそばに行けば仕事があるんじゃないか、生活の術があるんじゃないかと、集まった。米軍に物を売りたいとか。人間は人が集まると、新たなビジネスが生まれる。

そうやって、40年間に家が建った。もともと静かな暮らしの中で、いきなり米軍基地が、という状況とは少し違う、違和感が残ると申し上げた。
 
 
【ここから私の意見】
 
またしても百田尚樹ネタで、長々とした見苦しい言い訳の転載です。
 
百田は自民党若手議員の勉強会で、こう発言したそうです。勉強会の初めに「国民に対するアピールが下手だ。気持ちにいかに訴えるかが大事だ」と。そして、最後に「左翼の扇動に対して立ち向かう言葉とデータをもって対抗しないといけない。」と。
 
勉強会のわずかな時間で、「感情に訴えろ」から「理性的に攻めろ」に戦略変更しています。「酒でも飲んでるのか?」と疑いたくなります。もし飲んでいたなら、確かに「飲み屋の席でしゃべっているようなもんです」。場所を変えて、飲み屋でしゃべればいいのに。
 
もし「国民には感情に訴え、左翼には理性的に攻めろ」という意味ならば、百田は「国民は理性的ではない」と認識しており、国民をバカにしていることになります。そんな人が「探偵!ナイトスクープ」を作ったり、『永遠の0』を書いたりして、国民から利益を得ているのですね。
 
言葉で商売し、大衆に食わせてもらっている作家が、言葉の使い方が下手糞だったり、大衆蔑視の思想を隠し持っているとなれば、これはプロ意識を欠いていると言わざるを得ません。
 
本件における百田の功績は、参加者のテンションを上げて、「マスコミを懲らしめるには、広告料収入がなくなるのが一番。政治家には言えないことで、安倍晋三首相も言えないと思うが、不買運動じゃないが、日本を過つ企業に広告料を支払うなんてとんでもないと、経団連などに働きかけしてほしい」(大西英男衆院議員)、「福岡の日本青年会議所の理事長のときにマスコミをたたいてみた。日本全体でやらないといけないことだが、広告料収入、テレビの提供スポンサーにならないことが一番こたえるということが分かった。経団連も商工会も「子どもたちに悪影響を与えている番組ワースト10」とかを発表して、それに(広告を)出している企業を列挙すればいい。」(井上貴博衆院議員)、「沖縄の特殊なメディア構造をつくってしまったのは、戦後保守の堕落だった。沖縄タイムス、琉球新報の牙城の中で、沖縄世論を正しい方向に持っていくために、どのようなアクションを起こすか。左翼勢力に完全に乗っ取られている現状において、大事な論点だ。何とか知恵をいただきたい。(長尾敬衆院議員)という、民主主義の根幹である言論の自由を理解できないバカな自民党議員がいることを世に晒したことぐらいでしょう。
 
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